今回はその太陽の活動と地球環境について取り上げた本、「眠りにつく太陽―地球は寒冷化する」桜井邦彦著祥伝社新書刊を紹介します。
筆者は長年太陽の黒点を観測していて、その数が太陽の活動、さらに地球環境に影響を及ぼしていることを指摘しています。
14世紀の中世ヨーロッパは温暖な時期から、小氷河期に入りつつ有った時代で、アルプスの氷河によって村が押しつぶされる、グリーンランドの入植が壊滅状態に陥るなどの記録が残っています。
日本でも、桜の開花が2週間以上遅くなったりと記録が残っています。これらの寒冷化の影響などもあり、中世ヨーロッパでは革命や戦争が起きたと言われています。
さて実際に1970年代から、徐々に地球の平均気温は上昇傾向にあり、2000年頃には夏場がかなり熱くなりました。ところが、2000年代に入ってからはたしかに暑いのですが、平均気温の上昇は落ち着いています。そのため、二酸化炭素では無く、別のところに地球温暖化の原因があるのではないかと筆者は見ているようです。2000年頃から太陽の活動が、少し落ち着いてきているのではないかと考えられています。
実際に、黒点数など太陽の活動と、地球気温の相関関係については1700年頃からのデータがあるのみで、もっと長いスパンで見ていかないと、詳しいことはわからないのではないかと感じました。