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nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

旧本揖斐駅

2021-12-16 | 

名鉄揖斐線の終点の本揖斐駅。木造の規模の大きな駅舎が特徴でしたが、廃線後の2005年に取り壊されています。揖斐川町は町内に養老鉄道揖斐駅が有り、鉄道がなくなるわけではないので、名鉄の遺構保存はあまり熱心では無いようです。


本揖斐駅のホームは私鉄のターミナルらしく、線路も含めた屋根で覆われているのが特徴でした。

揖斐線黒野本揖斐間の主力はワンマン化された750形でしたが、電圧の関係で新型車が入れなかった谷汲線と異なり、770形780形が同区間の運用に入っていました。場合によっては、岐阜市内線からの直通列車が黒野でそのまま本揖斐行きになる場合もありました。廃止直前は、谷汲線の方に750形と510形が集中して入っていたので、黒野本揖斐間は780形で運用されていました。



現状駅舎は取り壊され更地になっていますが、駅に隣接していたドーム形の公衆トイレはそのまま残っています。揖斐川町コミュニティバスのバス停名称は本揖斐のままで、養老鉄道揖斐駅から谷汲や久瀬方面へ行くバスがここで方向転換するため、ロータリが設けられています。

撮影 2000年夏頃 2020年6月20日

第3村

2021-08-21 | 


天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅は現在、シン・エヴァンゲリオンとのコラボで期間限定で第3村となっています。





駅名標がすべて第3村となっています。すべて天竜二俣駅がモデルかという異なり、実際の制作では第3村のジオラマを作成して、それに天竜二俣駅の個々の建物を組み合わせていたようです。
シン・エヴァンゲリオンとのコラボは9月26日までとなっています。



ところで天竜二俣駅前にはC58 358が保存されていますが、このC58が劇中で登場する車両のモデルの可能性が高いです。

撮影 2021年8月11日

名電を冠する駅 名電各務原

2021-06-10 | 
名鉄はかって国鉄や他社に同名の駅がある場合、新を頭につけて区別していました。国鉄JRとの接続駅に新を付けると、他の地区から来た利用者が混乱を招くということから、中部国際空港開業時に名古屋岐阜一宮の3駅は名鉄を冠するようになりましたが、地元の利用者がほとんどの新鵜沼や新木曽川などは、現在も新を冠しています。

その新を冠する駅名ですが、新安城と新瀬戸、新知立(→東知立→廃止)以外は名古屋よりも北側の名岐鉄道に由来する区間に集中しています。
それに対して、名古屋よりも南側の愛知電気鉄道やその系列会社開業区間は、前述の新安城を除き、方向や、社名、旧国名などを付けて同名の国鉄や他社の駅と区別していました。新安城は今村を1970年に改称したもので、国鉄との区別というより、追随に近いかもしれません。

愛知電気鉄道本体が開業した区間に、名電を冠する駅、名電山中、名電赤坂、名電長沢の3駅ありますが、これらは名岐鉄道との合併前、愛知電気鉄道の略の愛電を冠していました。これら3駅の他社の同名の駅は、遠隔地のため、名鉄との合併後に新を付けず、改名を最小限にするために名電にしたと思われます。
また愛電系列の碧海電気鉄道(現在の西尾線の一部)や知多鉄道(現在の河和線)の開業区間では、社名の碧海や知多を冠する駅がありましたが、地域名でもあるため、名鉄への合併後もそのまま放置され、知多半田、知多武豊、碧海古井は現在も残っています。




それで各務原線に名電各務原という駅があります。各務原線はもともと各務原鉄道として開業し、1935年3月に名岐鉄道に合併、さらに同年8月に愛電と名岐の合併で、名古屋鉄道の路線となっています。各務原線の開業当初、この駅は、二連隊前でしたが、1938年に防策のため、現在の名電各務原(めいでんかがみはら→めいでんかかみがはら)に改称されています。
直ぐ側に、高山本線の各務ケ原駅(かがみがはら)があるため、重複を避けたと思われますが、なぜ新各務原ではなく名電を冠したのはよく分かっていません。ただ名電各務原への改称は、愛電を冠している3駅が名電に変えたのと同日で、その影響ではないかと思われます。

ちなみに名鉄各務原線には新那加と新加納という駅がありますが、新那加は近隣に高山本線那加駅があるためですが、新加納駅は他の名鉄の新が付く駅と由来が異なります。JR岐阜駅の南側や名本線の加納駅の周辺が江戸時代以来の城下町宿場町の加納ですが、中山道の加納宿の東に新加納という間の宿があり、それが各務原線の駅名の由来となっています。

武生新→越前武生→?

2021-05-16 | 


福井鉄道の越前武生駅、以前は武生新という駅名でした。北陸新幹線の南越駅の正式名称が越前たけふに決定し、改称される可能性が高くなっています。

もともと北陸新幹線の延伸区間のうち、南越駅を除く5駅は在来線の駅に併設されるのですが、南越駅だけは新幹線単独の駅なので、駅名を検討していました。
越前武生(たけふ)、新武生(たけふ)、越前市、南越たけふ(武生)、越前、武生新、南越、越前国府の8の候補が上がっていました。
越前武生は現行の福井鉄道の駅名と重複していますが、駅名選定委員に福井鉄道の関係者が入っていて、福井鉄道側は駅名改称費用を越前市が負担すれば問題ないと発言しています。

JRの武生駅から300~400m離れているので、同名だと少し問題があり、改名する可能性が高いと思いますが、改名候補はこのあたりでしょうか。

◎ 福鉄武生
◯ 越前市役所前
▲ 新武生
△ 越前市
☆ 武生新
  電鉄武生
  武生駅前
  福電武生

本命は一番無難な福鉄武生、対抗は越前市役所前、穴は新幹線の駅名候補にもなった越前市と新武生、大穴が旧駅名の武生新だったり。

撮影 2018年6月16日

JR四日市駅

2021-04-10 | 



JR四日市駅は名古屋方面や津方面の乗客が近鉄に移行して久く、現在は閑散としています。窓口と自動改札はありますが、駅員がいない時間帯があるので、ドアがない簡易型の自動改札機となっています。

近鉄と隣接している桑名駅の方が四日市駅の倍以上JRの乗降客がいるので、運賃やダイヤ上の問題というより、四日市の現状の中心市街地から外れていて駅周辺にこれと言った商業施設がない、四日市市北部からくる路線バスが先に近鉄四日市駅に寄り、その後にJR四日市駅に来るという地理的要件の方が大きいようです。
桑名の場合は、乗り換えの養老線ユーザーが、養老鉄道分社化後に初乗りが2社分になることもあって、運賃が安いJRに移ったこともありますが。

参考:名古屋~桑名    350円(JR)
   名古屋~桑名    450円(近鉄)
   名古屋~四日市   460円
   名古屋~近鉄四日市 640円



駅構内には貨物駅があり、四日市港の臨港地区への石油輸送の中継点と、コンテン貨物の取り扱いがあり、三重県内の貨物の拠点となっています。だだ長編成の貨物列車をコンテナホームに入れることができず、編成分割が必要なので、貨物駅は手狭な状態となっています。




それでいまや四日市駅名物となったホワイトボード劇場。過去のものの一部は以下のサイトにまとめられています。ちなみに桑名駅にも同様のホワイトボード案内があるらしいです。

https://togetter.com/li/1463417


撮影 2021年4月3日