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大島紬村と黒糖焼酎 (2022南西諸島no15)

2022-08-23 | 沖縄

 大島紬村にやってきた。村内をご案内いただく方が出迎えてくださった。

 

 亜熱帯植物園も併設していた。黄色い小さな花がびっしり。「ゴールデンシャワー」タイ王国の国花だといいます。

 こちらの名前は聞き漏らしたのか・・・

 これはデモかもしれませんが、職人さんが泥染め作業をしていました。

 そして織物作業工程の見学です。

 染め上げるまでに何工程を要するのでしょうか。「シャリンバイ染」(車輪梅) と書いてある。庭木や生垣にも使われているという花木。その樹皮や樹木が泥染めに欠かせない染料になるという。そこには染められた糸束と染める回数が書かれていた。その回数20~80回ともいう、気の遠くなるような工程だ。

 フランスの「ゴブラン織」、イランの「ペルシャ絨毯」と並び世界三大織物に数えられる大島紬だといいます。工程の見学後に商品の展示販売サロン、お土産ショップなども見て回りましたが、いや、お高いことだけは確認できました。150年から200年は着られると言われ、親子三代にわたって受け継がれるという代物なんですから。

 30以上もの工程を経て生み出されるこの生地は、ひとつ作り上げるのに半年から1年もの時間を要する。美しい図柄、カラスの濡羽色にも例えられる深い艶、しなやかな肌触り、軽やかな着心地が魅力だ・・・と紹介されていました。

 「高倉」むかし奄美大島では穀物を貯蔵する倉として利用されていたそうです。

 

 

 そして黒糖焼酎の酒造所にやってきた。黒糖を使っての焼酎造りは、ここ奄美諸島にだけ酒税法で認められているという貴重なお酒なのです。次のように紹介している。・・・焼酎臭さがなくサトウキビに由来する甘い風味が感じられることから、焼酎が苦手な人でも飲みやすいのが大きな魅力。ラムのような香りとウイスキーのような甘さがあることから、洋酒好きな人にもおすすめですよ。・・・と、さらに「よりプレミアムな味わいを求めるなら、40度以上の度数のものを飲んでみましょう」ときた。

 いただいたパンフの裏面に位置関係がきれいにわかる地図があった。

 米むし、仕込みの行程など順次見学して蒸留室にやってきた。

 そして試飲ルーム。各種いっぱいいただいた。重量ありなのに720ml.を二本買うてしまった。

 かっこいいユニフォームだったので写させてもらった。

 

 8日間の旅の中で唯一写した写真がこれ、くたびれ顔だけどいいや。と公開することとしました。2021年日本では5つ目になる世界自然遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」なのに、遺産には何の縁もない今日のスケジュールを終えるのでした。

 黒糖焼酎から帰船の折、土砂降りのスコールに見舞われてしまった。船の前で開かれていた物産売り場、帰ってきたら購入しようと目を付けていたのに大失敗。バスは船のタラップに横付けされる始末。小休憩のあと風呂に行った。誰もいなかったからスマホでパチリ。船着き場に停泊中のため窓には目隠しカーテン。でも、ひとリ風呂でゆったり時間でした。

 

 こちらキャビンの洗面所と隣にトイレ。その隣にシャワー室。

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