超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

良き心地は悪の華である

2012-10-09 05:47:25 | Weblog
良き心地は、悪の華であり、死の舞踏である。
西欧の一部は、ゲーテやベートーベンが悪の華であることを知っていた。

西欧の批判勢力は、作用と反作用を知っていた。

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良き心地が生み出したものは、殺人と略奪である。
それは99%の貧困である。

西欧近代文学は、人の意識を発振させた。
これが悪の培養器となった。

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感動や恍惚感は、人の不幸も同時に生み出した。
今や、不幸の方が巨大化した。

始めは良いことばかり、そしてそれは悪を積み上げた。
これが感動と不感動のシーソーだ。

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こんな感動を捨て去る紫式部思想だ。

始めから平衡でやる。
これが普通であることだ。

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静謐は、普通の持つ情感だ。

芭蕉俳句は静謐だ。
これが普通の正体だ。

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普通の実体は、無私無心である。
それはないもないことではない。

それが魂だ。
静謐は魂の森羅万象だ。


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