超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

真実と虚偽

2008-01-15 09:06:52 | Weblog
人や文明に魂を入れる、
これが「よき未来への意志」だ。

*。
現代文明には魂が入っていなかった。

人の意識や世界は、
ナローバンド・スカラーであった。

これが現在を生きる生き方、「今こここれ」症候群だ。
即ち、金・物・力を生きることだ。

*。
人や世界に魂を入れる。
それが「よき未来への意志」だ。

すると意識や世界は、
ブロードバンド・ベクトルとなる。

*。
人の世界は、
真偽、実虚、美醜の三座標からなり、
これに時間を入れる。

これが未来への意志であり、
四次元となって、
実際の世界となる。

今までは時間のない三次元に、
人は生きていた。

いくら豊かになっても、満足がない道理だ。

かえって混乱した。

*。
四次元を三次元で生きていた。

これが空虚感や無力感の正体だろう。

時間がない存在への飢餓感、寂寥感。
これをナラティブに再現する。

いみじくもハイデガーはやった。
「存在と時間」。
ナラティブでは魂は入らない。

死は生の存在不可能という可能性だ。
時間を入れることが出来なかった。

よき未来への意思、
これで存在に時間が入る。
生は死の存在不可能という可能性になる。

*。
よき未来への意思、
これで人の存在は時間の入ったベクトルとなる。

そして第一象限維持が出来る。

ここから分かることは、
ナローバンド・スカラーは第三象限現象だ。

これが悪魔屋敷であった!

ここでは最適化は行えない。

*。
成功と幸福、
これは時間のない世界だ。

時間のない夢と希望、
それが成功と幸福だ。

これが悪魔のお菓子だった。

よき未来への意思、
ここには成功も幸福もない。

真実への意思、
これが光り輝き、炸裂爆発する。

*。
人は生き方をドジっていた。

成功と幸福、
その対偶のダイポール・モードは、
破壊と殺戮。

それが現代の世界だった。
その中に成功と幸福はあった。

それは成功と幸福であってない!

*。
孤独と絶望、
第三象限の特性だ。

実存や現存在は時間を捨てることだったのではないか。

だからヒットラーやスターリンが必要になったのだろう。
これで空虚感と無力感を補填しようとした。

かえってそれを強化増幅した。

*。
日本を神の国にする、
これはこれは孤独感と絶望感対策だったのではないか。

そのためますます孤独絶望感を膨らまし、
遂に孤独と絶望のバブルは炸裂した。

これが太平洋戦争であっただろう。

今でもこれを離れられない人が、
孤独と絶望を粉砕するために、
自己を粉砕し、
その行為に孤独と絶望を深め、
遂にこれの条件反射付けられ、
絶えず自己破壊行動に耽る。

*。
これが高貴な死であり、
死に至る病だろうか。

死ぬことを目的に、
即ち玉砕への万歳突撃を繰り返す。

現代文明自体、
玉砕への万歳突撃だ。

日本は現代世界の自己同型写像であった。

これが素直で真面目で几帳面の結晶であった。

*。
そしてこの病を殺す、
免疫を手に入れた。

戦争放棄、戦力放棄、核廃絶、
即ち世界制覇の放棄、中華思想の放棄。

即ちよき未来への意思。
それが平和憲法だ。

*。
実に世界制覇思想、中華思想は、
時間のない現象であった。

平和憲法の本質は、
人類に、よき未来への意志を入れることである。


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