トライアングルの部屋

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ひかりの魔女 さっちゃんの巻 山本甲士

2024-02-25 16:26:27 | 本 2024年
ひかりの魔女シリーズ第3弾

待ってました
もちろん一気読みです

今回はさっちゃんこと重ノ木さちが語る
ひかりおばあちゃんの話

小学校5年生
不登校で
フリースクールに通うさっちゃん
そこに真崎ひかりおばあちゃんが
ボランティアスタッフとして
やってくる

ひかりさんと出会って
本当にできないことと
単にできっこないと思い込んでいることとは
違うということを学んだ

毎週金曜日にやってくるひかりさん
同じ方向だからと毎回一緒に帰ることになったのだけど
途中いろんな会話をする

そこからさっちゃんは物語を作ったりするようになる
さらに途中にある公園で
けんすいに挑戦

できっこないと最初からあきらめたら
何もしないまま人生が終わってしまうことになる
やってみて駄目でも
落ち込む必要なんてない
他の何かにまたチャレンジすればいいのだから

さっちゃんの家族は
タクシー運転手をしている母親と
祖父の三人暮らし

母は仕事の愚痴ばかり
おじいちゃんは定年退職して
毎日つまらなそう

そんな家族にもひかりさんは魔法をかけた

ひかりさんは以前書道の教室の先生をしていて
公私ともに面倒を見たせいか
今でも教え子に慕われている
そして教え子は社会のあちこちで活躍
ひかりさんは顔が広いのだ

さっちゃんのお母さんは
昼間しか働けず
業績が低迷していたのに
ひかりさんのツテで
仕事の依頼がバンバン入るようになる

ひかりさんと一緒に行ったホームセンター
その店長も元教え子
店長の好意でミニビオトープを玄関前に置くことになる
それを近所の人たちに開放
誰でもメダカを見ていいことにしたら
いろんな人が来てくれて
おじいちゃんがもっぱらその応対をすることになった

さっちゃんはいろんなことを思い出すとき
「ひかりさん以前」と「ひかりさん以後」と
表現することにしたって
それだけ
ひかりさんと知り合ってからの変化が素晴らしいってこと

いろんな本
図書館で借りることが多いし
買っても読み終わったらすぐに売ってしまうけど
このシリーズだけは手元に置いて
時々読み直している
そんな楽しい本

ドラマ化してほしいと思ったこともあるけど
原作のイメージ壊してほしくないので
今は反対派

イメージと合う俳優さんが思いつかない
しいていえばミス・マープル演じた
ジョーン・ヒクソンさんかな






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