先日、住民検診の結果通知が来た。
中に精密検査を受けるよう医療機関宛の依頼書が入っていた。
胃部X線検査の欄に「胃体中部後壁ポリープ」と記入されていた。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃癌の原因になり、50歳以上の人の約8割が感染していると言われるヘリコバクターピロリ菌は陰性だった。
しかし、この際、きちんと精密検査を受けておこう!
早速、昨日、大分市内の胃腸専門病院へ行った。ここに来るのは初めて。
予診室に呼ばれて入って行くと80歳くらいの担当者(男性)がいきなり「お元気そうですね~」と言って迎えてくれた。
病院でいきなり「お元気そうですね」の言葉にちょっと戸惑った。今年、これで2度目。
花粉症の薬を近くの病院に貰いに行った時も、いきなり「お元気そうですね~」と言われ、なんと大胆なことをいう医師なのか、病気の人が来るところなのに・・・と思ったりした憶えがある。
問診の結果、エコー検査と胃カメラを受けることになった。
まずエコー検査。薄暗い狭い部屋の壁際のベッドに仰向けに寝かされる。
女性看護師(?)が「お腹が出るよう服をあげてください」というので上着を上の方に手繰り寄せた。
胃の精密検査を受けるのだから胃部が出れば良いかと思ったら、「膀胱まで検査しますので下着も下げてください」と言う。
ぎりぎりのところまで下着を下げる。おー、恥ずかしや。
お腹にバスタオルをかけて、部屋を一段と暗くして「少しお待ちください」と言ってナース(?)は部屋を出て行った。
一人、部屋に残された私は、しばし妄想。韓国ドラマの世界へ・・・。
今、この部屋を出て行ったのは宮殿に仕える女官。
そして、もうすぐ、この部屋に入ってくるのは王様。
私は初めて王様のお手付きを受ける身・・・(?)
果たして王様はどのような方なのか???
良い歳をしたオバサンがこんな妄想をしているとも知らず、のこのこと入ってきたのは男性検査技師。
大きなおなかを見せる羽目になり妄想は吹き飛んだ。
かなり広範囲を丁寧にエコー検査。
「以前、腎嚢胞があると言われたことがあるのですが、どうだったでしょうか?」と尋ねると
「そう言われたことがあるんですね。ちょっとそういう感じがしましたが結果説明の時に聞いて下さい」とのこと。
次に「胃カメラ」。
まず、問診。
その後、胃の中をきれいにする薬(ガスコンドロップ?)を飲む。
衣類は着かえず履物だけ履き替えて胃カメラ室へ。ベッドが20くらいあって、多くの人が左側臥位で寝ていた。
「ちょっと、注射をしますね。」と言われ、左手に静脈注射。
その途端に記憶が消えた。
目が覚めて、ナースを手をあげて呼ぶ。(周囲はみんな眠っている)
「私、もう胃カメラが済んだのでしょうか?それとも今からなのでしょうか?」
「済みましたよ」とのこと。
どのようにして胃カメラを受けたのか?受けたかどうかさえ全く記憶がない。
これほど楽な検査だったのか。
渡された検診結果の用紙。
食道・胃・十二指腸の欄に「異常ありません」と記載されていて、その他の欄に「胃の良性ポリープがありました」と書かれていた。
「以上は簡単な検査結果のご報告です。必ず医師より説明を受けてください」とあったので、もう一度1週間後くらいに医師の説明を聞きに行こうと思っている。
検査前にした注射の影響がしばらく残っていて、お抱え運転手(夫)つきで病院へ来て良かったと思った。
家に帰ってからも、やけに眠くて眠ってばかりいた。