負帰還はパラドックスの解消である

正義を求めた何千年。
正義は悪を咲かせる花だった。

正義こそ悪を作る装置であった。

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これが作用と反作用の法則である。
正義を追求すれば、悪が作られる。

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作用は硬貨の表面、反作用は硬貨の裏面。
正義も悪も、自己同一であった。

これでぼろ儲けした権力だ。

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正義は権力のぼろ儲け装置でしかなった。
証明終わり。

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善悪を超えた世界が、命と魂の世界だ。

これが悟りではない。
悟りにも、発振モードと負帰還モードがある。

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正帰還モードでは、善悪はない。
善も悪も、エネルギーとして換算される。

負帰還モードでは、善悪はエントロピーとして最適化される。
エントロピーは、善悪を最適化する。
これがパラドックスの解消である。