★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

顔見世興行を観劇し倒す☆その参

2018-02-01 04:39:07 | お芝居
本日も本日とて顔見世観劇メモ。
夜の部行ってみよー。昼の部はこちら→☆☆☆

演目はこんな感じでした☆↓




『京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行』
2018/12/5・9・14・18@ロームシアター京都メインホール


★良弁杉由来 ~二月堂~

ご兄弟の出演なし。

小さい頃ワシに攫われた子供が偉いお坊さんになり、何十年と自分を探し歩いてきた母と再会するというなかなかスペクタクルな感動物語。
ちなみに良弁さんは実在した方ですが、このお話自体はフィクションみたいです。
リアル親子@藤十郎さん&鴈治郎さんで演じられていて、しみじみとした情感のあるお芝居。なんですけど。
お話の運びがかなり地味でですね。。。ちょっとその。。。眠かったです。。。
きっと良弁さんって方がそこそこ知名度ある時代に生きてた人は楽しめたんでしょうね~。
たとえ作り話やとしても、「なるほど彼ならそういうこともありそうだ☆」みたいなね~。
現代でも、高僧マニアの方とかなら、あるいは…( ̄∀ ̄*)
やたらリアルで立派な二月堂の舞台セットと、お坊さんがずらりと並ぶ絵面はなかなか壮観でした☆


★俄獅子

ご兄弟の出演なし。

芸者さん三人&鳶頭二人がただただ楽しく踊ったり派手に立ち廻ったりする、華やかな演目。
時蔵さん演じる芸者さんが粋で綺麗でカッコ良かった~♪
鳶頭な橋之助くん、表情や所作にどことなく勘九郎さんみがあってこれまたカッチョ良かった~♪
これ、どっちかというと芸者さんのが主役なんかな??演出的にそういう印象を受けたんやけど。
演じる役者さんの格?立場?によって、変わるのかな。


★人情噺文七元結 口上付♪

七之助くん=文七

タイトル通り、笑いあり涙ありの人情話。
七くん、誠実で勤勉ながらもちょっと頼りなくそそっかしい、優しげ(しかも無駄に美人…)な手代文七を演じてらして良かったです☆
これまでこういう芝居っ気のある=表現の自由度が高い立役されてるの生で観たことなかったので、そういう意味でもかなり新鮮。
七くんのエモーショナルなお芝居好きなので、これからもこんな立役でちょいちょい観たいなぁ。…難しいやろけど。

芝翫さんの長兵衛、ぶきっちょな優しさが光ってて良かった♪
芝翫さんは、こういうカラッとして人は良いけどちょいダメおやじ系、意外と似合うよねぇ。
壱太郎くんのお久坊の手、ちゃんと赤切れてた☆(;o;)
山田洋次監督の演出やとシネかぶのパンフに書いてあった気がするけど、デフォになったんやろか?

芝居の終盤には鳶頭のニザさんが登場して、大団円となったところでおもむろに「皆さんにご挨拶☆」と口上が(^ー^* )
扇雀さんのユーモア溢れるあったかい口上で、毎度笑いと拍手が起こってました♪

つかこの演目、ののてぃ今までシネマ歌舞伎版@勘三郎さん主演しか観たことなかったんですけど。
あれ、かなり山田洋次監督の演出が色濃く出たものやったんですねぇ!
笑えるとこ泣けるとこ、今回観たのに比べるとだいぶ盛ってあったんやなぁと( ̄∀ ̄*)
まぁ寅さん大好きののてぃとしては、とても馴染みのあるノリで大いに楽しませて頂いたんですけど♪


★大江山酒呑童子

勘九郎さん=酒呑童子 七之助くん=源頼光

これです。これのために夜の部4回も通うはめになりました。
いやぁもうとりあえずね・・・
勘九郎さんの舞踊がね・・・

ほんっまにすばらしかったのす・・・!!・:*:・(*´▽`*)・:*:・

可愛げと凄みをくるくると自在に繰り出しながら端正かつアクロバティックに舞う勘九郎丈に、ただただ魅せられました。。。
酒呑童子、まず出てきた瞬間「あ、こいつあかんやつや」って本能が警告する系の不気味なかわゆさ。
一見きゅるるんとイタイケな少年みを湛えながら、その実ヤバイ子オーラがハンパない。なんなら後の鬼神姿より恐い。
とにかく表情が細やかでね~☆花道でうっとり月を見上げる表情には、観てるこちらにも月が見えるようやったし。
ヨリミツ達がお酒持ってきたよ☆って話すの聞いてるうちにだんだんと目が弧を描いて口角が上がってくのには、あんな細かく表情筋て動かせるもんなんやなと感心しきり。
中でもいざ注がれたお酒に喰らいつく際の表情が凄かった…!心底嬉しそうにニンマリと笑みを浮かべたお歯黒顔がもうほとんどホラー!。゚(゚ノД`lll゚)゚
会場全体がひぃ…!ってなったように感じたのは、決して気のせいではないはず。いやぁあれはヤバイ。。。近寄ったらあかん。。。

あ、そうそう。
このシーンの舞台写真を買ったんやけど、勘九郎さんお歯黒してなくて。5日(とそれ以降)はしてたから、最初の何日かはしてはらへんかったんやろな多分。
あと、七くん頼光と花道でキマるとこのお写真ではお兄ちゃん、素手を赤く塗ってはるんやけど、5日に観た時は赤い手袋してはったのな。
拵えプランって公演中に試行錯誤して色々変えていかはるんやなぁと思った次第。

閑話休題。
あと表情で印象的やったのは、頼光達に酒の肴にひとさし舞っちゃいなよYou☆っておだてられて舞うところ。
踊ってる最中、手に持った扇をすぅっと顔の前で滑らせた瞬間、お顔が少年から凄みのある鬼に変わるの、あれもうたまらなんだです!!(*´-`)

当然ながら、舞踊も素晴らしかった~♪♪
座って上半身だけで踊るシーンでは、動きが制限されるからこそ体幹の確かさが伝わってきたし。
もちろん、立って踊っても素晴らしい☆
もうねぇ、動きのイチイチがキマるんですよねぇ。酔いどれぶりさえキマる。
音に乗って躍りのスピードがグンと上がるとこなんて、もうキメキメでサブイボもんやったし!
迸る躍動感に、会場全体のボルテージも上がってくのが分かって気持ちが良かったー♪
あんな風に踊りでお客さんの心を鷲掴めるの、凄いなぁほんま☆
そうそうローム、舞台袖に5メートルほどの短い仮花道が設置されてたんですけど。
花道近くのお席に座ってると、所作台踏み鳴らした時の振動が物凄く伝わってくるんですね。
お兄ちゃんが花道でそりゃもう高く飛び上がった時とかビリビリ来て、超テンション上がりました☆
ただ9日に観た時に、所作台の真ん中あたりがなんかすごい滑りやすくなってるのが見てとれて。
最初に童子姿でツツツっと走り出てヒタと止まるはずがちょっとスライディング気味に停止して、え?ってなって。
舞のクライマックス、大ジャンプして着地する際には明らか右足が滑って若干姿勢崩して、すぐ建て直して最後まで踊りきらはったけど、ほんっまにヒヤヒヤしました。。。
あれでまたどっか傷めはったんちゃうかと心配やったんですが、後日観に行った限りではガンガン踊りまくってはったので一安心。
ただその日以降、花道での大ジャンプでは板を鳴らさないよう着地してはったんやけど。。。あくまで用心のためやったと思いたい。。。
千穐楽には喉もだいぶヤラレてはったけど、最後まで素晴らしい鬼神ぶりで、お兄ちゃん鬼に一年の邪気をすっかり払って貰えた気がしますた☆

七くん頼光、貴公子然とした、憎たらしいほどのべっぴん王子☆
つーか実際けっこう憎たらしいというか酷い子。
なんぼ相手が鬼やからって、騙して毒酒呑ませた上に5人がかりで斬りかかるって!ねぇ!(。・`ω・´。)←ついお兄ちゃん鬼に肩入れ
でもなぁ。。。美人は正義やねんなぁ。。。(諦め早い)
舞に立ち回りもあって、ほぼ出ずっぱりな感じなので、七くん贔屓には結構オイシイ役ドコロやったんちゃうかなぁ☆
そうそう、何気に座り姿が美しくツボでした♪♪

