超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

対偶構造論 よいは悪い、悪いはよい

2008-10-20 06:56:07 | Weblog
「誠実と悪徳 E・H・カー1892-1982」ジョナサン・ハスラム

歴史は過去と現在の対話である。
国際政治をリアリズムとして捉え、
世界をリードしたカーだ。

この偉大な人間を内面から研究したハスラムだ。

その辛らつな批判はどこから生まれたか。
彼の内面は、孤独で敵対的パーソナリティであり、
他者と共感の乏しさが目に付くパーソナリティだ。

傍から見える彼の誠実さは、
実は独善的で傲慢のトートロジーであった。

*。
これは対偶構造論から当然であり、
人格的に立派な人が、誠実な議論をするだろうか。

常識的議論しか出来ない。
しかもその毒は隠されている。

これが対偶構造論だ。

誠実と常識は全く違う。

     *。
この世でいい人たちは何をやったか。

勿論犯罪などしない。
人の役に立つことをやった。

だが社会の悪を野放しにしていた。

*。
いい人たちに期待されることは、
社会を壊す悪を整理してもらうことではないか。

いい人はそういうことはしない。

*。
社会悪と戦う人は悪党といわれる。

   *。
気持ちの上でいい人、
いい気分にする人であろう。

*。
これが衝動系にいい人であろう。

ここでは、いいは悪い、悪いはいい、
こういう現象が起きない。

あくまでいい人だ。

人を殺されることは見ているだけだ。

      *。
人を殺す人を止めにいったらいい人だろうか。

相手を殺さねばならない。

*。
この難問に挑んだキリスト教だろう。

相手を殺さずに、殺される人を守る。

*。
キリスト教も大虐殺を繰り返してきた。

     *。
自然のままと、自然に手を加える。

やっと議論になるようになってきた。
それが構造理性だ。

*。
それは負帰還意識だ。

白昼夢と妄想、即ち、夢と希望でなく、
構造意識のグランドデザインの時代となった。

これを現実に実現することは現在困難だ。
立ち上がれば急速に発展するだろう。

*。
だが答えは分かっている。

現代社会にはそれが損失になる。

改革は利権の破壊だから。

*。
これからの社会は負帰還社会だ。

利権のソフトランディング、
これも負帰還の問題だ。

      *。
戦争放棄、その本質は平穏だ。

日本文化はそれを持っている、
だがそれお上日本の対偶だ。

*。
極悪非道の対偶は、平穏と静謐だ。

戦争放棄は平穏の平行移動だ。
その対偶は極悪非道だ。

*。
その最適化、
即ち、極悪と平穏を足して2で割る。

日本の民事裁判は、
原告と被告の主張を足して二で割るといわれる。

*。
国家と国民を足して二で割る。
そうならないことが日本の欠陥だ。

*。
構造理性を理解し、
それを実現するシステムを作る。

それが問題となった。


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