ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

感染症のおなまえ(NHK「日本人のおなまえ」)

2020-05-25 11:25:50 | 日記 テレビ
私は,興味のありそうな時だけ録画してみる番組
「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」
5月21日放送は,「感染症のおなまえ」

2012年流行のMERSは「ME」は中東の意味で差別につながる,
2009年流行の豚インフルエンザでは,
エジプトで感染症予防として,豚を全頭殺処分。
これは,イスラム教とキリスト教の対立,などなどの話のあと,

日本の感染症の歴史

『古事記』では,「疫病(えやみ)」の記述が見え,
『続日本紀』では,「疫瘡(えきそう)」つまり,天然痘
(ちなみに,仏教伝来のころ,天然痘が来たといわれているそうです。)
他にも,さまざまな本に,赤痢やあかもがさ(はしか)など

清水克行氏は
 『百錬抄』には,
 1171年に羊病,1179年に銭病の記述があり,
 羊病の直前には中国から羊が渡り,
 1179年頃には中国から大量の銭が入ってきたので,
 感染症は海外から文明といっしょに渡ってくるという認識があった。

鈴木則子氏は
 江戸時代,
 享保以降,医療政策に力を入れ,
 民間でも医療が商品化。
 薬を飲んだり,本を読んだり,
 錦絵・メディアがとりあげ,危機をあおる。
 (インフルエンザでは,
  安永の半ばお駒風(浄瑠璃の主人公)
  天明4年は谷風(人気力士)など)
 安政5年コレラ(江戸だけで約3万人が亡くなったと言われる)
 発病して2.3日で死ぬという恐ろしさから,「コロリ」と言われ,
 緒方洪庵もコレラを知っていたけれど,コロリを採用。
 虎と狼と下痢の痢で「虎狼痢」
 錦絵にもなる。
 (ところどころ,NHKアナウンサーの話)

明治以降に衛生がドイツから入る。

大正には
「スペインかぜ」→あやまり
1918年から3年にわたる
アメリカ発症と言われていて,
欧州戦線でヨーロッパへ
情報隠滅
中立のスペインが情報を出したため,「スペイン」に
海外では「インフルエンザ」なのに,
日本では,「感冒(かぜ)」と「流行性感冒(インフルエンザ)」がごっちゃになり,
「スペインかぜ」と呼ばれた。


以上,私の興味のあるところを中心に,まとめました。
間違っているところがあったら,すみません。

すごく自分の勉強になりました。

ということで,
鈴木則子『江戸の流行り病利』
購入します。
(本がたまっているのに)

仕事の忙しさがひと段落。
今度は反動で時間ができるでしょう,きっと。

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