とそんな頼光役も含め、今回七くんはどういうさじ加減でそうなったものやら、役ドコロがAll立役ということで。
カレシ若い頃はチョクチョク立役もこなされてたようですけど(ご本人も立役志望やったとか)、近頃はめっきり女方に心血を注いでおられるので、
今回のような配役はほんまに稀。(といいつつ、今年はコクーンにて立役DE主演!務めちゃいますけど…もしやそれに向けてのリハビリ配役やったんでせうか…?)
正直、世間一般的にはやっぱり七之助くんの女方観たいって方多いやろし、昼夜通して1度もそれが観られないというのは流石にどうやったんやろなぁ。。。
と思わないでもなかったのですが。
まぁ役者として色んな引き出しを確保しておくというのは、ご本人にとっても観客にとってもええことやと思うしね~。
個人的には、たまにはこんなイレギュラーなキャスティングがあっても楽しいかなと☆

なにはともあれ、お兄ちゃんと七くんの立ち回りなんて兄弟贔屓的にも今後どれだけ観る機会があるか分からんし、貴重なもん観られて良かったなぁ♪
花道でお二人が(両立役で!)キマるとこ、まぁ素敵やったぁ☆・:*:・(*´艸`*)・:*:・
このシーンの舞台写真、今回一番のお気に入りです☆

そんなこんなの襲名のお祝いムード漂う、楽しい顔見世でございました☆
ご兄弟、日頃はやっぱり歌舞伎座など首都圏でのご出演が多いので、観られたとしてもせいぜい2日ほどで、毎度帰京の際は後ろ髪引かれる思いをするのですが、
今回はめいいっぱい通うことができて大満足でした☆
…と言いたいところですが、出来れば全通したかった!!+。(゚うω´。)o_+゚
もしくはもうちょい長いことやってくれたらなー。18日間は短いべ?
ほんに、人の欲とは果てしないものです。。。

余談。
初日、会場に向かって歩いていたら、前方に止まったタクシーから子供二人と女性二人が降車。
遠かったのでお顔は見えなかったものの、お子ちゃまの一人が着ていたお洋服@品の良い短パン姿に何やら見覚えが。
女性のお一人はお着物。あれ、もしや。。。
と思ったら、やっぱり勘太郎くん・長三郎くんご兄弟☆
お着物の女性は好江夫人でした。(もう一人の普段着の女性はスタッフさんやったのかな…?)
二人があっちへチョコチョコこっちへチョコチョコしながら会場入りされるのを後ろから微笑ましく眺めつつ、続いて入りました♪
ちなみになんで勘太郎くんのお洋服に見覚えあったかというと。
その同じカッコで七五三参りする勘太郎くんのお写真を、ちょっと前にどこぞで見かけたばっかやったのな…☆


本日の1枚:多分素手やと思うのよ。ちなみに別のシーンのお写真は撮った日が違うのか、手袋でした。

顔見世興行を観劇し倒す☆その弐

2018-01-31 02:35:06 | お芝居
やーやーやー。
今更も今更で大変恐縮なんですけれども。。。

年が明けましたね☆(∩´∀`)∩

ののてぃ喪中につき、新年のご挨拶は失礼させて頂きました。
こんなどーしよーもないブログですが、今年もひとつよろしくのよろしくお願いいたします☆


さて、ブログ初めは去年から持ち越した宿題、2017年顔見世感想メモです。
とても楽しかったので、遅まきながら書き記しておきたいと思います。
いや~やっぱりねぇ、書いておかないとどんどん忘れてっちゃうんですよねぇ…(´Д`)
今年は観たもの聴いたもの読んだもの、備忘録代わりになるべくアップしていきたいところです。(限りなく淡い希望…)


演目はこんな感じでした☆↓



襲名披露公演も兼ねているということで、賑々しく顔ぶれも華やか、バラエティーに富んだ楽しい興行でした♪
中でも特に楽しませて頂いたのは、やっぱり中村屋のご兄弟☆
もうあんまり素敵なもんやから、初日から千穐楽までなんやかやで4日おきにローム通ってしもたよ。えへへうふふ。
それもこれも会場が地元(徒歩圏内!)やったおかげです。
時間も予算も観劇にぶっこめるのでありがたかった☆
まぁ幕見があればなお良かったんやけど…この際そこまで贅沢は申しません。
ただ願わくば、来年南座復活の折りにはぜひとも幕見席制度導入を…!(≧人≦)

というわけで以下、ご兄弟を中心に感想メモ~。

まずは昼の部☆

『京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行』
2018/12/1・18@ロームシアター京都メインホール

★寿曽我対面

七之助くん=曽我十郎、勘九郎さん=小林朝比奈

これ元々よくかかる演目ではあるのだけど、なんか去年はやたらと観る機会がありまして。
名古屋平成中村座で3回でしょ?(うち1回はお弟子さんによる試演会。なんと黒衣を本役のお兄ちゃん達が務めるという粋なサプライズ付)
ご兄弟は出てへんけど、テレビでも観たし。(確か五郎は彦三郎さん、菊五郎さんが祐経で…團菊祭やったんかな?)
この顔見世で2回ですよ。ちょっともう台詞とか覚えちゃいそうな勢い。うそです覚えてません。
あ、あれは覚えてる!化粧坂ちゃんの「カラスがおきゅうをすえるぞえ♪」
名古屋の時、この台詞のとこでちょうど外のカラスが鳴いたの聴こえてわろた☆(〃^∇^)

お兄ちゃん演じる朝比奈は、父の敵討ちに燃える曽我兄弟のことを密かに応援してあげてる気のイイお兄さん?おじさん?(ざっくり印象)
ファニーフェイスで役ドコロ的にもちょっとコミカルな感じなんやけど、お兄ちゃんが隈取を丁寧に仕上げてはるからか、不思議とカッチョ良く見えちゃう♪
ただしパッと見は中の人が誰だかまず分かりません。殆ど特殊メイクの域。
(そうそう、名古屋公演では古い資料で見つけた隈取にしてみたって言うてはったけど、今回もやったんかなー?今度観比べてみよう☆)
ののてぃ、朝比奈が五郎十郎を祐経にひき会わせるため呼び出すシーンが好きでなー。
ザッツ様式美☆な一連の所作がいちいちキリリとしてて、美しいんデワ☆(o´д`o)=3
あとこのお役に限らず古典でのお兄ちゃん、脇に控えてる間ビックリするぐらい微動だにしはらへんくて。
目線すら滅多に動かさへんし、あれこれ蝋人形ですか?状態で凄いなぁと観る度思います。

七くん演じる十郎は、血気盛んな弟・五郎@橋之助くんを冷静に押し留めつつ、実は心の奥底で同じようにフツフツと怒りを滾らせる美しき兄。
(一昨年の3月?、歌舞伎座で勘九郎さんもやってたなぁ。和事なお兄ちゃん、観たかった。。。ちなみにその時の五郎は松緑さん。)
もうねぇ、綺麗なお兄さんは好きですか?はい大好きです!!って食い気味に即答しちゃう勢いですよ。えぇ。
まず花道の出からして、勇む激オコ五郎くんを「あぁこれ…(首をふりふり)」っておしとやかに押し留めるとことか、まぁ麗しいったらなかったですし。
芝居の間、十郎のポジションがちょうどこちらを向いてくれてる感じやったので、表情とかひたすらガン見。
盃頂戴する場面で、今にも祐経に飛びかからんばかりにフルフルしてる五郎にちょっとずつハラハラ顔でにじり寄ってくとことか、
祐経に敵討ちなんて諦めろって言われて悔しそうに眉を顰めてるのとか、いや~悩ましげなべっぴんさんで実に良かった♪(マインドが完全におっちゃん)
千穐楽、3階袖から観てたんですけど、七くんのすっと通った鼻筋がねぇ、上から見下ろすと一段とお美しくってねぇ!
祐経に切手を貰ってワーイ!ってなるとこ、ちょうどこちらに向かって切手をかかげて見せてくれるような形になるので、やーん目ぇ合った今☆
とええ感じに勘違いもできる素敵なお席で良かったです♪

