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五花海散策を終えて(2013中国no8)

2013-12-05 | 中華人民共和国

 

  写真撮影のお嬢さん。リュックからイヤホーンが覗いています。13億人、いやいや14億人になったとガイドさんが言っていた。一人っ子政策がまだ進められるというのに、何故どんどん増えるのでしょう。その14億人の何%の人がここ九寨溝を訪ねることができるのでしょうか。広い国土です。ある程度の収入を得る生活がなされて居なければ、この地までは足を運ぶことができないでしょう。 



 

  どこの湖や滝などには、必ずこうした案内表示をしています。その説明文は、上段から中国語、英語、ハングル語そして日本語と続きます。その一部のご紹介・・・・・「海抜2472m、長さ445m、平均幅員173m・・・(中略)・・・青空、白い雲、緑の草、翠林の湖への投影に相まって、コバルト色、濃い青いなど色調から織り混じった湖光水色となり、彩り豊かで美しい景観となります。」と書いています。原文のまま記載しました。何処の説明文にも、ちょっと難解な日本語つづりがありますが、意は十分伝わるものでした。ところでこの掲示板を見ながら、ふと思うのです。同じ説明書きをするのに英語での表現は何とまあ多くの文字を使うのかと・・・ほんとにつまらないことを感じてしまうのです。

  「こうよう」と言えば日本では「紅葉」と書かせるでしょうが、ここでは「黄葉」です。この風景の中に紅を散りばめたらどんな絵になるでしょうか。辺り一面を紅に染める日本の「モミジ葉」 をこの地に寄贈してあげようか。でも、2,500mを越えるこの高地では生きていけないかもしれない。

  こんな姿に何回も接しました。この撮影が大変なんです。絶景ポイント、そこに集う多くのお客さんに立ち退いてもらわなければ、この撮影スポットに立つことはできないのです。 

 この倒木何年ここに沈んでいるのでしょうか。倒木には石灰が次第に付着してくるという。 どの写真も楽しい(私は)。お山が逆さまに写っている湖面はエメラルドグリーン。曇り空にはなんの色もついていません。水草や藻が湖底にあればグリーンに。湖は、まさに変幻自在幻想的な姿を提供してくれるのです。

  ここ「孔雀河道」っていったけ。この混雑ぶり。その視野に絶景ポイントがあるところは、何処もこんな風景があります。でも、この立ち位置での写真撮影は思うに任せないのです。 

 

  湖の透けるような碧を何と表現すればいいんでしょうか。炭酸カルシュウムを含んだ水と陽の光がなす美でしょう。紅葉とマッチしたその絵の前に何時までも立ち尽くしたい時間だったのです。

 

  疲れも忘れてよく歩きました。心豊かな一日の終わりです。今宵は珍しく中華鍋、お好みの具材で、久しぶりに美味しい夕食をいただくのでした。 

 

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