ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

今回の課題は書状です。あなたの声は「秀吉が茶々に宛てた書状」

2020-11-20 15:17:49 | 古文書
NHK学園古文書解読実践コース2020年度第5回課題は書状です。
私ははっきり言って書状は苦手です。
今回の課題は,くずしは大きいし,難しかったですが,
素直に(?)右から読めばOKです。
でも,右の行から左の行へ読むと思いきや,
行の間に小さく書いていて,
後から読むものがあったりするから,たいへんです。

女筆だったらなおいっそうわかりません。
(課題はすなおな(?)書状でしたが,難しかったです。)
先日の「歴史秘話ヒストリア」に出てきた(11月18日放送)
細川ガラシャの手紙は全く読めません。

今まで私が見た中で,一番印象に残っているのは,
兵庫県立歴史博物館特別展
「ひょうごと秀吉ー近年の新紹介資料を交えてー」(2017年)に出展された
豊臣秀吉自筆書状,
秀吉が茶々に宛てた書状で,兵庫県豊岡市出石町の旧家で見つかったものです。

本文では,茶々がお灸をたくさん据えて体調を回復させたことを「まんそく」とねぎらい,
・・・・
後から付け足した(?)行間には,
「・・・さすかおひろい
 御ふくろとミへ申候」
最後に
「おちや〱(繰り返しの文字です。)   大かう」
とあります。

今,この書状はどこにあるのでしょうか?
また見たいです。


PS.上の文章をまとめて,第5回「あなたの声」に書きます。
ところで,今日返ってきた第4回も「A」でした。
一定水準までは読めるようになったとは思うのですが,
なかなか「古文書が読める」にはなりません。
でも,楽しいです。
だから,今度は女筆の基本みたいな本を買ってみようかな?とも思っています。
・・・自粛・ステイホームです。
だって,コロナは怖いですから。
まあ,一人で食事抜きで散歩程度はしますよ。
龍野とか・・・。
もちろん,主婦は買い物等もありますし。
(仕事(非正規)ははじめから在宅勤務。)

兵庫県は,昨日は最多の132人,今日は131人だそうです。
東京は2日連続500人超,大阪は昨日は338人,

あ,そういえば,今日お昼前,
家の前の道で白い蛇を見ました。
11月なのに!?!
と思いましたが,
昨日は11月なのに,姫路は25度越えの夏日でしたね。

今日はPSが長いです。

もう一つ。
今日,図書館で
公益財団法人永青文庫 熊本大学永青文庫研究センター編
『永青文庫の古文書 光秀・葡萄酒・熊本城』を借りました。
「歴史秘話ヒストリア」の細川ガラシャの最後に
ちらっと「永青文庫」が見えたので・・・。

ではまた

コメント (7)
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ふらっと龍野その2

2020-11-13 14:52:26 | 日記 地域

龍野紅葉谷周辺はだいぶ紅葉してきました。
まだまだ緑のままの葉も多いのですが,
きれいなところはとってもきれい!

昨日のニュース,
兵庫県では,「新型コロナ過去最多の81人感染」
「2日連続で過去最多を更新」
というのに,
今日11月13日,
ふらっと龍野その2です。
(龍野大橋に「播磨灘まで12.6㎞」と書いた看板がありました。)

人に会わなければ大丈夫!
食事をしなければ大丈夫!
と2時間ほどの散歩です。

うすくち龍野醤油資料館です。(写真撮影可)
江戸から明治のころの道具や史料がいっぱい!



「蔵方江法度書覚」(文政5年:1822年;労働者の守るべき注意事項)です。

他にも,
値段の件 明治4年
御進物の為割当表 文久3年 京都お役人様へ
などなど多数!

後日,(たぶん,ず~と後日)まとめます。


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ふらっと室津・・・で見た「小屏風」(江戸時代初期の洛中洛外図)

2020-11-09 11:21:26 | 日記 地域
11月6日,いいお天気!
今度は「ふらっと室津」です。
龍野のことが中途半端なのに・・・,
ですが,
特別展が終わらないうちに,先に室津です。
現在は,「たつの市御津町室津」ですが,
少し前は,「揖保郡御津町室津」
江戸時代は,「姫路藩」飛地です。
参勤交代や朝鮮通信使でも有名な港町です。

今回の特別展は,日本遺産北前船認定1周年記念のものです。
室津海駅館・室津民俗館特別展
「日本の住まいの歩み」
です。(特別展の部分は写真撮影不可,常設部分は可)

私は,家の作りとか,大工道具とかあまり興味がありません。(すみません。)
でも,鬼瓦はおもしろかったです。(鬼瓦は室津民俗館に展示)
(室津民俗館は江戸時代の姫路藩豪商豊野家(苗字帯刀を許された。)
ここには,常設展の豊野家に残る古文書も展示されていています。)

