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にしみの鉄道情報局付属ブログ

西工唯一のフルフラットノンステ

2012-08-30 | バス(車両)
1997年頃から製造された初期の大型ノンステップバスのうち、三菱ふそうを除くいすゞ、日野、日産ディーゼルの3社は、エンジンの搭載方法を変更した、フルフラットノンステを用意していました。
エンジンを最後部に横方向に搭載した特殊な構造で、車両価格も高価だったため、公営交通や電鉄系事業者を除くとあまり普及せず、2005年ごろまでに製造を終了しています。これらは、ほとんど純正車体での製造ですが、西日本車体工業でもごくわずかに製造しています。



撮影 京都駅前 2007年3月18日


京都市交通局が導入した、その超貴重品の西工製のフルフラットノンステ。シャーシはいすゞで、純正車体だとキュービックボディを架装しています。京都市交通局は1999年に3両、2000年に1両の全4両導入しています。


撮影 立命館大学前 2008年3月29日

こちらは、2000年に導入されたKBS京都の交通安全キャンペーンかたつむり大作戦の寄贈車。他の3両がL尺でホイールベース4.8mなのに対して、ホイールベース5.3mとN尺なのが特徴です。
当初は、急行101系統専用車として京都市電をモチーフにした塗装でしたが、現在は一般色となっています。ただ、現在も車体には交通安全キャンペーンかたつむり大作戦からの寄贈車であることが書かれています。


このバス、前ドアにスロープを取り付けています。大型ノンステップバスの前ドアにスロープを取り付けた例は、同時期の京都市交通局の他車種でも見られる特徴で、他にはあまり例のない仕様です。
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