主役の橋之助くん@五郎。気合いの入った力強い五郎で、大変素敵でした☆
兄・十郎な七くんとのバランスも良かったと思うなぁ。イイよね、ちゃんと(?)若い曽我兄弟。応援したくなっちゃう。
ただ、どうもののてぃの耳が橋くんの声と相性悪いのか、少々台詞が聴き取り辛かった、かも。

壱太郎くんの化粧坂ちゃん、超かわゆらしかった♪
扇雀さんの大磯の虎さま、女帝の貫録。。。(十郎さん、彼女と付き合ってるって、え、ヒモか何か…?(*´・ω・`*))

で、この演目、最後に口上が組み込まれてたんですけど。(芝翫さんは出ていないので、ご兄弟3人がご挨拶)
千穐楽での勘九郎さんの口上がねぇ~~~、大そう素晴らしかったのです☆☆
口上ってほぼ毎日言うこと決まってるんやけど、千穐楽は特別Ver.を熱弁でね~。
それがまぁ大そうあたたかい、従弟3人を想う気持ちがぎゅうぎゅう詰まった素敵な口上やってん。゚(゚´⊃д・`*)゚。+。
お客さんには、成駒屋にくれぐれも篤い篤いご後援を!と。
3人には、後輩先輩同輩スタッフ、そして父母への感謝を忘れず、これから素晴らしい役者になっていってほしい、と。
歌之助くんは(まだ高校生なので学業優先につき?)今回が最後の襲名公演であることに触れ、「お疲れ様でございました」と。
それを伏して聞いてた末っ子の歌之助くん、ご挨拶の番が来てお顔をあげたら泣いててなー(ノД`)゚+.゚゚+.゚
この1年余、歯食いしばって頑張ってきてようやく迎えた大千穐楽で、にぃににそんなん言われたらそりゃ泣くわなー。
橋之助くんもうるっとした様子で、その口上に応えて「母には大変感謝しております」と改めて言うてはったし。
三田さん、きっとどっかで泣いてたんちゃうかなー。
あんな風に真摯で愛情深い心からの言葉をまっすぐ従弟達に贈れる勘九郎丈が、おらぁほんまに大好きだっ☆☆
あれはぜひどこかの特番とかで流してほしいなぁ。
ちなみにお兄ちゃん、初日の口上では何代目かまできっちり添えて3人それぞれのお名前を呼ばれてて律儀やなぁと(^^)
「きっと祖父(先代芝翫さんな)、父もあちらで喜んでいる」とも(ノД`)゚+.゚゚+.゚
七くんは、「自分は3人全員の初舞台に出てる」ってニコニコと自慢げに言うてたのがかわゆかったなぁ♪


★義経千本桜 ~渡海屋・大物浦~

お兄ちゃん=入江丹蔵

平知盛が、一芝居打って源義経を討ち取ろうとするも見破られ、匿っていた清盛の孫・安徳天皇を義経に託し果てるというお話。(もちろんフィクション)
お兄ちゃん演じる丹蔵は、頼朝の命で義経を探索中の田舎武者、と見せかけて、実は知盛の部下、というちょっとトリッキーな役ドコロ。
見た目すっきり男前♪で、出番は短いんやけど、なかなかインパクトが強くオイシイお役☆
前半はオモシロ担当、鴈治郎さん演じる相模五郎とワチャワチャしてたのがとても微笑ましく、ニコニコ拝見しました♪
ひしゃげられた刀を鞘に納めようと五郎さんと一緒にあれこれ悪戦苦闘するシーン、日によって刀のコンディションが異なるからほぼアドリブコーナーみたくなってるのが楽しい♪
初日は刀を真っ直ぐに戻すことができず(鴈治郎さん、石で刀打ち付けてる時指を打っちゃったみたいで「イタイ…」って半泣きになってたのかわゆかったw)、
最終的にお兄ちゃんが苦笑いしながら無理くり鞘に押し込んでたし☆
千穐楽の日は鴈治郎さん、どう見ても鞘に収まってないのに「収まった!」と言い張ってました☆(*≧∇≦*)
鴈治郎さんとお兄ちゃん、掛け合いの相性良さげやし、今後楽しい演目でもっと共演してほしいなぁ。
打って変わって後半はかっくいー担当!
そりゃもう鮮やかに立ち廻った末、ご主人知盛の冥途の先駆けと、敵を己の身体もろとも刀で貫いて海に飛び込む壮絶な最期!(ノA;)
や~悔しさ・無念さ・覚悟を滲ませた実に良い死にザマで、惚れ惚れしました…☆(*´艸`*)

そうそうこの演目、去年2月の花形歌舞伎@松竹座でも観たんですけど。(そして今年も博多で観ると言う…しかも同じ松也くん知盛…大好きみたいやん松也知盛…)
その時にはあった序盤のシーン@弁慶が銀平の娘・お安をうっかりまたごうとしたら急に足が攣るかして転んでしまう、が今回なくて。
後半の大物浦で、かなり唐突に弁慶が初めて出てくることになるので、誰やコイツ!?って印象に。
まぁ時間の都合とかで削られたんでしょうけど、こういう歌舞伎興行のある種不遜なとこ、凄いなぁって思います。
もうお客さんお話全部知ってるし、これくらい省略しても平気でしょ?っていう。約400年の歴史がかませる余裕、でしょうか。

今回の弁慶は彌十郎さん☆最後に吹く追悼のホラ貝、拝見した2回とも綺麗に鳴り響いてました♪
2月の歌昇くんは…ちょっと怪しかったな( *´艸)

ちなみに、2月の博多座公演でも同じ演目がかかるのですが、お兄ちゃんは相模五郎を担当☆
前半には『にほんごであそぼ』でお馴染みの「魚づくし」の台詞(もっとも今回は丹蔵も台詞の一部を受け持ってましたけど☆)、

 (七緒八くん、ええ面構え…(^ー^* ))

後半には丹蔵に負けず劣らずかっくいいシーンがあるので楽しみ楽しみ~♪


★二人椀久

ご兄弟の出演なし。

ののてぃの大好きな舞踊演目でございます☆
ロームはスッポンやらせりがないので、松山太夫の出と引っ込みがオリジナル演出になってたんですけど、幻想的な舞台セットでとても美しかった♪
仁左衛門さんの椀久はもうさすがというか、ああいうしなやかさ・儚さ・色っぽさをあのお歳で未だ全力発揮でけるのまぢしゅごい。。。(〃゚д゚〃)
ん~七くんの太夫観たかったなぁ。。。仁左さん椀久と踊ったら、さぞかし絵になったに違いない。。。いや孝太郎さんも良かったけどね。。。

椀久については、先日観たシネマ歌舞伎について書く際にでもまた…☆


と昼の部はこんな感じでした(^^)
はぁ~久々長文書いたら脳ミソバテバテ。。。
夜の部は次回持越し。。。


顔見世興行を観劇し倒す☆その壱

2017-12-20 02:33:25 | お芝居
毎度お久しぶりの更新でございます。

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。


京都では昨日まで『吉例顔見世興行』が行われておりました。

今年は耐震工事中の南座に代わり、ロームシアター京都での上演。

まねきあげもロームシアターにて行われました。





ズラッと横並び!新鮮!(^ー^* )

まねきが南座以外で上がるのは、歌舞伎史上初とのこと。

ちなみに去年も同じく南座が使えなくて、公演自体は歌舞練場で行われたんですけど。

まだ工事が始まっていなかったため、まねきは南座に上がりました。


さてそんな今年の顔見世興行は、成駒屋・中村芝翫一家の襲名公演☆

去年の10月からあちこちの会場を回ってこられましたが、この顔見世で一区切り。

後は来年のこんぴら歌舞伎@金丸座での公演が控えるのみ、かな??