打出の小槌がついた鬼瓦,ハートマークに穴をあけている鬼瓦!
家の繁栄や福を求める鬼瓦だろうといったことが,書かれていました。



(写真は,室津海駅館;江戸時代の廻船問屋 嶋屋)

私にとって,むちゃくちゃおもしろかったのは,
「小屏風」(江戸時代初期の洛中洛外図)です。(南蛮文化館所蔵)
(こちらは,室津海駅で展示
ここの常設は私はすごく好きなのですが,
今回は特別展展示のためでしょう,常設展部分はほとんどありませんでした。)

小屏風,なので,大きさは・・・私の背丈よりも小さい?
特別展なのに,私以外誰もいなかったので,
ガラスの中に入っているとはいえ,
15センチ?20センチ?の距離から,見たいだけ見ることができました。

小屏風の下の方,鴨川周辺を見ると,
鴨川で洗濯,しじみ漁?,綱引き?水泳もしています。
鴨川近くの家で餅つき,振り売りもいます。
馬借?
三條小橋で眺める人,(何をしているのでしょう?)
相撲,風流踊り,
五條橋近く,道端でいちゃついている男女(遊郭?)

もうちょっと小屏風の上の方を見ると,
蓮花王院,大佛殿,豊国大明神など。
・・・豊臣家滅亡よりは前?ですね。きっと。
耳塚・・・ということは,いわゆる朝鮮出兵後?
南蛮人もいます。
清水寺は詳しい。八坂塔,祇薗社,永観堂もあります。
蓮花王院や豊国大明神では花見?踊る人?

誰が誰に描かせたのでしょうか?

展示替えがあるそうで,
もう片方も見たいです。

賀茂神社や浄運寺など
室津をあちこち散歩して帰りました。
コメント (3)
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ふらっと龍野&龍野藩

2020-11-02 11:17:50 | 日記 地域
  私は龍野を散歩するのが好きです。
実は,昨日も娘と散歩しました。
娘といっしょなので,散歩だけで,資料館等には行っていません。
資料館は一人で興味のある展示の前で,
好きなだけ眺める(時には,はりついて古文書を頑張って読んでみる。)のが好きですから。
写真は,昨日の龍野紅葉谷横の聚遠亭。
実はまだほとんど紅葉していませんが,なぜかここは少し紅葉。

龍野は,紅葉だけではありません。
春は桜もきれいです。
町並みがいいです。
また何度でも行きます。

さて,龍野のことは,
本当は,もっと調べたくなったことを調べてから書こうと思ったのですが,
いつになるかわからないので,途中経過。

まず,
9月18日,揖保乃糸 資料館 そうめんの里
(龍野の中心からは離れています。)
そうめんの歴史などの展示があります。
「明神講素麺連中約定書」という明治5年の古文書には,
毎年9月の晦日,1月10日に生産者が集まって,協議し,
職人の賃金を決めることなどが書かれていました。
(写真撮影可なのですが,写真うつりが悪いので載せられません。)
(緊急電話がかかってきて,あわてて帰ったので,詳しく見ていません。)

10月21日,たつの市立龍野歴史文化資料館
「特別展 龍野城下のたたずまい」
「たつの市伝統的建造物保存地区」が
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されて1年の特別展です。
(一部写真撮影可)



写真は,七本槍の一人,脇坂安治が豊臣秀吉より賜ったとされ,
安治を祀る龍野神社に伝わった具足・・・を後から写したものです。
具足・甲冑等は,あまり興味ないのですが,
後から見ることはあまりなく,
この写真ではわかりにくいですが,
背中に刀を入れるような筒(?)がついているのがおもしろかったです。
(全く別の目的の筒かもしれません。)

でも,一番興味を持ったのが,
淡口醤油を開発したと伝わる圓尾家に関する史料。

この点については,うすくち龍野醤油資料館に行ってから,また書きます。

実は,網干の一部は江戸時代(17世紀後半以降)は龍野藩。

写真は網干・新在家にある片岡家住宅。

コロナ一色だった頃に読んだ
鈴木則子『江戸の流行り病 麻疹騒動はなぜ起こったのか』
に出てきた片岡家です。
この本によると,
播磨国龍野藩領の大庄屋片岡徳太郎が管轄した15か村は,
文久2年11月「麻疹流行ニ付相煩候人別並ニ病死之もの取調書類」によると,
麻疹にかかったのは2984人,死亡者は103人だそうです。
(国際日本文化研究センター,宗田文庫蔵)

片岡家住宅は元禄15年建築。
以前見学したことはありますが,
普段は非公開です。住んでいらっしゃいますから。


ということで,いずれまた続きを・・・。


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