あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

写真仲間の訃報(昨日の事)

2018年08月22日 | 日記

 

昨日の朝、家の傍の道に1枚の柿の葉が落ちていた。

あまりに美しいので拾って持ち帰った。

それを写真に撮ったりしながら眺めていたら、写真友達から

電話がかかって来た。

テンション高く電話に出たら「明るい声なので言いにくいけど…」

と前置きして「Iさんが亡くなったのよ」と言った。

突然の事で驚くと共に、命の儚さを感じた。

Iさんは私とほぼ同時期に写真同好会に入った人で私より年下の男性。

写真同好会の日は、大抵、一番後ろの席で私と隣り合わせになる事が

多かった。

穏やかで控えめで実直な感じのする方だった。

体調が良くないことは知っていたが、まさか、こんなに早く亡くなるとは

夢にも思わなかった。

 

夜、通夜に行った。

Iさんが撮った写真と愛用したカメラがお棺の傍に置かれていた。

ああ、もうこのカメラで一緒に写真を撮るようなこともないのだと

命の儚さをしみじみ感じた。

享年65歳とのこと。

8月10日に息苦しさを訴え入院し、わずか10日で亡くなったと

息子さんが悲しみに言葉を詰まらせながら挨拶して下さった。

 

通夜の最中、遺影がずっと私を見ているような気がして

「どうしてだろう」と思ったりした。

そして「遺影は家族に語り掛けたりするような感じのものを

選んでいるのだから誰とでも目が合うようにできているのは当たり前」

と思いかえした。

「でも今まで葬儀に出て、こういうことを思ったことは無かったのに…。」

など思ったりした。

 

通夜が終わってロビーで、写真同好会の先生に会った。

先生が「あの遺影は〇〇さん(私)が撮ったものや」と言った。

驚いた。背景などが消されていたので全く気が付かなかった。

数年前、写真展に展示された自分の写真の前に立ち

「撮ってくれんな」と、普段、控えめなIさんが珍しくそう言った。

あの時、Iさんの前にいたのは私。

なので、遺影が私を見ているような気がしたのか?

 

今夜、月に一度の写真同好会。

もうこの会にIさんが顔を出すことはないのだ。

寂しくなるな。

 

Iさんの、ご冥福を心からお祈りいたします。

 

 

 


アレルギー検査と肺炎球菌予防接種

2018年08月20日 | 日記

最近、朝、目覚めた時、舌が乾燥している感じがする。

これは私の場合、アレルギーの一つの目安。

杉やヒノキの花粉が舞う季節にはこうなる。

鼻がつまって鼻で息がしにくいので、夜間、口で息をしているのだと思う。

ところが昨夜は鼻水で目が覚めた。

風邪をひいているわけでもないのに鼻水が出る。

花粉症がひどい季節にはこういうことがある。

明らかにアレルギー症状。

今頃、いったい何に反応しているのか?

10年くらい前に調べてもらったところ、ブタクサやヨモギなどにも

アレルギー反応が出ていると言われた。

私のアレルギー症状、5月~8月の間は今まで出なかった。

夏場は調子が良かったのに・・・と思ってハッと気が付いた。

もしや羽毛布団が原因???

夏場は羽毛布団をつかわないが、今年は、夜間、急に涼しくなり

もう羽毛布団を使っている。

羽毛布団にアレルギーはないか?

近くの病院へ行って一般的なハウスダスト等の検査に加え、

羽毛の検査もしてもらうことにした。

お医者さんが「羽毛布団という検査項目がない。

どんな羽毛が使われているのでしょうね」と訊くが、

私はこういうことにさっぱり疎い。

検査項目を見せてもらったら「ダチョウの羽毛」「鶏の羽毛」「アヒルの羽毛」

・・・ずらりと並んでいた。

何の羽毛なのか分からないので「ダチョウ」と「アヒル」を適当に選んで

検査してもらうことにした。

取りあえず鼻水をとめるためエピナスチン塩酸塩という薬を貰った。

熱も無く元気なんだけど、昨夜のように鼻水が出たら困る!