元橋之助=芝翫さん、そのご子息である橋之助くん・福之助くん・歌之助くん、4人揃っての襲名ということで。

芝翫さん、1人でも大変やのにお前ようやるな~、と襲名報告した際菊五郎さんに言われたとか(・∀・)

や~確かにテレビで密着特番とか観てるだけでも、その大変さは充分窺い知れますよ。。。

金銭面でもエライことになるらすぃしね。。。

とそんな下世話はともかく。

ののてぃが襲名公演拝見するのは、今回が初めてやったんですけど。

なんかやっぱりこの1年様々な大役を気張ってきはっただけあって、それぞれ役者が大きくならはった気がしました。

(とか知ったかぶってみる。まぁ普段中村屋との共演が多いおうちなので、それなりに拝見してきた中での感想です…あしからず…)

特に新・橋之助くん!成長著しいなぁと感じました☆

舞台での佇まいに落ち着きがあって、表情で細やかなお芝居も出来てるし、舞踊も軸がしっかりしてて安定感あるなぁと。

何よりカレシ、芝居や舞にそこはかとない勘九郎みを感じる!(・∀・)

今回の演目で言うと、鳶頭の役とか特にそんな気したなぁ。

きっと指南役として、「おっきいにぃに」の存在は相当大きいんではなかろうか☆

もちろん、一番大きいのはお父ちゃんの存在やろけど。


やっぱ襲名って、歌舞伎役者さんにとって絶好の成長起爆剤なんでせうね。


お芝居の感想はまた後日にしまして。

以下、最初で最後になるであろうロームシアターでの顔見世興行の様子を少しばかり。

(来年は南座での公演になる、と梅玉さんが口上にて言及)


シアター内に飾られた「竹馬」。



ご贔屓さんから主演の役者さんに贈られるもので、他では観られない、南座独特の風習だそう。

廊下づたいにズラズラーッ!と結構な数並んでました。

騎手の武豊さんとか、B’Zの松本さんなんかからも届けられてました♪



芝翫さん、仲良いのかな?



言うても洋風の会場なのですが、客席に提灯を吊るしたりして、それらしい雰囲気を演出。

 

ちょうど座席が赤いのもおあつらえ向き。


千穐楽のお弁当はちょっと豪勢に吉兆の顔見世点心。



これがもれなく美味しかった♪♪普通1個くらいハズレがあるもんやのにな~。

そういや七之助くんが、子供の頃勘三郎さんに「お前は好き嫌い激しいけど吉兆の料理だけは全然文句言わずに食べるな」と言われた、

みたいな話してたな@家庭画報。納得。

しかしチビッコの頃から舌こえとるなー(・∀・)

ちなみに、別日に一之船入のふかひれ弁当も頂いたんやけど、そちらも美味でした☆


4階にあるテラスから平安さんの鳥居を臨む。



気持ちの良い景色☆

五月花形歌舞伎@松竹座を観劇する。

2017-05-14 02:25:26 | お芝居
ただいま松竹座では五月花形歌舞伎が絶賛上演中♪

ののてぃ、既に3回ほどお邪魔しているのですが~。←いやさ狂いっぷりがお察し頂けようかというもの…

や~~~昼の部・夜の部、どちらも甲乙つけがたい面白さです♪♪


昼の部の観ドコロはね~。

まずは勘九郎丈の舞踊好きにはたまらん演目『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』

きりりとしてときにコミカル、ときにダイナミックなお兄ちゃんの華麗なる踊りに終始お口ポカーン&おめめハァト状態です。

最後にトンデモ展開が待ち受けてて笑っちゃうんですけど、それを凌駕する圧倒的なカッチョ良さもあったりなんかしてねぇ!!

理屈じゃねぇ!!ザッツ歌舞伎!!!って感じ。

もう、もう、大好きだー!!!゚o.゚+☆ワア∩(*・´ω`・*)∩アァア☆+゚.o゚


そんでもって澤瀉屋さんのお家芸・宙乗りが拝める『金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)』。

猿之助さんの元気溌剌とした恨みがましい演技(ナンジャソレと思われましょうが観て頂けば分かるはず…ほんまに楽しそうに祟ってるの…!)、

そして中村屋兄弟の、これでもくらえっ!!と言わんばかりの美しいイチャコラっぷり☆が恐ろしくふんだんに盛り込まれておりまして。

ほんまにな…たいがいにせなあかんで君ら…もっとやりよし…☆(* ゚∀゚)

ってニヨニヨする、そんな昼の部です。


夜の部の観ドコロはね~。

まずなんと言っても『野崎村(のざきむら)』における七之助丈の名女優っぷりな!!

もうさぁ、まんまと泣かされちまったのよぅオイラ。。。(ノД`)゚+.゚゚+.゚

ただただ好きな人を見送って立ち尽くしてるシーンにあんな情感込められる彼は、まちがいなく女優です。

お光ちゃんを泣かした久松&お染、許すまじ…!!ってガチで思うこと請け合い。


そんでもって『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』。

早替わりに本水演出がミモノの、中村屋の人気演目。

これはもう勘九郎丈の奮闘ぶりがひたすらに素晴らしい!!

もはや早替わりがイリュージョンの様相を呈していて、ずっと目の前の舞台に立ってるのに途中お兄ちゃんを見失う勢いです。

さんざ忙しくとっかえひっかえ役を演じる中、舞台上に忽然と現れる滝壺の中でする見得がまた最っ高に男前でな~~~。

なんだろな、歌舞伎役者とはエンターテナーであらねばならぬのだなと実感するよね。

ちなみにお兄ちゃん、3つの役をコロコロと演じ分けるのですが。

ひたすら悪い三次の色気が相当ヤバイことに。。。でもヘタレ全開な正助も愛くるしく捨てがたい。。。いや、風雅をまとった重信先生もなかなかどうして。。。


とまぁそんな楽しいこと満開の松竹座へ、皆さんもぜひおこしやす☆(3階席@5000円でも十分楽しいよ♪)


真田十勇士@大千秋楽を観劇する☆

2016-10-24 02:38:24 | お芝居
あー、ドキドキしたわぁ…!(かっこよくて)

あと、ドキドキしたわぁ…!!(落っこちそうで)


舞台『真田十勇士』
2016.10.23@兵庫KOBELCO大ホール


本編の感想もまた時間見つけて書きたいと思いますが、今日のところはとりあえず千秋楽観劇にあたって思うことなど。


やーとにもかくにも!

キャストの皆様(少なくとも客から見えた限りでは)ご無事で千秋楽を迎えることができて良かったです!!

ほんっっっまにお疲れ様でした☆☆☆

もうねぇ、始まってからこっち、お兄ちゃん達の無事を祈らない日はなくてですねぇ。。。

実際に自分の目で彼らのやってることを目撃してしまってからは、ますます心配症に。

正直、終わってしまった寂しさよりも今はホッとした気持ちでいっぱいです(^_^;)

いや、すんごい楽しかったんですよ??

初演はどうだったか知りませんけど(そのうち観ようとは思ってますけど)、今回はスピーディーな展開にドラマ性もコメディー性もほど良いバランスで。

キャストは皆さん演劇スペックが高く、それぞれキャラ立ってて魅力的やったし。

セットや空間の使い方も含め、非常に素敵エンターテイメントしてたと思います。

お客さんの満足度もずいぶん高かったのではないでしょうか。なんとなーくですけど。

ののてぃも、映像やったら何遍も観たいなと思います☆(今回収録あったんですかね??残さなもったいないよあれは!)

でもねぇ…ぶっちゃけもう再演は堪忍して欲しいです…!

