ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

パソコンで古文書の勉強?

2018-01-31 14:31:12 | 古文書
前回の記事に
「くずし字学習支援アプリkuLAのコンテンツは、
パソコンで閲覧できる京都大学古地震研究所の「みんなで翻刻」」
から入ることができると,コメントをくださった方がいました。

ありがとうございます。

早速試してみました。

「みんなで翻刻 地震史料」
「参加する」クイック!
誰でもすっと入れるわけではないのですが,
たまたま歴博のFacebookに「いいね」をするためにFacebookに登録していたので,
そこから入りました。

びっくりぽん!
(朝ドラ「あさがきた」のセリフですね。古いですね。最近朝ドラ見ていません。)
こんなサイトがあるんですね。

私が大好きな鯰絵とかもあるではないですか。
私が翻刻すれば,
希望すれば,添削してくれたりもするんですね。
すごい!
「京都大学古地震研究会」っていうのもびっくりぽん!です。

パソコンおんち?のATSUは,
「くずし字学習支援アプリkuLA」にはたどり着けませんでしたが。
(なんせ,Google Pray というものがわからない。
 登録しようとしたけれど,
 ATSUはいまだにクレジットカードを持っていない。
 ということで,
 「端末をお持ちでないようです。」
 と出てしまい,一時撤退。)

そういえば,
わたしのパソコンの「ブックマーク」に入っている古文書関係は

まず,古文書の勉強

佐賀県立図書館「古文書入門 はじめに ~これから古文書を読むために~」
静岡県立中央図書館「くずし字解読講座 テキスト一覧(古文書解読)」
宇野藍子「くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化 古文書ネット
      一次情報からひも解く歴史サイトにて御座候」
早稲田大学「くずし字を学ぶ」

辞書的なものは,
奈良文化財研究所, 東京大学史料編纂所「木簡・くずし字解読システム MOJIZO」

古文書だけではないですが,
漢字辞典オンライン


でも,私の古文書勉強の中心は何と言っても,

NHK学園「古文書を読む」です。

そして,一番使っている辞書は,
大石学監修『古文書解読辞典』(東京堂出版 1998年)です。

でも,・・・,
パソコンとかスマホとか上手に使える人に
はたまたAIに
あっという間に古文書解読力,抜かれていくようになるんでしょうね。
コメント (4)
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読売新聞「明治あとさき 維新150年」

2018-01-26 14:43:32 | 日記 新聞
このブログの読者の方から聞いた記事です。

我が家は朝日新聞ですし,
ネットでは読売新聞の有料会員しか見ることができないページでしたが,
図書のコーナーで読み,メモをしてきました。

個人的には
1⃣旅 寺社参詣から文化観光へ
がおもしろかったです。
江戸時代は神仏崇敬に名を借りつつ,
旅人は名所巡りや美酒美食を堪能していた・・・と記事にありました。
文献では,「旅」「行旅」「遊山」とされていたものが,
明治になり,岩倉具視の「特命全権大使米欧回覧実記」により,
「観光」の二文字が出てきたそうです。
京都が遷都以来衰退。
でも,岩倉の「京都皇保存に関する意見書」などから,
平安神宮が平安遷都1100年記念祭に合わせて創建されたり,
京都で開かれた第4回内国勧業博覧会で
寺社の特別拝観,建物や宝物の一般公開がなされ,
今の観光都市・京都につながったそうです。

5⃣読書 知的遊びから出世の道具へ
江戸時代,写本から版本へ
それが,明治以降,
近代の活字印刷とともに「くずし字」は姿を消し,
江戸時代の本を人々は直接読んで理解できなくなったとことが書かれていました。
それが,
今,解読アプリなどにより変わりつつある?

紹介されていた
①国文学研究資料館「新日本古典籍総合データベース」
すごい!
ちらっと見ましたが,活用すべきことがないので,
すごい!・・・の感想にとどめます。
②くずし字学習支援アプリ「KuLA」
私はいまだにガラケイなので・・・。
パソコン版はないのかしら?


今は出世道具の読書・勉強とのことでしたが,
私の周りには
純粋知的遊び?の読書家,勉強家がたくさんいますよ。
歴博ボランティアもその一つ。
一銭の得にもならないのに,
みんな,勉強して,討論して,教えあって,
お客さんを案内したり,解説したりして,楽しんでいます。


コメント (3)
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姫路市書写の里・美術工芸館:「アートになった猫たち展」

2018-01-19 14:08:55 | 日記 博物館・美術館...
読書メーターより

姫路市書写の里・美術工芸館で「アートになった猫たち展」に行きました。
この本はその図録として売られていました。
展示も見て,本を見たのでとても分かりやすかったです。
竹久夢二や藤田嗣治,夏目漱石関連もいいけれど,
やっぱり私は歌川国芳やその弟子たちの絵がいいですね。
化け猫,擬人化,パロディ猫,双六やあそび絵最高です!
でも,今回一番気に入ったのは,作者不詳「当世三筋のたのしみ」です。
慶応4年(明治元年)のもので,何と戊辰戦争の風刺画です。
2016年に明石で見た「江戸の遊び絵づくし」の図録と並べて見たいです。


