ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

私の「へんがお王」はこれ!;兵庫県立歴史博物館「へんがおの世界」

2019-07-19 15:17:56 | 日記 博物館・美術館...
私の「へんがお王」はこれです!



兵庫県立歴史博物館の
特別企画展「へんがおの世界-笑う門には福来たる-」の会場では、
HEN総選挙をおこなっています。
へんがお王に輝くのはいったい誰なんでしょうか!?

と,Facebookにありますが,
私の「へんがお王」は歴博が準備した10の選択肢の中にはありません。

私が選んだのは,
「大新板化物飛廻双六」です。
(写真撮影すべて可,写真は一部を大きく写しています。)
出品リストには,「個人蔵」とあるだけで,
作者も年代も書かれていません。

でも,変体仮名で書かれています。
Wikipediaによると,
「変体仮名(へんたいがな)は、平仮名の字体のうち、
 1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の
 学校教育で用いられていないものの総称である。」
とのことなので,もとの版は
1900年以前なのでしょう。

よーく見てください。
かわいいでしょ,妖怪(?)たち

右下「ふりはじめ」がスタート。
例えば,さいころが「5」なら,2つ左の「とくり」へ。
「上り」を目指すのでしょうが,
その下の「ひばち」ちゃんも「はないけ」ちゃんもかわいい~!!

歴博に行けば,
きっと,あなたの「へんがお王」が見つかります。

兵庫県立歴史博物館の
特別企画展「へんがおの世界-笑う門には福来たる-」は,9月1日までです!
(展示替えあります。)

PS.以前の展示「地獄へようこそ」にあった
「善悪地獄極楽双六」に再会できて,嬉しかったです。
(「善悪地獄極楽双六」~歴博「じごくへようこそ」の展示より」(2018.3.18)ほか)
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いつも「あなたの声」のコメントありがとうございます。:古文書・・第9回提出です!

2019-07-13 16:19:00 | 古文書
NHK学園古文書解読実践コース2018年度第8回課題が返ってきました。
「A」ですが,第7回よりも間違いが多いです。
♪三歩進んで二歩下がる♪です。

先生は,
「今回は独特な字体の文書,
 その中で難しいくずし字もよく解読出来ました。
 今回は正解をもとにくずし字の字体に目を慣らしてみて下さいね。」
とやる気がわいてくるようなコメントをくださいました。

それだけではありません。

第8回では,「あなたの声」にこんなことを書いていました。
(詳しくは6月10日のブログに書いています。)

「今回の課題は,
 一つの村の中に複数の「村」があるといってもいい状態の「相給村」という
 特殊な事情がある村の「済口(すみくち)証文」でした。

 私が住む網干(現在は姫路市網干区)は,
 江戸時代中期以降,
 龍野藩や同藩預り幕府領・一橋領・讃岐国丸亀藩飛地と錯綜している地域でした。
 網干の歴史を調べたくて見た『姫路市史第4巻本編近世2』には,
 すぐ近くの飾西郡才(さい)村(現在は姫路市広畑区才?)は,
 「酒井家(姫路)領と龍野藩の相給村だったことが書かれていました。

 藩は違っても,「網干」は「網干」です。
 余子浜村・新在家村・興浜村は「網干三カ村」とよばれ,
  (中略)
 今も網干地区は,前述の三カ村を含む24カ村で盛大に魚吹(うすき)八幡神社の秋祭りを
 毎年10月21・22日に行っています。」

これについての先生のコメント
「相給村が“一村”としてまとまるイベントとして祭礼があるのですが,
 現代でも流れがあるのですね。」

本当にいつも「あなたの声」までコメントくださり,ありがとうございます。



写真は,今日の魚吹八幡神社です。
茅の輪が出ています。

明日は,「千燈祭(せんとうさい)」です。
私は見たことがないのですが,
今日お昼過ぎにお参りに行った時は,
ろうそくの準備中でした。

まもなく,第9回課題提出です。
第9回の「あなたの声」は,
6月20日のブログ
「文久2年,寺田屋事件の前に薩摩の一行は,室津や山陽道鵤宿・本陣五百井家に」
とほぼ同じ内容です。
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新訂版 幕末下級武士の絵日記

2019-07-08 12:06:44 | 日記 本
気がつけば,10日以上更新していません。
ばたばたしていると,すぐに日が過ぎていくものです。
現代人は,忙しいです。

それでも,そんな合間に,ちょっと読んでいる本です。

大岡 敏昭 『新訂版 幕末下級武士の絵日記』



絵日記の主人公であり,書いた人物は,
尾崎石城

この本は,文久元年6月(1861年)から約2年間の石城の絵日記『石城日記 七巻』
をもとに書かれています。(日記そのものではありません。現代文です。)

石城は,独身。2度目の咎めにより,強制隠居。
江戸から,忍藩に戻り,
養子の進夫婦と同居。
下級武士で家は決して広くないのに,6畳の書斎を充ててもらい,
友人の下級武士や中級武士,
寺の和尚や料亭の女将たちと飲んでいる。
でも,絵心があるので,
日記だけでなく,行燈に絵を描いたり,
なんと,「石城真蹟画」が忍東照宮有・行田郷土博物館に残っている。
本もたくさん持っていた。・・・中国の古典?その解説書,
日記には408冊の本の名前を書いている。
売る前に,本の名前を日記に書きあげている。
(もちろんこちらは残っていません。)

うらやましいほどのんびり・・・
(でも,強制隠居・・・か。)

うらやましい・・・といいたいが,
養子の進は,
和宮の行列の警護もしている。
和宮が京から江戸への道中,中山道の熊谷宿を通る時だ。
石城の家にも緊張が走る。
やっぱり,幕末。

この本を読んでいると,
ほかにも食事や家の中の様子もわかる。
なんせ,もとは絵日記で,
本には表紙のようなカラーの石城の絵日記の絵が載せられているので,
とってもわかりやすい。

実は,まだ半分しか読んでいませんが,
おもしろいです!




コメント (2)
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