いやもう危ないことすればするだけカッコイーのは分かってるんですけど。そういうカッコイーを観たい気持ちはあるんですけど。

ちょいとあまりにドキドキが過ぎるかなと…!(・´ω`・;)

ほんま、これぎりでたのんます…☆(≧人≦)


さて本日は大千秋楽ということで。

堤監督から密命を受けたキャスト達によるゲリラアドリブがあちこちに差し込まれるという、キャストにとっては恐ろしく、お客さんにとっては楽しい趣向だったのですが。

中でもゆみかおみつに不意打ちチューされた勘九郎佐助の激マヂ動揺ぶりと来たらもうこれ!

いつもの動じなさはどこへやら、チュッとされた瞬間唖然としたのちおもっきりオロオロした様子で、

「ちょっ…おま…何してん…バ、カじゃな…いの…!!(〃゚д゚〃)」(しかもちょっと震え気味の小声…w)

その後お芝居が進むも動揺治まり切らず、おみっちゃんが近づく度に警戒心剥き出しw

いやいやお兄ちゃん。。。ウブ男子か!!(*≧∇≦*)

そんな勘九郎丈が大好きです♪♪

まぁねぇ、お兄ちゃんのキスシーンなんて下手したらこの先一生拝めへんかもしらんしねぇ。

(個人的には綺麗ドコロの女優さんとの超エロいキスシーンとか観てみたいんですけどねぇ…今のお兄ちゃんなら似合うと思うんですよねぇ…誰かエライ人…)

そういう意味でもめっちゃレアなシーンが拝めて嬉しかったです☆(^ー^* )


あ、でも最後の場面、おみっちゃんがタライで追いかけてきて、私も実は騙してやったんだからー!!って感じで、胸元から鞠を2個取り出すアドリブがあったんですけど。

(おみっちゃんはちちがでっかい設定)

それ観て勘九郎さん、「いや、いいよ!むしろ俺、そっちの方が好きだから!」ってニコニコ言うてて、何嬉々として性癖晒してんのかなこの人って感じでした。

そんなお兄ちゃんも大好きです♪♪


他にも色んな方々が周りには内緒でアレコレ仕掛けては誰かが崩れ落ちるという、それは楽しい阿鼻叫喚図が繰り広げられておりました☆( ̄∀ ̄*)

もっとも、今日が初見やったお友達は、ちょっと戸惑う部分もあったようですが。。。(;-∀-)

だっていきなりイレギュラーな展開を見せられても分からんもんね~。

まぁ、完全にリピーター向けのサービス&キャストさんへの労いサプライズと言ったところでしたよね。

ののてぃ的には千秋楽ならではってことで、多少行き過ぎた脱線も面白かったです☆(普段からそういうノリに慣れ親しんでるゆえかもしれない…)

それもまた、毎日ライブで演じられる舞台の面白いところかと思いますし♪


そうそう、ゲリラアドリブの他に、本編の台詞も千秋楽限定と思われる変更が加えられてました。

(もしかしたらののてぃが観てないここ2,3日で変更されたのかもですが…)

主に最後の合戦シーンなんですけど。

栗山航氏@海野くんが犠牲になる場面、先へ進む佐助に向かって、これまでは泣きそうな声で呟くように「佐助…」って呼びかけてたと思うんです。

佐助はそれに対し、小さく頷いて特に何も応えることはなかったはず。

でも今日の海野くんは叫ぶように「佐助ー!!」と。

そしてそれに対して佐助が応えるんです。「あの世でまた会おう!!」。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。


あと、幸村の行く手を阻もうとする野添さん@柳生宗矩と対峙する勘九郎佐助。

ここ、「どけ」「そうはいかねぇ」的なやり取りやったと思うんですけど。

今日は「行かせねぇよ。望月の仇とらせてもらうぜ」。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。

なんかこう、最終回にあたって、仲間を想い合う十勇士達の想いをよりダイレクトに伝えたかったのかなと思いました。


キャストの方々が身体を張り、気力の限りを尽くして勤め上げられた今回の舞台。(裏で支えられたスタッフの方々の奮闘も然り)

実にお見事な出来栄えでした☆

まぁ堤監督臭が鼻につくって方も多少なりといらっしゃったかと思いますがぁ、こればっかりは好みの問題ですしねぇ…( ̄∀ ̄)

楽しんだもん勝ちってことで、ののてぃは大いに堪能させて頂きました♪

でも!しつこいようですが!もう再演はなしの方向で!(少なくともお兄ちゃんは!)


P.S.

カテコでホロホロ泣いてる麻里子様をからかいつつ、加藤和樹氏に「ハグしてやれよ~ぅ」的な茶化しを入れてたお兄ちゃん。

(和樹才蔵は麻里子火垂の頭をポンポンして労ってらっしゃいました♪お互いちょっと照れた様子で微笑ましかったです♪)

自分はそういう系のノリよう対処せぇへんくせに~(・∀・)とニヤニヤ観ちゃいました☆

ちなみに和樹才蔵も麻里子火垂に不意打ちチューかまされて一瞬たじろいでましたけど(そして一部の観客も一瞬ピリっとしたような…)、

流石と言うか、伊達に女殺しの看板背負ってないっちゅーか、それほど動揺した様子もなく上手くあしらってはりました(*^m^*)



中日☆(ちょいネタバレ)

2016-10-19 02:34:39 | お芝居
そうそう、今日のソワレ公演、ちょっと色々ハプニングが多くて面白いことになったのでそれだけ。

ネタバレになるかもだかん、やな人スルーしてねー。





行くよー??







行きますよー???











まずはお兄ちゃん。

勘九郎丈@佐助が、加藤和樹氏@才蔵と丸山敦史氏@鎌之助に食ってかかるシーンで「ウ○コくらわすぞ!!」って台詞とともに、

手に握ってる携帯用○ンコをパッと広げて見せるっていう(小学生みたいな)流れがあるんですけど。

その手に握ってたウン○が潰れたまま広がらなくてですね。

お兄ちゃん、○ンコ乗せた手をフルフル揺らしたり「ウ○コ出ろ!!」とか唱えたあげく、めり込んでたウ○コの先っちょを摘まんで引っぱり出して、

ようやく形を成す!というね。。。一体何の説明してるんだかって話なんですけどね。。。

で、捨て台詞とともに袖に走ってハケてくんですけど、走りざまに持ってたウン○を八つ当たりとばかりバン!!って床に叩きつけたんですよ。

そしたらねぇ、それが転がって舞台下に落ちちゃいまして。(まぁさもありなんですわな…)

しかもお兄ちゃんってば、律儀にそれを拾いに降りてきたのです(*≧∇≦*)

和樹氏&丸山氏、そんなお兄ちゃんの姿がツボったらしく、その後の台詞が笑いでまともにこなせない状態にw

最初にツボにハマって和樹氏を巻き込んだ丸山氏、「本当に…申し訳ない…ww」って笑いながらハケて行きました。

残された和樹氏、麻里子様@火垂が出てくるところで何とか持ち直してはったものの。

いや~お兄ちゃん、なかなか罪深いことでしたよあれは。。。( ̄∀ ̄*)


あともう一つ極め付けのハプニング。

山口馬木也さん@久々津頭領がね、麻里子様@火垂とのとあるシーンでひとしきり台詞をこなした後、

「忘れ物をした!しばし待っておれ!!」と一旦袖に引っ込むという事態に。

そこで火垂に渡すべき書状を持ってくるの忘れはったんですよねー(・∀・)アラー

ただ、頭領は基本ヨッパー設定なので、初めて観た人には単純に「うっかり忘れた」ってシーンに見えたかも。

舞台に取り残された麻里子様も、一応しょうがないなもう…みたいな呆れた表情で待ってはったし。

まぁ他に間を繋ぐ台詞を言わはるでもなかったし、舞台袖からは凄いバタバタ走り回ってはる音がしてて、多少様子のおかしな間ではあったんやけどw

しばらくして書状を持って戻ってきはって、(分かった人達からチョコっと笑いは零れたものの)そのままシレ~っと物語は進んだんですね。

で、カーテンコールの時ですよ!

