超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

全体処理 部分処理

2008-11-19 06:05:35 | Weblog
高学歴化の対偶は、リアリティの処理不能化である。

識字率向上は、知識の断片化をもたらした。

その結果、高学歴は、欠陥商品を生み出し、
ビジネスを詐欺恐喝化した。

事態を処理するのでなく、
事態を物事化し、断片化した。

 *。
高学歴化は、壷である事態をばらばらにした。

事態を知識の欠片に分解し、
即ち、事態をモノ化し、記号化し、
事態の欠片である記号の楽しい消費を通して、
現実を作った。

砕片を集めても、壷は元に戻らない。

だがこのバラバラ化によって、
その破片を金のなるように集め、
美しく見せれば金になるのだった。

これが現代文明の真相だ。

   *。
ここに現代人は、
存在の全体を失った。

存在を部分の集合で展開する。
ここに金を作れるが、
存在そのものを失った。

*。
即ち、生きる喜びを失い、
無限の生理的快楽を得た。

これが全体なき部分現象である。

*。
これが金と快楽の豊かさだ。

ここには生きる喜びも生き甲斐はない。

際限なき快楽の消費が必要だ。
だが満足はない。

人は豊かさと引き換えに、人間性を失った。

*。
即ち、豊かさは人間性と生き甲斐の破壊であった。

人は魔性の人となった。
快楽はあるが、人はずたずたに引き裂かれ、七転八倒する。

豊かさには毒があった。

*。
即ち、豊かさは毒である。

これが対偶文だ。


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