海外旅行説明会の広告が今朝の新聞に出ていた。
それを見ながら「あー、もう海外に行くようなこともない」と
独り言を言っていたら
娘が「あれ?今年私とニューヨークに行くんじゃなかったの?」と
割り込んできた。
そう言えばそんな話をしたっけ。
絶対実現させようとまでは思っていない話なので忘れそうになっていた。
かつて世界で一番文明が進んだ街はニューヨークだった。(?)
その最先端の街を一度死ぬ前に観てみたいと思っていた。
しかし、今はそれほど魅力的な所とは思えない。
ただ、以前、娘が住んでいたことがあるので、その街をちょっと観てみたい
という気持ちは少しはある。
「もう旅行に使えるお金も無くなったし・・・」と言うと
「お金が無くても私は大丈夫。お母さん、死んだら、あの世から私を
見守ってくれるんやろ」と娘。
「いいえ。とんでもない。私は死んでもあの世から見守ったりしないよ。
あの世に行っても結構忙しいんよ。あの世で何か楽しい事がないか
探さんといけんから、そんな暇はない」と私。
旅行社の新聞広告から、ついにあの世まで行きついた母娘の会話。
たわいない話。