3回目?の緞帳が上がった際に、お兄ちゃんがおもむろに前へ進み出てきて、「本日はご来場誠にありがとうございました」って話し始めて。

今日で中日を迎えて…うんぬんかんぬん、普通そんなご挨拶などあるタイミングでもないので、なにごとかと思って聞いてたらば。

「今日は重大な事態が起こりまして、本人が一言お詫びしたいと申しておりまして。しかも謝るだけではない、俺はモノマネもやるぞと!」

なんと馬木也さん、自ら進んで罰ゲームを申し出られたとのこと!(*≧∇≦*)

盛大な拍手の中w、おもむろに前に出てきてまずはご来場の御礼、そして今日のトチリを男らしく詫びられる馬木也さん。

(ついでに「客席に○ンコ落としてすいませんでした!」とお兄ちゃんのトチリもお詫びしてくれてはりました☆ええ人や☆)

そこから彼の一人コントが始まりまして(*≧∇≦*)

「私だけではなんなので、今日は特別ゲストもお呼びしております!おすぎさんです!」(くるっと向きを変え)

「・・・ドウモスイマセンデシタッ!」(おすぎ口調で)

「続いてもう一人、お呼びしております!!」(くるっと後ろを向いたと思ったら振り向きざま)

「ピーコです!ドウモスイマセンデシタッ!!」(黄色いサングラス着用で)

お客さんも、後ろで馬木也兄さんが何をするのかとニヤニヤ見守ってらした勘九郎丈始めとするキャストの皆さんも大ウケの謝罪コントでした☆


馬木也さんは、『剣客商売』で演じてはった大治郎がすごい好きで。

骨太のかっこいー殺陣なさる方なので、今回も拝見できるの密かに楽しみにしてたんですけど。

いや~あんなオモシロキャラやとはついぞ存じ上げませんでした☆

ますます好感度上がっちゃったなぁ♪♪


それにしても、お兄ちゃんがご挨拶の中でぽろっと漏らしてはったこと。

休演日の後2回公演って普通ないそうで。

死にそうですって冗談交じりに言うてはったけど、かなりキツイのは確かなはず。

ただでさえ肉体を酷使する舞台なのに、もうちょっと配慮の効いた日程は組めへんだのかなーと。

まぁそれを喜んで観に行ってる立場で言うのもなんなんですけどねぇ。。。

今回の小道具の忘れ物とか、疲れがたまってらっしゃるのかなぁとちょっと心配になったりもいたしました。


他に、太鼓のバチが演奏中割れて飛んだり、激しい殺陣の最中、誰かの刀が折れて?飛んだりと、なかなかヒヤっとするハプニングもあったりして。

終盤にさしかかり、人も道具も満身創痍な様子が垣間見えた気がします。

とにかく最後まで大きな事故なく無事で終わっておくれと願わずにはおれぬ、どこのオカン状態のののてぃなのでした。


中日☆

2016-10-19 01:58:13 | お芝居
舞台『真田十勇士』、早くも大阪公演中日を迎えられました。

ののてぃも先週と本日、拝見させて頂いたのですが。。。

大変面白いです☆☆☆

映画は既に拝見済ですが、舞台は初演を観ていないので今回が初見。

東京で始まって以来、良い評判をチョコチョコ目にしてたので、そこそこ期待して行ったのですが、

その期待を超えてくる舞台に仕上がっておりました☆

どうやら初演と比べて、かなり演出面で改良が加わっているようで。

んーこうなると、録画して観ずにおいてある初演映像観るのが少々躊躇われるなぁ。。。

とまぁそれはさておき。

もう勘九郎丈がひたっすらにカッコイイ!!(o´_`o)

殺陣も台詞回しも表情も、どこのジャンプ主人公かな?あるいはルパンなのかな??って勢いでヒーローしてました。

やぁ~あかんわあれは。。。惚れてまうわぁ。。。いやもうとっくの昔ですけど。。。

特に合戦シーンでの、人を斬る時の顔な!

完全にイっちゃってる感じがもう…もうね…大好物じゃもっとくれ…!!(*′∀`*)


と、あと1回観に行くので、今日のところはこのくらいにしときます。


それにしてもキャストの皆さん、あのハードな舞台を1日2回とかこなして、よくぞ今までご無事でしたね…!!(;′ω`)

もうほんまにね、かっくいーやら危なっかしいやら、色んな意味で観てる間ドキドキしっぱなしでしたわ。。。

あと公演は7回を残すのみ!ごめんね関西2回公演アホみたいに多くて!

どうか、どうか最後までどなたも大きなお怪我等なく乗り切られますように!!(o≧人≦)


ちなみに休演日の昨日、お兄ちゃんのおぜん立てでUSJに行ったらしい真田ご一行。

ツイッターでの報告がめちゃめちゃ楽しそうで微笑ましかったです♪

しかし座長さんは大変やなー。そういうところにも心配りせなあかんねんなー。

個人的に、レストランまでちゃんと予約してはるところにグッと来ました☆


本日の1枚:なにこれかわいいあざとい好き。


『アオドクロ』@ゲキシネを観る☆

2016-05-30 02:16:55 | お芝居
『髑髏城の七人~アオドクロ~』を観て参りました@ゲキシネTIME。

前日からちょろっと旅に出てたので、帰りの足でそのまま劇場へ。

あの~、こうして過去作品を上映してくれるだけでもありがたいことやと思ってはいるんですけど。

1作品、月にたった一回こっきりの上映というのは、なんぼなんでも少な過ぎやしませんか。

もうね、会場ギュウギュウやったよ。

あと何回かやってくれても、バチ当たらへん思うよ。


さて、アオドクロ。

新感線の中でも特に好きな作品TOP3に入る1本です。

新太兄やんのアカドクロももちろん好きですが、音モノ好きとしてはやはりこの「アオ」。

(「ワカドクロ」はなぁ…脚本の改変がイマイチ。やっぱ一人二役というのがこの作品の醍醐味やと思うので)

物語としてよくできてるっていうのもありますが、ののてぃ、これの染さんがほんっっっま大好きでね~♪

捨之介としての「ええやっちゃ」感もさることながら、天魔王としてのあの「ヒトデナシ」っぷりがもう!最高過ぎて!!(*′∀`*)

『朧の森~』のライ役なんかでもそうですけど、あのサディスティックになればなるほど増す色気と美しさ、たまりません。

ほんま染さんはああいう役やらせたらピカイチやわぁ★

天性のイケズ王子ですね(^ー^* )フフ

上映前後に流れる染さんのコメント?も好き~♪

あれ聴きたくてわざわざゲキシネでかかるたび観に行ってるっていうのもある。ふふ。


そうそう、観るのちょっと久しぶりでうっかり忘れてたんですけど。

これの三宅マン、めちゃめちゃオモローなんやった(*≧∇≦*)

笑いじゃくりました。


これまでのセオリーで言うと、次回の髑髏城上演は、再来年、ですかね?

誰がやるのかなぁ??

ののてぃ的には、捨&天魔な勘九郎さんが猛烈に観たい…!!

あの役、絶対ニンやと思うの。

何なら歌舞伎NEXT名義でもええからさ~。

七くんは当然蘭兵衛な。これもマストな。


そだ!

