「死刑弁護人」安田好弘著 を読んでいる。
安田氏は光市母子殺害事件、オウム真理教の麻原の弁護などをした人。
光市母子殺害事件では、かなり世論にたたかれてきた人物だ。
この本を読んで、自分が新聞やテレビで得た情報はとても偏ったものであることを感じた。偏った情報だけで、弁護士パッシングをする世の中というのは、とてもこわいと感じた。
昔の魔女裁判・・・あいつは魔女だから殺してしまえ・・・それが大きなシュプレヒコールみたいになって魔女と言われた女の人が火あぶりにされる・・・
どこか似ていないだろうか?
真実はいつもかくされている。
裁判は公平でなければならない。それが法治国家だ。
そして今の裁判の重罰化の流れもとてもおそろしい気がした。
とくに「死刑」という判決はどうしてもさけられないというぎりぎりのところで下されなければいけないと思う。
そこに裁判官は感情も偏見も排除してほしい。
被害者感情にばかり流されてもいけない。それが裁判の真実だ。
確かに被害者は犯人に対して煮えくり返るほどの思いを抱いているから、どうしても検察の主張が真実だと信じる、そしてその思いもわたしは感じとる。
安田氏の本は、わたしも裁判を経験したからとても真実味があった。
検察のまるで作文のような起訴状、そして求刑文、裁判官の裁判での尋問をまるで無視したような態度も・・・・
この本はとても重たい。
いろんなことを投げかけている・・・
安田氏のことば
「弁護士になって楽しいことはひとつもなかった」と。そして裁判では全ての調書などを頭にたたきこみ眠るひまもないほど頭の中に組み立て裁判に望んでいる。
真実は何なのか?安田氏はいつもそれを追求している姿勢に頭が下がる思いがする。
安田氏は光市母子殺害事件、オウム真理教の麻原の弁護などをした人。
光市母子殺害事件では、かなり世論にたたかれてきた人物だ。
この本を読んで、自分が新聞やテレビで得た情報はとても偏ったものであることを感じた。偏った情報だけで、弁護士パッシングをする世の中というのは、とてもこわいと感じた。
昔の魔女裁判・・・あいつは魔女だから殺してしまえ・・・それが大きなシュプレヒコールみたいになって魔女と言われた女の人が火あぶりにされる・・・
どこか似ていないだろうか?
真実はいつもかくされている。
裁判は公平でなければならない。それが法治国家だ。
そして今の裁判の重罰化の流れもとてもおそろしい気がした。
とくに「死刑」という判決はどうしてもさけられないというぎりぎりのところで下されなければいけないと思う。
そこに裁判官は感情も偏見も排除してほしい。
被害者感情にばかり流されてもいけない。それが裁判の真実だ。
確かに被害者は犯人に対して煮えくり返るほどの思いを抱いているから、どうしても検察の主張が真実だと信じる、そしてその思いもわたしは感じとる。
安田氏の本は、わたしも裁判を経験したからとても真実味があった。
検察のまるで作文のような起訴状、そして求刑文、裁判官の裁判での尋問をまるで無視したような態度も・・・・
この本はとても重たい。
いろんなことを投げかけている・・・
安田氏のことば
「弁護士になって楽しいことはひとつもなかった」と。そして裁判では全ての調書などを頭にたたきこみ眠るひまもないほど頭の中に組み立て裁判に望んでいる。
真実は何なのか?安田氏はいつもそれを追求している姿勢に頭が下がる思いがする。