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路は桃源に入りて深くして更に深し♪

『いやおうなしに』を観劇する。

2015-01-28 02:02:27 | お芝居
「現代社会が抱えた闇」の見本市みたいなお芝居でした☆(-∀-)


『いやおうなしに』
2015.1.25@森ノ宮ピロティホール


魅力的なメンツに惹かれて観に行って参りました~♪が。

いやいや、酷かったですね…!いろいろ…もろもろ…!( ̄∀ ̄)

なんかねぇ、「下品」とかっていうんじゃなくてこう、酷いの。もう全体的に悲惨なの。

劇中死人が出なかったのが、不思議なくらいなの。

それでいて笑えちゃうっていうのが、また精神的に来る感じなの。

これ果たして笑っててええのかと、自分のモラルを問い質されてるような気分になるの。

面影ラッキーホールさんの楽曲に沿ったお芝居っていう時点で既に充分予想できたことではあるんですけど、それにしても!

なんともめくるめく心地になるお芝居でしたお。(・∀・)

ちなみに、具体的にどう悲惨かっていうのはちょっとここで書くのはばかられるので、↓の面影さんの楽曲を参照してください。(注:ヘビィです)



面影さんの楽曲は、どれも昭和歌謡風味溢れるキャッチーでメロディアスな秀逸楽曲ばっかなんやけど、何せ歌詞が重くてようヘビロテせぇへん。。。

『ゴムまり』とかもう。。。(´Д`;)


要は登場人物がね、ことごとくドヨーンな人生背負ってる人達ばっかやったんですけど。

それが不思議とみんな何やらこう、得体の知れない生命力みたいなものを持ってるんですよねぇ。

登場人物の誰もが、さんざ悩んだり苦しんだりあがいたりしながらも、決して生きることを諦めない。

もちろん、彼らのような生きザマを全面的に支持肯定することは到底できないんですが。

いわゆる「どん底」でしか生きられないってタイプの人が、きっとこの世の中にはいて。

そういう人達にとっては、そこに吹き溜まることがある種の安定だったり平穏だったりするのかなぁと思ったりしました。

だからこそ、誰にも救いのないラストがなぜか希望を感じさせるものになっていたのかなと。

皆が皆、救われたいのだと思ったら間違いなのかもしれません。(いやもちろん救われたい人が大多数やと思いますが)


そんなブラック人生讃歌悲喜劇を面白おかしく観せてくれたのが、豪華キャストの皆さん☆

や~久しぶりに、新太兄やんの歌がっつり聴けて嬉しかった♪♪

かっくいかったわ~~~☆☆

やってる役、最悪でしたけどね。絶対無理やわあんな人。


聖子さんもいっぱい歌ってはって耳福☆

ほんま上手いよねぇ♪♪

コメディエンヌっぷり(からのヘビィキャラっぷり)もたっぷり楽しませて頂きました☆(^ー^* )フフ


キョンキョン姐さん、さえない主婦っぷりもキレてからの開き直りっぷりも素敵やったなぁ☆

ザッツアイドル的なお衣裳&振付も板についてらして流石でした☆

つーか、頭ちっこ!かんわいっ!(*´・ω・`*)


今回初めて生拝見するので特に楽しみにしていたのが、高畑充希ちゃん。

いやー以前から歌上手いと聞いてましたけど、ほんっまにお上手でした☆☆*゜・:。ワァ(・∀・)オ。・:゜*

それはそれはひどい内容の歌詞を、とてもキュートかつほんのりセクシーに歌い上げてらしてね~♪

演技もお上手やし、彼女にはぜひいつかケガレをやってほしいなぁなどとこっそり妄想しておりました☆o(´∇`*o)(o*´∇`)o


『植物男子ベランダー』での好演で絶賛大注目中のトモロヲさんを観られたのも嬉しかったなぁ♪

なんでせう、あの奇怪な動き…ちょっとスズキさんに通じるモノがあるなと思いました…☆(・∀・)


奇怪な動きと言えば、山中崇さんも不思議な動きをなさっていた。

でもののてぃ、彼のビジュアル@意外と背が高くてスタイル良い、非常に好みです♪

カテコの出で立ちがとてもお似合いでした♪(^ー^* )フフ


それにしても、三宅さんが怖かった~~~。

彼の演じるバイオレンスって、屈託がなくて逆にコワイんですよね~。(lll´Д`)))

やってることに対する罪悪感とか後ろめたさみたいなものが一切感じられないところに、底知れぬ恐ろしさを感じてしまいます。。。


ん~~~このお芝居、面白いか面白くないかと問われると、クセあり過ぎて非常にお答えが難しいところではあるんですがぁ。。。

無駄に歌唱力抜群のキャストと笑いは間違いなく堪能できます☆

それらと引き換えに、どんくらいのどんよりを引き受けられるかに依るって感じですかね~。(*-▽-)

ののてぃは楽しませていただきました♪

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