素晴らしい世界は作れない

夢と希望は妄想だった。
子供には許されても、大人のやることではない。

外から見ると、夢や希望を達成した人がいるように見える。

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源氏物語はそういう考えの真相を示した。

光源氏はどういう生活をし、
どういう考えや気持ちで生きていたか。

結局、生き方をいろいろ示し、
どれがいいということはないことを示した。

結局、人は自分を生きることに真実がある。

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他人と比べ、争う、
この事実を生きる男であり、
その偽りの中にある真実を生きる女である。

結局、人は自分を生きることしか出来ない。

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そこをはみ出し、
Gёdel合理性とナッシュ合理性に反し、
解けない問題を作って悩み、
これを金と快楽で、鎮痛解熱する。

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病気を作って、これを治療する。

これが現代文明だった。

自己否定自己破壊、ここに金と快楽を作る。

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これが自己否定の快楽による鎮痛であり、
自己破壊に金による解熱である。

即ち、偽善と欺瞞の、偽自己と仮自己のよる演技だ

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だが虐げられたものは幸いである。

神に祝福されるだろう。

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虐げられることで、雑念は払われ、
そこに心が現れる。

日本人は国家に虐げられ、
雑念を除去され、清らかな人になった。

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だが他人の不幸には関心が弱かった。

国家として清らかになれなかった。

大人になる時期になった。

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世界の対偶対称構造を知った。

この最適化が人の生き方だ。

それは昔から知っていた、安穏だ。

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社会に安穏を作る。
現代式に言えば、世界を負帰還化し、安定化する。


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西欧は仏教や儒教を批判した。

1.自分さえよければいいという考えだ。
2.偉い人の言いなりになればいいという考えだ。

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民主主義も市場主義もエゴイズムだ。

1.自分さえよければいいとする考えを集団でやることだ。
2.所得・消費・欲望の言いなりになればいいという考えだ。

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ここに現れたGёdel合理性とナッシュ合理性だ、
人は自己の魂になる生き方しか出来ない。

高度地球社会に到達した。