白洲 正子文学逍遥記

故・白洲正子様の執筆された作品を読み、その読後感と併せて能楽と能面、仏像と仏像彫刻、日本人形、日本伝統美術についてご紹介

白洲正子文学逍遥記-0006

2013-08-13 | 日本の伝統芸術

 

白洲正子文学逍遥記

 & 能面・仏像・日本人形・・etc

 

 

臨時公開

 

以前別のブログで掲載しておりました「能面と能楽」を8/20迄、数回程、再公開します。ご覧になっていない方はどうぞ参考にしてください。

 

能面と能楽 

                  

能楽の歴史と能面-007

  西南諸島も春たけなわとなりました。畑の野菜も終わりを告げ、白菜、大根、青梗菜の類は下葉が枯れてきました。ジャガイモなどは春植えが終了し、芽の出るのを待っております。渡り鳥も数が少なく名なって来た様に感じられます。とは言え、本州はまだまだ厳寒の所もあるでしょう。あと、半月ほどの辛抱でしょうか。春は其処まで来ております。


                                                         本


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浅井能楽資料館 (アザイノウガクシリョウカン) -001

 

所在地  〒526-0267       滋賀県長浜市力丸町106
 

先回は滋賀県彦根にある彦根城博物館をご案内しました。今回は少し山側に寄ったところ、浅井長政の縁の地にある浅井能楽資料館をご案内します。


 

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能楽資料館といっても、格式ばったところではなく、一般の民家のような感じの建物です。
辺りは畑がありますので、混雑した街中とは違うのですぐ分かりますが・・・・
美術館や博物館のイメージは有りません。

今から10年以上も前に筆者はここを訪れました。それから都合2~3回は尋ねておりますでしょう。始めて伺った時は少し戸惑いましたが。つまり、窓口、受付のような改まった感じのものはありませんでした。民家の家を訪ねるがごとく、伺ったような感じでした。 観覧料金は現在¥700円だそうですが、当時実際に支払ったかどうか、記憶にありません。


 

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館内は当時3箇所のエリアに分かれており、一つは「能装束」の陳列エリア。 二つ目は「能面」の陳列エリア。最後が「機織」のエリアでした。筆者の目的は能面鑑賞で、能装束は最初頭に中にはありませんでした。しかし、能装束を見た瞬間、余りの美しさに心の中で驚きました。能装束は彦根城博物館ですでに見ておりましたが、暗い照明の中でもあり、かつ、江戸時代の作でも有ったことから、くすんだ色合いで、お世辞にも心ときめくということは有りませんでした。
能舞台の中の照明に映し出された能装束の色合いと、自然光に近い中での能装束の色合いは違うのです。


 

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ここの資料館で実際に機を使用して、絹糸を折り、染色していたわけですので、新品のまっさらなので余計に色合いの鮮やかさと華麗さと美しさに、心を奪われたのかもしれません。にもかかわらず、能面のほうに寄り好奇心が勝っておりました。ためつすがめつ能面を見入っておりました。特に名工・鈴木 慶雲明治の彫刻家・高村光雲の弟子)打ちの<鷲鼻悪尉(わしばな あくじょう)を20~30分間も見つめておりました。

後で、館長が曰く・・<こちらのほうが心配になって(泥棒でもするのかと?X!>・・
モニターで監視しておりました (^-^)

こちらの方が聞いて吃驚!・・・呆気にとられた感じ・・・どちらがそうだったか?

 

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それでも、そのことが幸いしたかどうかは分かりませんが、後日伺った時は女性の館員の方が一人居られたのみでしたが、能面を直に見せても良いとの話をしてくれました。こちらの方が吃驚してしまったことがあります。
最近分かったことですが、館長は筆者より3歳若く、その女性は奥さんだった由・・・(^-^)

余談ですが・・・以前にも東京の麻布の知り合いの奥様が、喜多流の宗家の喜多六平太氏と知り合いだったので、私が余りにも能面のお話をするものだから、<じゃ、喜多さんから能面借りてあげましょうか?>言われて、こちらがどぎまぎした経験があります。このような経験はこちらから願っても普通は有り得ない世界なのです。 
運が良かったとしか言えませんが・・・(^-^)


これも後で知ることになるのですが、館長は中々の人材で業界では高名な方でした。 ある本屋介して少しは筆者も関係が有ったのです。この話は鈴木 慶雲と一緒に次回に致しましょう。


 

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