大変遅れ馳せながら、お誕生日おめでとう七之助くん☆☆☆

染さんにクマコをあーんされてる姿、あざといながら萌えました。



白髪交じりの33歳男子に萌えるとかもうナニゴトかって感じです。

そうそう、勘九郎さんとのやりとり、気になりました。

お兄ちゃん「いい年にしてください」

弟「いい年になると思いますよ」

お嫁さんでも貰うんですか?(´・∀・`)ニヤニヤ


あ~『阿弖流為』@シネマ歌舞伎までまだ1ヶ月近くあるなぁ。遠い。。。


本日のもう1枚:それにしてもこん時のお兄ちゃん、なんやミテクレがまぁまぁ実力派なソウルシンガーみたいでしたね。。。かっくいーけどねー♪♪




歌舞伎『ワンピース』を観劇する☆

2016-03-30 01:53:12 | お芝居
先だてのメモ…ろくなもんじゃないですね。

スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『ワンピース』
2016.3.16@松竹座

かねがね坂東さんちの巳之助くんをね、観たいな~~~と思ってて。
でも、経済的にも時間的にも精神的にもちょっと余裕がなくて、3月に入っても行こうかウダウダ迷ってたんですけど。
ある日、唯一行ける回のチケットが、しかも最前列が、ポロッと1枚だけ販売されてたので、これはもうおまい行っとけや☆って歌舞伎の神様の思し召しかと思い、
サクッとお買い上げて行って参りました~。
や~、神様の思し召し、さすが☆
行って良かった♪大いに楽しませて頂きました♪♪

そもそもののてぃはですね、原作(漫画ならびにアニメ)をほとんど知らない人間でして。
ジャンプで連載が始まった当初、弟が購読してたもんで便乗拝読はしてたんですけど。
確か、ゾロとかナミとかが出てきた辺りで弟がジャンプ本誌を徐々に買わなくなっちゃって、そのままののてぃもフェイドアウトしたんですよにー。
だもんで、初期も初期で知識止まっちゃってまして。
以前、團ちゃんが主題歌(&チョロっと声優)を務めはった映画を観に行ったりはしたので、なんとなく主要キャラの名前とビジュアルは知ってたものの、
今回出てきてた登場人物の大半は(麦わら海賊団&シャンクスさんを辛うじて除く)存じ上げないままの観劇でしたの。

でもね!そんなののてぃでもね!
それぞれのキャラクター及びバックボーンがざっくり掴めて、概ね話の流れについてけちゃう安心親切設計☆な脚本と、
魅力的な役者さん達による魅力的な役作り&すこぶる真摯な姿勢で取り組まれる演技や立ち廻り☆のおかげで、
ワーワーキャッキャッと楽しめちゃう、とっても素敵エンターテイメントだったのですよ♪♪
まぁもともと、ああいう少年漫画ノリ、嫌いじゃないですしね☆
「夢!冒険!友情!!」みたいなね(^ー^* )フフ♪
そういう世界観にウルっと来ちゃえる感覚、いつまでも失くしたくないなーと思いますし、まだちゃんと自分の中にその感覚が残ってるって確認できたのも嬉しかったです♪


やーもうとりあえず、何が素晴らしいって役者さん達ですよね!
主人公ルフィを演じる猿之助さん。
これまで『ベニスの商人』くらいでしかまともに拝見したことないので、彼の"ニン"が一体どういうものなのかほとんど存じ上げないのですが、
きっとルフィ的なキャラクターは、ご自分の中にはあまりお持ちじゃないのではないでしょうか。
にも関わらず、ちゃんと真っ直ぐで快活な少年してらして素晴らしい☆
ルフィにゾッコン惚れ込むハンコックという女王さま?役も兼任してらして、二人が一緒の場面は早替わりで両方を演じはるのですが、これも凄かった!
よくもまぁあれだけの段取り、忘れずできるもんですね!途中で間違って違うキャラでポロっと表出ちゃったりしないんですかね??
悠仁くんの作った軽快なポップスの流れる中、ジャニィズもビックリのアイドルテイストな宙乗りも披露。
思わず全力で手振っちゃったよね。あれののてぃこんなに猿之助さん好きだったっけか?とか思いながら。

お目当ての巳之助くん。
去年の東京公演の際、彼がエライ褒めちぎられてるのをチラホラ目にしていたのですが、なるほど納得。
あれだけの役への没頭ブリ、そりゃ評判も上がるわ。
演じてはったのは、ゾロ・ボンクレー・スクアードの3役。
ののてぃ、どのキャラクターもロクに知らない(というかゾロさん以外一切見たことない…)まま観てましたけど、あぁきっとこのまんまなんやろなーと。
なんか、無条件にそう信頼できちゃう迫真の演技っぷりでねー。
特にボンちゃん役!あのエキセントリックなキャラクターに全く無理が感じられないってスゲーなと。
二幕ラストでたった一人花道に残り、オカマ道の何たるかを叫びもって踏みしめる孤独と強さに満ちた六方なんてきっと、巳之助くんにしか出来ない表現ではないでせうか。
喋り方なんかも、アニメとそっくりなんだそうで。
あの発声、相当のどに負担かかりそうなんですけど(ご本人いわくそうでもないとか)、ここまで枯らすこともなく持続されてて素晴らしい。
スクアードとか、アレ(主に頭頂部)よく見るとたいがいなビジュアルやと思うんですが、苦悩する姿が不思議なくらい切なカッコイイおっちゃんに仕上がってましたし。
ゾロはもう、原作に1ミリも違わぬ男前☆
立ち廻りの前に手ぬぐいをじっくり頭に巻くシーン、巳之助くんが自ら提案されたそうですが、まさしくゾロ!って感じでした。
元々原作のファンでそれぞれのキャラの特徴をよく掴んでるにしたって、それをそのまま演技に投影できるポテンシャルに心底感心しちゃいますた☆

今回初めて舞台に立ってらっしゃるのを拝見した尾上さんちの右近くん。
彼、いいですね!!(今更言うてみた)
ののてぃが勝手に想像してたより、ずっと柔軟で魅力的な役者さんやったよ。(なんかごめんね)
サディちゃんをノリノリで演じてる感じも良かったし、あの女方仕様の声がとても素敵☆
一方マルコを演じてる時はちゃんと男前で、これまた素敵☆
どっちに振れても器用に演じてはるのが印象的でした。
古典での演技もぜひ拝見してみたい☆
ちなみにどうでもええけど、公式HPの出演者のとこ、役名にちゃんと「ちゃん」まで付いててわろた。

市川さんちの右近さんも貫録あってカッチョ良かったなー☆☆
白ひげのキャラクターに説得力を持たせる重厚な演技に泣けた!あまりにもええ父ちゃんっぷりに泣けた!
若手中心の座組の中、やはり格上の存在感を放ってはりました。

ゾロ大好きサンジくん、改め巳之助大好き隼人くん。
無駄に男前でイチイチかっこいいのがいっそ腹立たしいくらいでした。
お水いっぱいかけてくれてどうもありがとう☆( ̄∀ ̄#)
目が合った瞬間のキミのニヤリ顔、忘れないよ。

外部からの出演陣も素敵な方達ばかりでね~。
『ヒストリーボーイズ』以来の浅野さん。
彼のことなので、歌舞伎の舞台でも何かしらやらかしてくれるだろうと期待してはいたのですが。
イワンコフの、あまりに衝撃的なイデタチでのご登場に、今芝居中いっちゃん爆笑してしまいました。
途中、よく分からないアドリブでイナズマ隼人丈を戸惑わせるサマは流石でしたし。
もう一つの役、センゴクではそれはそれは憎々しいキャラクターを好演されてましたし。
なんかもう色んな意味でブラボー!って感じ。
ルフィの宙乗りタイムではニコニコでハイタッチもしてくれたし、大好きだ浅野さん♪

エースを演じた平岳大さん。
何でしょう、見た感じはめっちゃかっこえーし、いかにもヒーロー然としてるんですけど。
ポジション的には悲劇のヒロインそのものやったような。。。
エースってそんな人?ののてぃの捉え方合ってます??
ちょっと真田丸で演じてらした勝頼様を彷彿とさせる感じもあって。
なんか、ヘナチョコののてぃでも全力で守ってあげたくなりました!
んー弱った男前って良いよね。。。(o´д`o)

その他の役者さんも、それぞれの役ドコロをめいいっぱい演じてらして、素敵やったなー☆
そうそう、役名忘れちゃったんやけど、猿之助さんと右近くん以外にもう一人、宙乗りされてた方!
あの方の宙乗りアクション、超カッチョ良かった☆


