ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

BSプレミアム「英雄たちの選択:承久の乱」:坂井孝一説&本郷和人説

2019-01-25 14:14:03 | 日記 テレビ
昨年12月,中公新書で,坂井孝一氏が『承久の乱』を書いたかと思えば,
今年1月,本郷和人氏が文春新書で『承久の乱』

こりゃ,おもしろい!と
坂井孝一氏の『承久の乱』を図書館で予約,
本郷和人氏の方も予約しようと思ったのですが,
なんせ出版されたばかりで,まだ図書館にはない・・・。
ということで,
本郷和人氏の『承久の乱』を注文。
明日コンビニに届きます。
注文したのは,昨日・木曜日朝。
BSプレミアムの「英雄たちの選択」で承久の乱をやると知って,
売り切れる前に・・・と注文。
読み比べると面白いかも・・・と歴女(歴おばさん)は思ったのです。


前置きはともかく,
「英雄たちの選択」では,
後鳥羽上皇に焦点を当て,承久の乱を見ていきます。
ゲストの一人に本郷和人氏,
本郷氏は,承久の乱を「戦いの本質は「在地領主vs.朝廷支配」」と位置付け。

坂井孝一氏はVTRで登場。
坂井孝一氏がVTRの中で
「北条義時は情報操作を行った。
 後鳥羽上皇は義時を討て,と言った。
 後鳥羽上皇は,義時を排除すればいいと思っていた。
 なのに,義時と政子は,幕府を討て,にすりかえた。」
というようなことを言うと,
本郷和人氏は,
「鎌倉幕府は“源頼朝とその仲間たち”だった。
 頼朝後,血みどろの闘争を繰り広げる中で,義時に正当性を与えることになり,
 “北条義時とその仲間たち”となった。
 だから,義時を討て=幕府を討て,だった。」
と反論。

こりゃ,2冊の本を読み比べないといけませんねえ~!(笑)

なぜ,天皇はなくならなかったのか?という話には,
本郷和人氏
「どうやって土地所有を正当化するのか。
 御家人たちは荘園制を乗り越える論理を組み立てられなかった。」


私の歴女の始まりは,
父親が歴史のおはなしをよく聞かせてくれたことにあると思いますが,
自立した?歴女の始まりは,
高校の時に見た大河ドラマ「草燃える」,
永井路子原作,主人公は北条政子です。
(歴史学をかじったのは,大学時代です。)

楽しみ楽しみ。

PS.全く関係ありませんが,
今朝,マイナス4等級の金星とマイナス2等級の木星の写真を携帯で撮りました。
1月31日・2月1日にはこれに細長い月もいっしょに見ることができるそうです。



PS.坂井孝一『承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 』(中公新書)
坂井 孝一やっと図書館予約の順番が来て借りれた本。
ざっと読んだだけなので,いい加減なことを書いていたらすみません。
ちなみに,先に本郷和人氏の『承久の乱』を読んでいます。
本郷氏の方は,在地領主や荘園制など経済的な観点からの視点が中心だったように思います。
坂井氏の方は,院政の成立から丁寧に説明し,後鳥羽上皇の視点から見ていたように思います。
私が大学生だった頃は,経済から歴史を見ていた時代なので,
本郷氏の方がすとんと納得しました。
本郷氏の本はたくさん読んでいるからかもしれません。
変な感想,失礼しました。
(読書メーター感想より;5月28日追記)

 




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