
山陽本線と美祢線の分岐の厚狭駅。山陽新幹線の新幹線単独の駅以外では、乗客数が最も少なく、閑散としています。5年ほど前、宇部線、小野田線などを乗車して、博多で宿泊した事があったのですが、新幹線に乗り換えのため、厚狭で下車した所、新幹線停車駅にも関わらず駅構内にあまりに何もないことが驚いた記憶があります。在来線改札外に売店が1つあるぐらいで、あとは何も商業施設はありません。
昨年、美祢線乗車のため訪れたときも、構内はそれほど変わっておらず、在来線改札にICカードリーダーが設置されたくらいでした。もっともこのICカードリーダーは、新幹線のEX-IC利用客の在来線構内通過用のカードリーダーで、このあたりの山陽本線がICOCAエリアというわけではありません。(今年の4月1日から下関~徳山間がICOCAエリアになる)
在来線部分は、分岐駅かつ美祢線では貨物列車が過去多数運転されていた関係で、ホーム数は多く広い構内を持っています。

新幹線停車駅というと、旧来の市街地とは反対側にも、多かれ少なかれ何かありますが、厚狭の新幹線側は本当に何もありません。新幹線停車駅になってから20年以上経過しても、駐車場と僅かな住宅地、不釣り合いなマンションぐらいしか目につく物はありませんでした。利用客が少ないのか、民間の駐車場業者が進出していないようです。


もっとも、新幹線駅ができる前は、市街地とは反対側に改札はなく、田園風景が広がっていて、全く何もなかったそうなので、それよりは発展しているようです。
撮影 2022年10月14日