
最近色々影響があって、ウイスキーをよく飲むようになっています。そのウイスキーを扱ったのがこの本、ウイスキーの科学(講談社ブルーバックス刊)です。
ウイスキーのは基本的に、麦を発酵させた醸造酒を蒸留し貯蔵したものです。
厳密には違うのですが、ビールを蒸留するとウイスキー、ワインを蒸留するとブランデーと言う事になります。
ウイスキーは大麦などの穀類を発酵させ、それを蒸留して樽で長期間熟成させて完成します。スコッチとその亜流と言える日本のウイスキーは大麦を使い、バーボンなどの北米のウイスキーはトウモロコシを原料にしています。
大昔のウイスキーは蒸留して、そのまま完成でしたが、16世紀以降スコットランドの酒税法が厳しくなり、密造酒が横行します。密造酒を樽に入れて貯蔵し、時期が来て出荷する事が行わてていました。
この時期に樽にウイスキーの原酒を入れ、長期間熟成すると味が変化して美味しくなるということが発見され、それ以来様々な熟成が行われるようになっています。
その後、連続蒸留機を用いたグレーンウイスキーが作られるようになりました。グレーンウイスキーとそれまでの単式蒸留のウイスキー(モルトウイスキーという)を、ブレンドすることが一般的になり、今のウイスキーはシングルモルトウイスキーもしくはピュアモルトウイスキーと名乗らない限りは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンドになっています。
シングルモルトと呼ばれているウイスキーも、単一の樽で熟成したウイスキーではなく、同じ蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしたものです。一つの樽からのウイスキーはシングルカスクと呼ばれ、めったに市場には出まわらず、たまに蒸留所付属の売店で売っていたりします。
この本では、ウイスキーの製造方法や長期間熟成するとウイスキーがなぜ美味しくなるのかを科学的に説明しています。