超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

1Q84は 多重人格性お伽噺である

2010-04-26 05:18:32 | Weblog
1Q84は、優しさと残酷の二重人格によるスイッチヒッティングである。
ここに愛と魂の置き場所を作った。

人はこれを愛と魂としか見ないため、この作品は大成功を収めた。
その殺人やいじめ殺しは、隠蔽され、
人殺しを公然を晒した。

ここに人は癒しと救いを見る。
残酷は優しさにスイッチヒッティングされ、
この二重人格は、隠蔽される。

ここに妙なる愛と魂が歌われ、
それが人間性の殺人であることは隠蔽される。

*。
愛と魂の対偶は、殺人強盗である。
このパラドックスの解消こそが、人の道である。

それを解消させず、発振させ、
それを愛と魂として、上書きされた。
これが二重人格である訳だ。
即ち、優しさだけが意識され、残酷は意識されない。

都合のいい面だけを意識する、解離性人格障害だ。

       *。
ここに偽善と欺瞞の演技が、愛と魂を結晶する。
それが殺人の言い換えであることは、意識されない。
これが畜生性であろう。

*。
1Q84は児童文学であり、大人になることを拒否した世界だ。
そこにはお伽噺があふれ、
それですっかりいい気持ちになる。
これが児童性だ。

*。
大人の世界は、理想と現実のパラドックスの世界だ。
これを解消する大人だ。

1Q84はいい気持ちを殺人と暴力から取り出している。

*。
大人は、殺人を拒否し、いい世界を作ろうとする。

1Q84は殺人の中に、いい気持ちを取り出している。
殺人の檻の中で、いい気持ちを見つけているのだ。

    *。
これは殺人か愛か。
これは殺人でしかない。
それを愛と上書きしているのだ。
即ち、殺人愛だ。

時に愛にスイッチし、時に殺人にスイッチする。
そのあわいが意識されない。

*。
そのあわいこそが現実だ。

1Q84は現実の排除に成り立つ。
即ち、嘘と妄想の世界だ。
即ち、お伽噺だ。
ここには人の住む現実はない。


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