役者さん達の頑張りもさることながら、舞台演出も素晴らしかったのです☆
とにかくド派手でアトラクティブ♪♪
宙乗りあり!ダンスショータイムあり!銀テに紙吹雪に炎にスモーク、色んなものが降り注いでまぁ盛り上がること!
特に二幕の本水演出は見物でしたねぇ!
ってかののてぃ、本水あるよって情報はチラッとどこぞで見かけてたんですけど、すっかり忘れてて。
全然心の準備できてなかったので、サプライズ感もヒトシオでしたわ。
お席に着いたら、椅子の上にでっかいビニール袋とカッパとビニールシートが置いてあって、思わず「まぢか…」と呟いてしまいました。
だってそのあまりに周到な水避け道具一式と来たら。。。
でも実際、それらを用意してくれててほんまに良かったと思いました。
もうね、尋常じゃない水の量やったんですよ!!
松竹座がステージと座席の距離狭いのもあって、バッチャンバッチャン飛んでくるんですよ!!
また役者さん達がわざとに水しぶきを客席に飛ばしてくるもんやからこれ!!
こんな水量屋内で流してええのかと余計な心配したくなるレベルでした。
でもあれ何ででしょうね。。。
水被るのって、めちゃめちゃ楽しいんですよね♪♪(*≧∇≦*)
最初こそアワアワしてましたけど、途中からキャアキャア喜んじゃいました。(だから狙われるんだよ…)
しかも!あれだけの水量の中で華麗な立ち廻りをされる役者さん達のハンパないカッチョ良さよ☆(*´Д`*)
水も滴るイイ男達をあますところなく堪能させて頂きました☆


ぶっちゃけ、歌舞伎要素はそれほどフンダンではなかったと思います。
せやからもしかするとね、真剣に歌舞伎を愛していらっしゃるお兄様お姉様方の中にはね、あないな子供じみた内容の何が面白いねん!?とかね、
何じゃこのチャラチャラしたお祭り騒ぎは!?とかね、これのどこが歌舞伎じゃ!?とかね、思わはった方もいらっしゃるかもですけどね。
でも、今まで全く歌舞伎に触れ合う機会なく生きてきた客層にその魅力の一端を伝えるまたとない機会になったと思うし、
既に片足突っ込んでる人間をズブズブ引きずり込むにも格好の機会になったのではないでせうか☆(身を以て語っています)
もちろん、話題性さえあれば何やってもええってことでは決してないし。(正直ミクちゃんとのコラボはどこ向かっとんねん感ハンパないし…)
歌舞伎と銘打つ以上、最低限守らなければならない約束事やら型やらはあるかと思いますが。
なんぼ伝統芸能や言うても、演じる役者さんはあくまで現代人。
しかもせっかく才能もアイデアも豊かな方達がたくさんいらっしゃるのに、何百年も前の人の感性で作られた作品のみをただ頑なに守るだけではモッタイナイ!
古典は古典として大事に守って頂く一方、その時代時代の息吹を取り入れた演目もどんどん創作してってほしいな~と思ったりする訳です。
風通し良く、様々な世界と活発に交流・刺激し合うことで、そのうち遠い未来まで愛される新しい古典も生まれちゃったりするのではないかと。

そして、そういった作品においては観客の楽しみ方もまた変わって良いのではないかと思います。
巳之助くんが「音楽と人」での対談で話してはったんですけど。
(ワンピースの歌舞伎化について「大丈夫なの?意外と寛容なのね歌舞伎界」的なことを問われたのに対し)
歌舞伎に対して伝統を守ってほしいとか崇高なものであってほしいと望むのは専らお客さんで、歌舞伎界には実はあまりこだわりはないのだとか。
なるほどなぁ~と思いました。
今回の舞台も、劇中ポップスが流れ、お客さんが総立ちで手拍子&役者さん達とハイタッチ、日頃は聞かれない女性による大向う(というか呼びかけ?)がかかったり、
通常の歌舞伎とはかなり趣きの異なったノリに、きっと眉を顰める方も一部いらっしゃるんだろうなぁと思ったのですが。
でも、間違いなく会場は盛り上がっていたし、大半の観客が楽しんでたと思います。
もちろん、明らか他人の迷惑になる行為は慎むべきやし、シチュエーションを考えて楽しみ方を柔軟に変える姿勢や気遣いは必須だと思いますけど。
あんなことしちゃいけないこんなことしちゃいけないこうやって観るのが正しい!と観客が頭ごなしに否定してしまうのは、ずい分損な話ではないかと。
伝統に固執するあまり、そこから少しでも逸脱するものは許せない認められないというのでは、「今」の歌舞伎を楽しむ機会を逃してしまう。
少々のイレギュラーには目をつむり、ゆったりと構えて楽しむ姿勢を忘れない。
(もし今後末永く歌舞伎愛が続くとして)そういう観客に、ののてぃはなりたい。BYなんちゃって賢治
歌舞伎の歌の字をようやく齧ったばかりのヒヨッコが、生意気にもそんなことを考えたりしました。
え~~~でもだってぇ~~~歌舞伎も歌舞伎役者も千代に八千代に人気モノであってほしいんやも~~~ん【*・з・】*・з・】*・з・】

なにはともあれ。
そもそもは、「カッコイイ」「楽しい」「新しい」が歌舞伎の成り立ちだったはず。
そういう意味で、今回のワンピース歌舞伎は全くもって見事にかぶいてたと思います☆

あ~~~博多行きたい!!!←出た恒例の


歌舞伎『ワンピース』を観劇する☆メモ編

2016-03-27 01:52:03 | お芝居
文章まとめる体力がないので、とりあえずメモります。
巳之助くんメイン。

なにはなくともボンちゃん。
あの強烈なキャラクターに全然振り回されることなく御してる巳之助くん、素晴らしい。
彼の演じる役ドコロ、ほぼサダヲポジションな気が。
歌舞伎界だけに留めておくのは惜しい演劇ポテンシャルの高さ。
ご本人のホームグラウンドがあくまで歌舞伎であることは重々承知の上で、現代劇への進出も大いに期待したい。
しかしてボンちゃんのあの声、ようずっとやってはるなぁ!
なんぞ特殊な発声法でも??
その驚異的なノドの強さもまた、舞台人としての天賦やねぇ☆
ボンちゃんのピンクのバレエシューズかわゆかった。

ゾロとサンジが舞台上で一緒に立ってる間(カテコタイムも含め)ほぼほぼイチャコラしてて、
あぁこの漫画はこういう需要もあるのだなぁと知る。
そしてこの役を巳之助くんと隼人くんが担わされてる辺り、
歌舞伎界も分かってらっしゃるなと感心する。
ゾロさんが手ぬぐいジックリ頭に巻いてるシーン、たいそう男前じゃったー☆
のによりにもよって楽で、その手ぬぐいを忘れてしもたとか。
ご自分で提案されたこだわりのシーンだけに、悔しかったろうね。
まぁある意味、持ってらっしゃるなと思うけど☆( ̄∇ ̄*)

最前列で被ったもの一覧。
大量の銀テープ(軽く積もったよね)
大量の紙吹雪(軽く埋もれたよね)
大量のドライアイススモーク(むせたよね)
大量の水!!(スプラッシュマウンテン越えたよね)

まさか歌舞伎観に行って浅野さんとハイタッチ出来るとは‼
しかもたいがいアラレモナイお姿で‼
ところであんなに色気のないボンテージ姿も珍しいよね‼
歌舞伎における女方とオカマの演じ分けって、結構難しいような気がしてたけど。
なんか普通にクリアされてた。
やっぱ歌舞伎役者すげー。

ハンコックの絶世の美女設定、最初ピンと来なくてごめんなさい。
猿之助さんの女方は好きです☆

美女と言えば、人魚のコ、めっちゃキレイかった♪
猿珠くん。覚えた♪(゜▽゜*)
隼人サンジにお姫様抱っこされてるの、似合い過ぎ。

動いて喋ってる尾上さんちの右近くんを初めて拝見。
サディちゃん、すごい好き。
何が好きってキャラクターもやけど、あの声が好き。
色っぽくて実にええ声してはるなぁ☆
どうやらののてぃ、女方さんの好みは声がキモとなるようです。

んでもって市川さんちの右近さん、チョーかっくいかった。

エースがヒロインポジションにしか見えなかったんですけど合ってますか??

眠い。続きはまた今度☆