南インド・・・７ マドライへ

来た道をタクシーは帰っていく、不合理のような気もするが。
「心配するな」とすまし顔の奴。
ぼったくりの往復料金を稼ぐつもりなんだろうなぁ　まぁしょうがないか。
どうせバスは待ってはいないだろう。手持ちの乗車券を翌日に変更するという
困難で難解なインド人との交渉だけが待っているのだろう。
しかし、タクシー野郎の言うことが本当だろうか？７：１５分発の急行バスに
荷物を置いたぼくのミスなのか？う～ん　そうかもしれんなぁ～
タクシーは左折しバス・ステーションに入っていく。
停車している一台のバスの前にまわり込む。
「金を払ってさっさとこのバスに乗れ」
ぼくを乗せてバザールへ走ってくれたバスとドライバーだ。
待たされたインド人たちの呆れ顔が見え々だ。その視線が束となって
間抜けなジャパニーに降りかかる。「すんませぇ～～ん」右手を上げながら
自分の座席に座るとバスは出発した。
フィシュカレーの美味しかったカニヤクマリよ　　バイビ～
おいらはマドライへ行くんだょ～～ぅ

因みにバス代は３５．５ルピー、安ホテル一泊４５ルピー、タクシー代は
６０ルピーであった。

南インド・・・3 カニヤクマリ

旅の予定とはいっても無いようなものだ・・・だからといって
コロンボの在インド大使館で３ヶ月トリプルのビザを申請したのに
発給されたのは２ヶ月シングルだ。頭にきて文句をたれてやろうと
思ったがやめた。インド人相手に抗議しても負けるに決まっている。
と言うわけで明日マドライへ出発することにした。
南へ来たのだから一度はインド亜大陸最南端に寄ってみるか・・・
そんなこんなで１０日が経っていた。急ぐ事はないのだが５０日なんて
すぐ終ってしまう。それまでにはデリーへ戻っていなければまずいよ・・・だ。

南インド・・・２ カニヤクマリ

ボートに乗って沖の小さな島へ行った。聖人が修行をしていたらしいが
記憶に残るような映像はない。ガンガはベンガル湾にそそぐ、故に海水であるが
聖水となる。
カニヤクマリは聖地というより小さな漁村のようだ。フィッシュ・カレーが
美味しかった。

南インド

インド亜大陸最南端、聖地カニヤクマリ。
ここでベンガル湾とアラビア海が出会う。


カニヤクマリの夜明け。波間に漁をする小さな小舟。