沖縄戦「集団自決」に日本軍の関与はなかったとして元日本軍隊長らが訴えている裁判の口頭弁論が9日、大阪地裁で開かれた。
軍関与を指摘した「沖縄ノート」(岩波書店)の著者、大江健三郎氏の陳述は「集団自決は、日本軍ー(沖縄駐留の)第32軍ー守備隊へとつながる縦の構造の力が、住民に強制したと考えた。個人の資質、選択でなくもっと大きな日本の軍隊がおこなった」と。誰が考えてもそう考えるのは当然である。大江氏は、「手榴弾を渡されたという体験は自身も何度も聞いているし、(新たな証言も発表されて)命令があったという確信はつよくなっていると」と語っている。
提訴するのに「沖縄ノート」を読んでいなかったり、人に勧められて裁判をおこなったりで、結局、「関係ないとはいえない」とか、県に責任をおしつけたりで、まったく笑止千万。
歴史の真実はどんなに、あがいてみても、ひねくってみても、ゆがめることはできない。
元戦隊長発言転換/「自決」指示は県 強調
「『集団自決』を指示したのは、軍でなく県だ」―。九日、大阪地裁で開かれた「集団自決」訴訟の本人尋問。沖縄戦時に座間味島で指揮を執った元戦隊長の梅澤裕さんは、閉廷後の記者会見で持論を展開した。尋問では「集団自決(強制集団死)」への日本軍の責任を「ありません」と明言した後、「関係ないとは言えない」と軌道修正する迷走ぶり。日本軍の責任を県に押し付ける責任転嫁の手法に、被告側支援者は「あきれてものが言えない」と言葉を失った。
軍関与を指摘した「沖縄ノート」(岩波書店)の著者、大江健三郎氏の陳述は「集団自決は、日本軍ー(沖縄駐留の)第32軍ー守備隊へとつながる縦の構造の力が、住民に強制したと考えた。個人の資質、選択でなくもっと大きな日本の軍隊がおこなった」と。誰が考えてもそう考えるのは当然である。大江氏は、「手榴弾を渡されたという体験は自身も何度も聞いているし、(新たな証言も発表されて)命令があったという確信はつよくなっていると」と語っている。
提訴するのに「沖縄ノート」を読んでいなかったり、人に勧められて裁判をおこなったりで、結局、「関係ないとはいえない」とか、県に責任をおしつけたりで、まったく笑止千万。
歴史の真実はどんなに、あがいてみても、ひねくってみても、ゆがめることはできない。
元戦隊長発言転換/「自決」指示は県 強調
「『集団自決』を指示したのは、軍でなく県だ」―。九日、大阪地裁で開かれた「集団自決」訴訟の本人尋問。沖縄戦時に座間味島で指揮を執った元戦隊長の梅澤裕さんは、閉廷後の記者会見で持論を展開した。尋問では「集団自決(強制集団死)」への日本軍の責任を「ありません」と明言した後、「関係ないとは言えない」と軌道修正する迷走ぶり。日本軍の責任を県に押し付ける責任転嫁の手法に、被告側支援者は「あきれてものが言えない」と言葉を失った。