初めて
姫路市書写の里・美術工芸館に行きました。
たった300円で(特別展でも)
200点もの展示を見ることができて,
感激です!
1000円分ぐらいの値打ちは十分ありますよ。

特別展以外でも,
清水公照(しみずこうしょう)氏の
小さな粘土や陶器の仏さまも感動しました。
清水公照さんは姫路市出身の方で,東大寺の別当だった方です。

以前,2016-11-13「こころの祭り:その2 聖安寺」で,
「元東大寺の清水公照氏の書もありました。
 私でも名前を知っている人ですが,何でここに?と思ったら,姫路市(現在)出身の方なのですね。」
と書いた人です。
なんとなく覚えていました。


まわりでインフルエンザが流行ってきました。
私や家族が風邪ひいたり,インフルエンザにならないうちに・・・
「え~い!忙しいなんて言っていたら,どこにも行けなくなるぞ!」と
行ってきました。
インフルエンザにかかりませんように。

でも,いい半日でした。
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今日は震災23年です。

2018-01-17 10:51:29 | 日記
2016-01-18「昨日は震災21年でした。」
 阪神淡路大震災と聞いて,思い出すことを書きました。

2016-01-22「秀吉の手紙 その1」
 一部,古文書や文化財のレスキューについて書いています。
 先日,NHKニュース関西版だったと思いますが,
 神戸大学の奥村さんを中心とするレスキューの報道がありました。
 【阪神・淡路の経験から】地域に残る歴史資料を守る
  http://www.nhk.or.jp/sonae/douga/hinanseikatsu_0003.html

2016-03-11「秀吉の手紙 その2  特別展「秀吉からのたより」」
 同じく,一部,古文書等のレスキューについて書いています。 
  この時の古文書の修復については,
  「大津波被災文化財保存修復技術連携プロジェクト」
  「歴史資料ネットワーク」で調べていただければ,分かると思います。

2017-01-18「昨日は震災22年でした。」
 1年前と同様,震災と聞いて思い出すことを書いています。

2017-04-10 「震災遺構と開港150年が同居する街:神戸」
 神戸の震災遺構などを見て,思ったことを書いています。

2017-08-19 「神戸市立博物館」
 神戸市立博物館で
 博物館内の喫茶店の経営者のおばあさんに震災の話を聞きました。
 その話を載せています。


そして,今日です。
お弁当を作りながら,
NHKニュースにあわせて,5時46分に黙とうをしました。
正確に言うと,
玉子焼きがこげるので,黙とうは10秒ほどしかしませんでしたが。

NHKニュース全国版では,
5分ほど前になって,やっと震災ニュースでした。
「え?まだ始まらないの?」
と思った35分ごろ,
サンテレビ(ローカルテレビ)は震災,たぶん,東遊園地の中継でした。



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黒田日出男『増補 絵画史料で歴史を読む』(朝日新聞・呉座勇一の交流の歴史学 ブックガイド編)

2018-01-16 13:55:30 | 日記 本
朝日新聞土曜版
呉座勇一の交流の歴史学 ブックガイド編で紹介されていた
黒田日出男『増補 絵画資料で歴史を読む』を注文し,購入。

おもしろい!

たとえば,『一遍聖絵』(『一遍上人絵伝』)で武士が倒れているように見える絵。
落馬した・・・のか?
ほかの絵巻物を含め,丁寧に見ていくと,
この武士,数珠を持っている,
『今昔物語』にも,
『北野天神縁起絵巻』などの絵巻にも出てくる・・・。

「五体投地礼」という最上の礼拝ではないか・・・。
となってくるのです。

『新版 絵巻物による日本常民生活絵引』(1984年)でも同様の解釈がされているとのこと。

なんと,この本
私が就職した頃に買った本じゃないですか!
もちろん今もこの部屋にあります。
当時の値段で2万4千円!

ただ,私は中世の人々の様子を見たくて買っただけで,
解釈がどうのとか,
どんな意味があるかなんて考えていませんが。

まだこの本,半分も読んでいませんが,
こりゃゆっくり読もう!味わって。

第11章,第12章は熊野勧進十界曼荼羅です。
楽しみ。

ただ,この本を紹介した呉座さん
絵画史料は文献史料以上に、恣意的な解釈に陥りがちであることを指摘。
歴史学者が見たいものを絵画史料の中に“発見”し、
こじつけめいた議論を展開することになりかねない,
と言っています。

もちろん,黒田日出男氏のことではなく,
一般的な話です。

就職仕立ての私が,
『新版 絵巻物による日本常民生活絵引』をみて,
絵画そのままを信じ込み,
勝手な解釈をしていたことを
30年以上たった今,反省しています。


PS.お昼ご飯を挟み,もう一度この本を読もうとしました。
ペラペラっと「文庫版あとがき」を見ると,
もともとはNHK教育テレビの「NHK人間大学」の講座だったらしいのです。
ん?
何と本棚にありました。
『NHK人間大学 1999 1月~3月期 黒田日出男 謎解き日本史・絵画史料を読む』

そうですね。私が好きな分野なら,以前にも買っていますよね。

大笑い~!

ま,いいか



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