自民党もダメ、民主党もダメ。ならば新党に期待できるというのだろうか。歴史の歯車を逆に回そうとする勢力に期待はもてない。閉塞状況の日本の政治だが、その大本にアメリカ言いなり、財界中心の古い枠組みの政治がある。この「古い枠組み」の脱却以外に、日本の新しい政治は望めないと思うのだが。ここにこそ日本政治の展望を期待したい。
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石原都知事が辞任表明=新党結成し、国政復帰へ-維新との連携で「第三極」構築
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東京都の石原慎太郎知事(80)は25日、都庁で記者会見し、次期衆院選に向け、自らが党首を務める新党を結成し、国政に復帰する意向を明らかにした。同日、都議会議長に辞表を提出した。石原氏は、日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)との連携に前向きな姿勢を示しており、民主、自民に対抗する「第三極」の構築を目指す。自身は衆院選に比例代表で出馬する意向だ。
石原氏は「きょうをもって知事を辞職する」と表明。後継に関しては、猪瀬直樹副知事の名前を挙げた。石原氏は現在4期目。任期半ばでの辞任については、「都民は理解してくれると思う。放り出すわけではない」と述べた。
公職選挙法の規定では、辞職の申し出を受けた議長が選挙管理委員会に通知してから50日以内に都知事選が行われる。
国政復帰の理由は、「明治以来続いている官僚制度をシャッフルしないと、国民が報われない。命あるうちに最後のご奉公をしようと思う」などと説明した。新党には、たちあがれ日本に所属する衆参国会議員5人全員が合流する見通し。石原氏は新党への参加者について、「予想外の人もずいぶんいる」と語った。今後、日本維新との連携協議も進める。
石原氏は4月に表明した沖縄県・尖閣諸島の購入問題への対応などを理由に、新党構想に一時慎重な考えを示していたが、結局、同諸島は国有化が決定。今月12日の記者会見では、新党結成の可能性について「あとは私の年齢と健康(次第)だ」などと発言。その後、健康診断の結果に問題はなかったことを明らかにしていた。
一方、石原氏と新党結成に向けた協議を続けてきたたちあがれ日本の平沼赳夫代表は25日、記者団に対し、新党結成の時期について「11月上旬を望んでいる」とした上で、次期衆院選での候補者擁立は数十人規模になるとの見通しを示した。日本維新との連携に関しては「大きな『連帯』ということをまず考え、(今後)政策的な問題はしっかり話し合っていく」と語った。(2012/10/25-20:38)