世界の彼方此方へ行きたい

気ままな旅の様子を綴っていきます

橿原神宮と藤原京(2020奈良no1)

2020-10-27 | 近畿

 「GO TOトラベルキャンペーン」国の施策に乗っかろうと、恐る恐るツアーに参加しました。8か月ぶりに我が家をあけることになった。我が田舎はコロナといっても生活に何の変化もないのですが、皆さんがマスクしているところに出かける時には、慌ててマスク着用。自動車の中には常時用意はしているのです。

 「秋冬になるとまた波が来るよ」とは言われてはいたが、まさかこんなに尾を引くとは思ってもみなかった。世界の感染者は4300万(5/26では545万)になろうとしている。死亡者は115万という。 感染者数のベスト10、いやいやワースト10 の筆頭は相変わらずアメリカで世界の20%を占めようとしている。「コロナなんか怖くない」と親分が言っているんだから、アメリカ人は怖がっていないんだ。「マスクが」「ソーシャルデスタンス」がなんだい。と言っている国なんだから、ご自由にどうぞだ。2番目を追いかけているインドがアメリカを追い抜くかもしれない。

 冬に向かおうとしているヨーロッパ、アメリカで2波が来たといって大騒ぎしている。日本でもコロナのニュースは後を絶たない。他国と比較すれば優秀だ。亡くなる人の比率が少ないとされる日本も5月末には感染者16600人だったのがまもなく10万人になるかもしれない。収束はいつになるというのか。先ごろ誕生した菅総理は、コロナからは絶対守ってみせるといっているが、1年延期されているオリンピック・パラリンピックの開催に不安がつのる。

 私は京都に前泊。ホテルも安いし、おまけに地域共通クーポン券もいただいた。京都駅で4名の方と一緒になった。東京からやってくる添乗員他4名の方をこの八条口でお迎えだ。

 駅を出てすぐ東寺の五重塔。昨年京都の世界遺産17か所を巡る旅を楽しんだとき最後に訪ねたのがここだった。

 東寺南大門(重要文化財)これが正門らしい。

 途中でお昼ご飯をいただいて、最初の見学場所橿原神宮にやってきた。南神門前の広場から第二鳥居、遠くに第一鳥居が見えている。

 まず南神門に向かって進みます。

 南神門に今年は紀元2680年ですよとの表示が出ていた。この神社の御祭神は初代天皇として即位した「神武天皇」その天皇が即位してから2600年目に当たるとしたのが昭和15年だという。「紀元2600年」なんて歌までつくちゃって、その即位を祝ったお祭りが全国で執り行われたといいます。奇しくもその年が私の誕生年なのです。

 大和三山のひとつ畝傍山(うねびやま)を背景にした神社の外拝殿が見えてきた。

 その拝殿の前でほほえましい姿に出会った。了解をいただいてはいませんが横からそっと撮影。両家のじいちゃん、ばあちゃんを交えて七五三のお祝いだ。今日は日曜日、正装の子が飛び跳ねて遊ぶ姿も目にした。そうだよね。小さな子にとっては正装も普段着もないもんね。

 外拝殿から写しました。そこに見えている内拝殿までは入れません。その奥、屋根の頭だけが見えているのが本殿。本殿は明治23年の創建に際し京都御所の内侍所を明治天皇より下賜され移築したそうです。

 境内のはずれにある深田池。水鳥が遊んでた。

 何を勘違いしたのか、でもこの姿が注目されていいね。

 「藤原京資料室」にやってきた。市がJAの2階をお借りしての展示室。

 展望室から日本遺産「藤原宮跡」を眺めます。でも2階からではその全貌は望めません。どうやらこの宮跡の周りは建物の高さ制限があるらしく、これ以上高いところはないらしい。

 710年に平城京に遷都後は農村に変貌してしまい、その痕跡は何もなくなってしまったと書き、1934年(昭和9)から発掘調査が始まり今もその調査が続けられている。と説明しています。

 藤原京の中心に位置するのが、この藤原宮で1㎞四方の広さだったなどと説明し、この宮殿の基本形が以後の平城京、平安京へと継承されたのだと説明しています。

 

 藤原京跡と橿原市を俯瞰した写真が展示されていた。大和三山、この山に囲まれたところに藤原京があっただろうといわれてきたが・・・ガイドさんからもっと広い範囲ではなかったかの声が出ているとの説明もありました。史跡部分がぽっかい空いている。住民の大きな協力があったからこそでしょう。今後の研究と藤原宮の復元が待たれるところですが、最後はお金ということになるのかもしれない。

 藤原宮跡の見学に来ました。この地は694年から710年までのわずか16年間だけの日本の首都だったなどと書かれていました。

 とにかく広い。正面に見えるのが香具山。よく知っている名前です「天の香具山」として万葉集に5首が詠まれているとのこと。この広場の中に朱塗りの柱らしきが左に見えています。遠く右方にも朱塗りはあります。近くに行ってみれば「ここは〇〇跡」なんて書いてあるのかもしれない。

 奈良には何回か来て、何か所かは見ているのですが、今日の見学場所は初めてでした。お宿は近鉄橿原神宮前駅から徒歩数分の「THE  KASHIHARA」に2泊。


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