あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

読書

2018年08月15日 | 日記

 

ミーハーな性格なのでマスコミなどで話題となった本を

読んでみたくなる傾向がある。

なので芥川賞受賞作は大抵買って読んでいる。

今回の受賞作、高橋弘希さんの「送り火」、読んでみた。

文がさすがにとても上手だと思った。

描写が細やかで情景が鮮やかに目に浮かんでくる。

私の場合、読み始めて、なかなか文の中に入り込めない事が多いが

この本は、この先どうなるのかと早い段階で一気に文に引き込まれ、

目が離せなくなった。

しかし、あまりに内容が猟奇的。残虐的。

結末も刺激が強すぎ。

芥川賞受賞作品、1度読んでもよく理解できず

読み直してみる事が多いが

今回のこの「送り火」はあまりにおぞましく、読み直す気に

なれない。

しかし、この作家、描写力がすごい。よくぞ、こんなに

緻密にかけるものだと感心した。

才能のある人であることは間違いないと思う。

ただ受賞作「送り火」に関しては読後感が良くない!

あまりに残虐で刺激が強すぎる!