ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

永井路子さま,ありがとうございました。

2023-02-10 10:23:06 | 日記
2016年,goo blogの「#好きな大河ドラマは?」で
私はこう書いています。

「 1番好きな大河ドラマは,「草燃える」そして,「軍師官兵衛」です!「真田丸」も楽しみです。」というタイトルで,
「高校生の時にしていた「草燃える」が一番好きです。
 源頼朝・北条政子を主人公とした,永井路子原作の大河ドラマです。
 古すぎて知らない方も多いと思いますが,
 ここから歴史がいっそう好きになり,
 今も,歴史と関係のある仕事をしています。
 オーバーな言い方をすれば,私の人生を方向付けたドラマです。」



家の本棚にある永井路子氏が書かれた本です。
あれ?
『北条政子』も『炎環』もない!?!どこにあるのかしら?
引越しのとき段ボールに詰めて,そのままなのでしょう・・・。
さっそく,図書館で予約しました。

昨日,
「直木賞作家の永井路子さん死去 97歳 「炎環」「北条政子」など」
という訃報に接し,ショックを受けました。

永井路子さま
私はあなたのおかげで,今,歴史にどっぷりつかり,
楽しい人生を送っています。
ありがとうございました。   

おまけ  
写真は,2012年11月,奈良東大寺南大門 金剛力士像です。
「草燃える」を見ていた方は,ここになぜこの写真があるかわかると思います !(^^)!
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gacco コテンの法則!!(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~昔から外圧で変化してきた~

2023-02-09 10:18:18 | JMOOC
久しぶりのgaccoは,
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ_COTEN RADIO」
(というのがあるそうで,YouTubeで見ることができます。)
の配信をしている深井龍之介さんとお馴染みの本郷和人先生の対談です。
その名は,「コテンの法則!!」
(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~ 昔から外圧で変化してきた ~
(2) 信じるものは救われない  ~ 一神教ではなく多神教の日本 ~​
(3) 地位より人、血より家  ~ システムづくりが苦手な日本人 ~

今,私は,日本の近代とは何だったんだ?とぼやっと思っているので,
(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~昔から外圧で変化してきた~
から印象に残ったところを抜き書きです。
特に何も書いていないところ,(   )以外は,本郷和人先生の言葉です。

「今こそなぜ歴史を学ばなければいけないのかという
 問いに対しては
 「今」という限定をどう捉えるかなのですね
 歴史学をやったから
 では この実社会の生活をどう豊かにするのかが見えにくいですね」

「僕は明治維新というのは
 大きくいうと分水嶺になっていると思うのです
 それは言葉を変えていくとグローバリゼーションになると思うのですが
 やはり明治以降は外国を意識しないと日本は生きていけなくなっていく
 そして その結果として
 どうしても 300万人といわれる犠牲が出た太平洋戦争
 これが何だったのかというと
 やはり どうしてもそこを考えたいというのが基本にあるのですね
 それを考えるにあたって
 グローバリゼーションというものにも正面からというより
 完全に向き合わなければいけなくなってしまった明治維新の後と
 それから明治維新の前はどう違うのかなと思い勉強したのです」

「大きな意味で外圧でないと(変わらない)
 敵は攻めてくるかもしれないという
 「敗戦」「敵の脅威」を意識したきに日本は大きく動いた
 だいたい 700年(白村江の戦)ぐらいが一つの目度ではないかと思っています
 (外圧がある時以外は)穏やかでまったりな日本の歴史」

「(日本は)追いつけ追い越せが得意だ
 そして 自分の見極める力
 自分がトップに立つ力はあまりない」

「(外圧として)絶対なのは鉄砲の伝来だと思います
 鉄砲というのは当時(戦国時代)でいうと最新兵器ですよね
 人を確実に殺せるのです
 だから これが伝来されたことによって
 戦国時代はむしろ終わったと思っています
 (中略)僕が一番注目したいのはマインドです
 なぜかというと 結局やはり当時の軍隊は農民主体なのです
 農民は戦闘のプロではありませんからね
 (中略)土に向かって物をつくることに喜びを感じている人たちが
 物を滅ぼす方向に動くわけです
 結構これはやはり 大変だと思うのですよ
 結局それを何とかするために(鉄砲は都合がよかった)(後略)」

私の単なるメモなので,読んでも何のことかわからないと思います。
私としては,近代以降の外圧をもっと聞きたかったのですが,
本郷先生は中世が専門。
近代以降はほとんど触れていませんでした。
仕方ないですね。
でも,参考にはなりました。
マインド的に楽な,つまり,人を殺しても殺したとあまり意識しなくていい武器・・・恐ろしいですね。

なお,この講座,gaccoに登録していなくても,YouTubeでも見ることができるようです。

でも,gaccoと言えば,一番最初の本郷先生の「日本中世の自由と平等」がよかったですね。
こちらは,もうYouTubeで全部見ることはできないのかな?
参考までに,最終レポートの一部を載せます。


最初の本郷先生の講義「日本中世の自由と平等」最終レポートを載せます。(2014年4月~6月)
一応講義は,選択問題と記述で,96点でした。

     
     「日本中世における自由・平等・平和」について                                          
(略)
 まず,「自由」について。  
日本の中世は荘園制における職の体系に見られるように,
土地の『所有権の未成熟』が考えられます。
権利は分けて持ち,所有が確立していません。
ヘーゲルは「自由は所有」と言っていますが,
本郷先生もこの考えに基づき,
自分の意思・身体を自分で所有することが自由であると述べておられます。
そして,男衾三郎絵詞にみられるいつ理由もなく殺されるかもわからない時代から,
所有権が確立し,
所有概念が成熟していく過程が中世であると考えています。
本郷先生は,網野氏のまさに男衾三郎の世界である自由論・無縁論を批判し,
「日本中世は自由が徐々に確立していく時期であると言える」
と結論づけておられると考えます。
(略)

もしも,続きを読んでみようと思ってくださる方がおられましたら,
https://blog.goo.ne.jp/non-hahaatsuko1962/e/ba75977d9d06faa165908fb6dcbc1512
本郷和人『世襲の日本史』『武士とはなにか』&「日本中世の自由と平等」
を見てください。 
 
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