効くと良いな。

 

 

病院へ行ったついでに、市役所から通知が来ている「肺炎球菌の予防接種」

ができるかどうか尋ねてみた。

「ワクチンがあるので今日できます」というので注射してもらった。

検査のための採血はちょくちょくしているが、腕に注射をするのは

何十年ぶりだろう?(インフルエンザの予防接種は受けていない)

子どもの頃の予防注射を思い出し、なんか懐かしい気がした。

70歳。節目の年なので市からの補助があり実費は3500円だった。

 

この病院に来るのは本当に久しぶり。

受付で電話番号の確認をされたが、その番号は以前住んでいた家の

電話番号だった。(引っ越して20年以上経っているのに・・・)

 

 


これは一体どうした事か!

2018年08月16日 | 日記

 

体重増加が止まらない。

体重計が壊れているのではないかと疑いたくなるほど。

これは一体どうした事か!?

最高記録を日々更新している。

何とかならないものかと今日は市営体育館へ

トレーニングに行ってみた。

色々な運動器具が並び、指導者もいた。

1時間100円。

ここに通えば少しは体が引き締まるか?

何とかこの辺で体重増加をくい止めなくては。

今までにない太り具合。

体質が変わったのか?

かくなる上はせめて1キロでも落としたい。

数字で言えばたった1キロ。でもそれが難しい。

砂糖袋の1キロ、結構ある。


読書

2018年08月15日 | 日記

 

ミーハーな性格なのでマスコミなどで話題となった本を

読んでみたくなる傾向がある。

なので芥川賞受賞作は大抵買って読んでいる。

今回の受賞作、高橋弘希さんの「送り火」、読んでみた。

文がさすがにとても上手だと思った。

描写が細やかで情景が鮮やかに目に浮かんでくる。

私の場合、読み始めて、なかなか文の中に入り込めない事が多いが

この本は、この先どうなるのかと早い段階で一気に文に引き込まれ、

目が離せなくなった。

しかし、あまりに内容が猟奇的。残虐的。

結末も刺激が強すぎ。

芥川賞受賞作品、1度読んでもよく理解できず

読み直してみる事が多いが

今回のこの「送り火」はあまりにおぞましく、読み直す気に

なれない。

しかし、この作家、描写力がすごい。よくぞ、こんなに

緻密にかけるものだと感心した。

才能のある人であることは間違いないと思う。

ただ受賞作「送り火」に関しては読後感が良くない!

あまりに残虐で刺激が強すぎる!


今日、気が付いた!

2018年08月14日 | 日記

昨日、実家に墓参りに行く途中、何故か「徳尾のばあちゃん」の事が

頭に浮かんだというようなことを書いたが

今日、ハッと気が付いた!

この「徳尾のばあちゃん」は私と血のつながった

まさに曾祖母であることに!

この年になるまで、全くそれに気が付かなかった。(本当に鈍い)

「徳尾」は大野町と言うところにある住所名で

「徳尾のばあちゃん」の家には私より一つ年上の「きよみちゃん」と

いう一人っ子(一人娘)がいた。

なので「きよみちゃんのばあちゃん」という意識があった。

しかし、よく考えてみたら、私の祖母(父の母親)の母親なのだ。

紛れもなく曾祖母だ!

弟や妹は、このことに気が付いていただろうか。

私は今日の今日まで気が付かなかった。

それで昨日しきりにこのばあちゃんの顔が頭に浮かんだのか。

未だその事に気が付いていない私に

その事を伝えたかったのかもしれない。

お盆ゆえに…。

 

祖母は勝気なしっかりした人だったが、この徳尾のばあちゃんは

夫に先立たれ、娘を実家に預けて他家へ嫁いだりし、

苦節を味わった所為もあってか控えめな穏やかな人だった。

内心、「自分のひ孫」と思いながら

わがきょうだいを、

見ていたかもしれない。

かげながら見守ってくれていたかもしれない。

そして鈍い私はこの年になるまで

その事に全く気が付かなかった。

 

(↑米寿のお祝いに作った祖母の短歌集) 

 

よく考えたらすぐ分かりそうなことを、

今日の今日まで気が付かなかった。