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顔見世興行を観劇し倒す☆その壱

2017-12-20 02:33:25 | お芝居
毎度お久しぶりの更新でございます。

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。


京都では昨日まで『吉例顔見世興行』が行われておりました。

今年は耐震工事中の南座に代わり、ロームシアター京都での上演。

まねきあげもロームシアターにて行われました。





ズラッと横並び!新鮮!(^ー^* )

まねきが南座以外で上がるのは、歌舞伎史上初とのこと。

ちなみに去年も同じく南座が使えなくて、公演自体は歌舞練場で行われたんですけど。

まだ工事が始まっていなかったため、まねきは南座に上がりました。


さてそんな今年の顔見世興行は、成駒屋・中村芝翫一家の襲名公演☆

去年の10月からあちこちの会場を回ってこられましたが、この顔見世で一区切り。

後は来年のこんぴら歌舞伎@金丸座での公演が控えるのみ、かな??

元橋之助=芝翫さん、そのご子息である橋之助くん・福之助くん・歌之助くん、4人揃っての襲名ということで。

芝翫さん、1人でも大変やのにお前ようやるな~、と襲名報告した際菊五郎さんに言われたとか(・∀・)

や~確かにテレビで密着特番とか観てるだけでも、その大変さは充分窺い知れますよ。。。

金銭面でもエライことになるらすぃしね。。。

とそんな下世話はともかく。

ののてぃが襲名公演拝見するのは、今回が初めてやったんですけど。

なんかやっぱりこの1年様々な大役を気張ってきはっただけあって、それぞれ役者が大きくならはった気がしました。

(とか知ったかぶってみる。まぁ普段中村屋との共演が多いおうちなので、それなりに拝見してきた中での感想です…あしからず…)

特に新・橋之助くん!成長著しいなぁと感じました☆

舞台での佇まいに落ち着きがあって、表情で細やかなお芝居も出来てるし、舞踊も軸がしっかりしてて安定感あるなぁと。

何よりカレシ、芝居や舞にそこはかとない勘九郎みを感じる!(・∀・)

今回の演目で言うと、鳶頭の役とか特にそんな気したなぁ。

きっと指南役として、「おっきいにぃに」の存在は相当大きいんではなかろうか☆

もちろん、一番大きいのはお父ちゃんの存在やろけど。


やっぱ襲名って、歌舞伎役者さんにとって絶好の成長起爆剤なんでせうね。


お芝居の感想はまた後日にしまして。

以下、最初で最後になるであろうロームシアターでの顔見世興行の様子を少しばかり。

(来年は南座での公演になる、と梅玉さんが口上にて言及)


シアター内に飾られた「竹馬」。



ご贔屓さんから主演の役者さんに贈られるもので、他では観られない、南座独特の風習だそう。

廊下づたいにズラズラーッ!と結構な数並んでました。

騎手の武豊さんとか、B’Zの松本さんなんかからも届けられてました♪



芝翫さん、仲良いのかな?



言うても洋風の会場なのですが、客席に提灯を吊るしたりして、それらしい雰囲気を演出。

 

ちょうど座席が赤いのもおあつらえ向き。


千穐楽のお弁当はちょっと豪勢に吉兆の顔見世点心。



これがもれなく美味しかった♪♪普通1個くらいハズレがあるもんやのにな~。

そういや七之助くんが、子供の頃勘三郎さんに「お前は好き嫌い激しいけど吉兆の料理だけは全然文句言わずに食べるな」と言われた、

みたいな話してたな@家庭画報。納得。

しかしチビッコの頃から舌こえとるなー(・∀・)

ちなみに、別日に一之船入のふかひれ弁当も頂いたんやけど、そちらも美味でした☆


4階にあるテラスから平安さんの鳥居を臨む。



気持ちの良い景色☆