(↑ Before)
庭仕事が楽しい。
今日は昨日の続き、座敷横の草取り。
草取りをしながら20年くらい前の事を思い出したりした。
隣の市に転勤したての頃、上司(女性)に誘われ毎日二人で草取りをした思い出がある。
上司に「カナを取って来て!」と言われ、最初、『カナ』がどんな物かも知らなかった。
カナを使っての草取りの仕方も分からず、教えてもらったりした。
良い歳をしてそういう事も知らないのかと上司はあきれたかもしれない。
「どうして私が毎日上司と二人で草取りをしなくてはいけないのか・・・」
不平不満を溜めながらの草取りだった。
きっとそういう思いが態度にも出ていたのではないかと思う。
今思えば恥ずかしい。
「上司は自分の評価をあげるために、このように草取りをしているのではなかろうか?それに私が利用されているのか?」
そんなことも思ったりした。
しかし、ある日、上司がそういうタイプの人ではなく尊敬に値する人だと気が付いた。
とても前向きな純粋な方で陰日向なく努力される人だった。
上司の人柄が分かってからの草取りは楽しかった。
今、もう80歳近くになられているだろう。お元気にお過ごしだろうか。
お会いして当時の事を語り合えたらいいな。
そんなことを思いながら草取りをした。
夫が「やればできるじゃないか!」と私の働きぶりを褒めてくれた。
(after)