降雪量は
それほど多くはなかったと
思うのですが、風が強く寒い日でした。
そんな中、会員9名とろう者1名が
出席して例会が始まりました。
出席した人、偉いですね。
前半は「保存手話と新しい手話」
新しい手話というのは、
普段、学習している表現なのですが
それすらわからないものもあり
情けない・・・
保存手話とは、高齢ろうあ者が
よく使っている単語ということで
15個学習してきました。
が、帰宅して
すでにわからなくなっている
ものもある(泣
大切・勘違い(なんだ~)
金欠(貧乏)
遊ぶ・兄弟・準備
初めて・珍しい・どうして
一発で・でたらめ
思いきって・手遅れ
念のため・考えをかえる
学習している手話表現に似ていたり、
動きの回数が
1回と2回の違いだったり
するものもありました。
でも、それだけではなく、
顔の表情や動きの速さの違いがあり、
改めて手だけの表現ではない
と学習しました。
そして、
コロナ禍ということもありますが、
老人クラブだったり
ろう者との交流の場がなく
生の手話に触れられる機会が
少ないことを淋しく思いました
後半は、「語源を考えてみよう」
4人ずつ2つに分かれて語源を考え、
Hさんに通じるように頑張ってと、
サイレントの手話表現で発表しあいました。
「手話の知恵」に載っているいるものを
解答とするということでした
「出来ない」
色々ある表現の中から、
上下に重ねたグーの両手を左右に動かす表現で
考えるということでした。
私たちのグループでは、
この動きのグーを上下にトントンと動かす
「出来る」から考えました。
腕のいい大工さんは釘を上手に打つ(出来る)が、
下手な大工は釘を折ってしまう(出来ない)
この状況を表現していると考えたのですが、
違いました。
切羽詰まるからきている
ということでした。
切羽というのは、
日本刀のつばを挟む金具のことで、
手入れが悪い等で、
刀がさやから抜けない・抜きにくい状態を
表現しているということでした。
「お茶」
そんなに簡単な答えじゃないかな
と思いながらも、
茶道からきている
お茶を飲む様子からと考えましたが、
違いました。
江戸時代、
お茶は丸くて長い筒にお茶の葉と
水?湯?を入れて、
お茶の葉が沈むようにトントンとして
売られていて
その様子からの表現ということでした。
「すごい」
聞いたことがあるという人がいて、
当てました。
四谷怪談のお岩さんの
醜くなった顔からということでした
「早い」
光陰矢の如し(こういんやのごとし)
という諺(ことわざ)があるように
弓から放たれた矢の速い様子から
ということで
どちらのグループも
当てることができました
語源は
江戸時代くらいまで、さかのぼるものが
多いのかなと思いました。
経験したことのない形の学習方法で、
楽しかったです
「手話の知恵」という本は、
もう売られていませんが、
サークルの図書としてあります。
以前借りたことがありますが、
全部を読まずに返却しています
もう一度借りて読もうかなと思いました。
ななでした。