野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

糖尿病患者の血糖値管理 下げ過ぎは高齢者にリスク

2017年06月12日 | ブログ

 糖尿病は、血糖が高い状態を放置すると全身の動脈硬化が進み、目や腎臓などに重い合併症が出る恐れがある。だから治療の基本は血糖を下げること。しかし近年、特に高齢者で下げ過ぎのマイナス面が明らかになってきた。専門学会が高齢者向けに柔軟な血糖管理の目標値を発表するなど新しい動きが出ている。 (吉本明美)

 

 血糖の管理には、過去一~二カ月の平均血糖値を反映する「HbA1c」と呼ばれる指標(単位は%)が使われる。一般成人患者が合併症を防ぐには、これを7%未満に抑えるのが望ましいとされている。

 日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会が二〇一六年五月に公表した、六十五歳以上の高齢糖尿病患者の血糖管理目標も、基本は変わらない。だが、例えば七十五歳以上で特定の薬を使用している人の目標値は「8%未満」に緩和。さらに、これよりは下げないという下限値(7%)も設けたのが特徴だ。

 背景には、血糖を下げ過ぎると高齢者にはかえって有害な場合があるとの研究が、内外で増えてきたことがある。

 国内では高齢患者千人余りを〇一年から平均六年追跡した「J-EDIT」研究が有名だ。研究を率いた東京都健康長寿医療センターの荒木厚内科総括部長らがデータを詳細に解析した結果、HbA1cが7~8・4%だと脳卒中の発症は少ないが、それより低くても高くても発症リスクが上がることが示された。7%未満だと重症の低血糖が増えるとの研究もある。

 重症低血糖とは、意識を失うなどの重い症状を伴う低血糖のことだ。「この発作を起こした人は、心筋梗塞やさまざまな病気のリスクが増えることが明らかになってきた」と野田光彦埼玉医大教授(内分泌・糖尿病内科)は解説する。

 特定の薬、例えば「スルホニル尿素(SU)薬」という飲み薬やインスリン注射を使用している高齢者は重症低血糖になりやすいことが分かっており、注意が必要だ。

 国立国際医療研究センター(東京)などの研究班が〇五~一三年の糖尿病患者四千五百人余りの薬を調べたところ、SU薬やインスリンの使用は、若い患者より高齢患者に多いことが分かった。

 分析を担当した虎の門病院(東京)の本田律子健康管理センター医長は「高齢患者は長く患った結果、血糖管理に強力な薬が必要な場合が多い。それを反映しているのでは」と話す。その後新薬が登場し、SU薬の使用は減ってきたとみられるが、厚生労働省の調査でも糖尿病患者に占める高齢者の割合は七割に迫る。注意すべき患者は意外に多い可能性がある。

 一方、長年の努力で血糖を低く抑えてきた高齢患者の中には、目標値の緩和を受け入れにくい人もいるという。「真面目に頑張るタイプの人ほど意識を変えにくい。高齢者は個人差が大きく一律の正解はないが、七十五歳以上でSU薬やインスリンを使っている人は、一度主治医と話し合ってみるとよいのでは」と野田さんは勧める。

 自分の薬がSU薬かどうかは医師や薬剤師に尋ねれば分かる。インターネットでは国立国際医療研究センターのサイト「糖尿病情報センター」(http://dmic.ncgm.go.jp/)なども役に立つ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201706/CK2017060602000190.html

 

75歳以上の糖尿病の高齢者、HbA1cは「8.0」以下で。

全国糖尿病患者。その予備群2050万人。その70%は高齢者。

約1400万人の高齢者の方、目標数値が緩和されてますよ。



他の方は以前のまま(´・ω・`) 差別だ!

 

 


 


 

今朝の血糖値です。136(mg/dl)です。まぁ、こんなもんか(´・ω・`)

 

最近はHbA1cも落ち着いて来て。

もちろん、インスリンと血糖降下剤のお掛けですが。


また更新します。皆様もご自愛ください。


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