S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

丸い地球の上にに歪んだ社会

2013-05-08 16:48:07 | Weblog
つい先日起きたバングラデシュの縫製工場のビルが倒壊して、500人もの人たちが亡くなった事故。
事故のとこは2500人もの人が働いていた。

ここは、今世界で売られている安い洋服の工場だった。

ビルにひびが入っていて危険だったにもかかわらず、経営者は工場の人たちに仕事をするように
命令した矢先のビル倒壊だ。

時給10円ほどで働いていた人々が縫った洋服を私たちが買う。
とてもせつなくなった・・・

日本もユニクロ、gu,安い洋服はワンシーズン着たら捨てられることも多い。

いったいいくらで仕入れられているんだろう・・・

そしてこれが資本主義経済の実態なんだと思った。


わたしたちが着る安い洋服はたくさんの人の命まで犠牲にしてしまった・・・


どこかが歪んでいる。

この丸い地球にあるたくさんの国、そこに暮らしているたくさんの人間

丸い地球に住みながら、歪みきってしまった資本主義経済という社会。
命よりもお金が優先されることが当たり前のような社会。


経営者は事故後、すぐに逃げようとしたが逮捕された。
亡くなった人たちには補償すらないだろうと推測される。

誰もがこの事故の責任を心の中で感じなければいけないのかもしれない。


会社は働く人を育てるのではなく使い捨てる、ただの労働力としてしか見ていない企業は
いま驚くほどたくさんある。

昔の日本では当たり前だった会社が人を育てるという風習はもう今は消えかけている。

どこかが違っていて、どこかが歪んでいる。

誰かが犠牲にならなければ生きていけない社会は虚しい。

きのうとは打って変わって寒い朝で、めまぐるしい春です。

2013-05-07 16:42:33 | Weblog
村上春樹氏が、きのうの講演会で、今度の作品について語ったことのなかに、非リアリズムの部分がなくてリアリズム
の部分で書いたのは、自分にとって実験・・・と語ったことばをネットで読んだ。

わたしはこの小説を読み終わった日にフェイスブックに書いたけれど、非現実と現実の世界を違和感なく行き来するのが
村上作品のおもしろさだけれど、今回は非現実部分があまりなくなったと記した。

たぶん、村上氏は実験と言っているけれど、彼のなかで現実の方が重たくなってきたのではないかと思う。

それは年齢もあるし、今の日本の現実(原発事故後の)もあるし、世界の状況も関係しているだろうか。


負の状況の現実がその人のなかで容量を占領していく時、人はたぶんそれに押しつぶされそうになりながら
生きていくだろう。

そこから飛躍できことができたらしあわせでもあるのだけれど、負荷というのは、身体にも心にも
ストレスをかける。

そういう自分をもっと外側から冷静に見ることができる能力を小説家は保持しているのだろうけれど。

それでも村上氏の内側で、現実は重たくなっていったことを感じる。


村上作品で、わたしが一番好きなのが「ねじまき鳥クロニコル」・・・すごくおもしろかった。

たぶん、この作品は村上作品の転機になったような気がする。

イスラエルでの受賞の言葉も印象的だった。
「もし正しくなくてもわたしは強固な壁ではなく卵の側に立ちたい」と彼は言った。

弱くて、小さな存在の側に立って作品をつくることが小説でも詩でもだいじなことだと私も思う。


連休明け、少し忙しい。

またあたふたと日常に舞い戻った。

お休みはあっという間に終わり。

2013-05-06 15:00:25 | Weblog
黄金週間・・・・・最終日。

善光寺の花回廊にでかけた他は、ジムにいって筋トレやダンス、

冬ものの洋服の片付け、きのう久々に蕎麦打ちで山菜の天ぷらを作った。

善光寺の近くの「水油」というお店で買った綿実油という油で天ぷら作ってみました。
このお店ではごま油やラー油もおいしそうだったので、買ってきました。

店主の奥さんが天ぷらするとおいしいですよ!と教えてくれたのですが、ほんとすごくさらっとしていて
油のきれがよくて、からっとあがってすごくおいしかった。

明日からまた仕事で忙しいので、きょうは手間がかかるけど、手作りピザを作ろうと思う。

この間、テレビでしらすのカルシウムは乳製品といっしょにとるとよく吸収されると言ってたので、
シラスピザにしよう!




長野県ではお休み中に山の遭難事故があり、9人の人が山で命を落としたし、野尻湖の水難事故もあった。


シリアでは戦争が始まった。イスラエルが空爆

先日オバマ氏が、「政府軍が化学兵器を使った」という会見をしていたけれど、こういうのは以前と同じ。

ブッシュ前大統領が「イラクに大量破壊兵器がある」と言って、イラク戦争を始めたそれと同じだ。

戦争をはじめる言い訳を世界に発信しているだけだ。

アメリカはイスラエルを容認している・・・・・

人間は何度も同じことを虚しくくりかえしている。