茜ちゃんの「島日記」
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本日も奄美の梅雨は開けませんでした。朝は上天気!
しかし段々曇り空になった来た。 雨が降りそうな塩梅だ。
と言う訳で本日もお預け!
朝の5時ごろから、例の馬鹿ガラス夫婦がやって来た。
何しろ亭主の声が悪いのですぐ分かる。女房は普通なのだが亭主は浪花節だ。
声を聴いただけで石をぶつけたくなる。
即、鷹の声のミサイルを一発お見舞いしてやる。
女房ガラス はすぐ逃げる。亭主は怖いのだが女房の手前頑張っている。
しかし、遂に退散する。本物の鷹が声で引き寄せられて来るからだ。
いずれ、こんな運命に成るかも?
紫陽花は毎日色合いが濃くなって行く。
奄美には余り紫陽花は見られない。花屋に苗も見当たらない。
「ガクアジサイ」が欲しいのだが・・本州に行けば素晴らしい紫陽花が有るのだが・・
ガクアジサイは可憐な花だ。様々な品種が有る。
関西では奈良の中宮寺の観音堂の周りの紫陽花が美しい!
畑の野菜も終わりに近づいて来たようだ。
タマネギも収穫終了! トマトはカタツムリの被害は増大する一方だ。
来年はカタツムリの食害の対策をしなければ・・
相手が地の虫なので中々大変である。石灰を沢山撒いてみようか??
面打ち再開!-2
半蔀(はじとみ)
Twitterを以前観ていたら画面に掲載されていた「半蔀」のシテの姿が出て来た。
能面は恐らく・・「若女」であろう。<はんなり> とした面の風情である。
毛書きの部分が良く見えないので、ハッキリ確定は出来ないが、
面(おもて)の造りは「若女」である。たいへん素晴らしい面である。
* はんなり・・京言葉で「可愛らしい」という意味。
「若女」・・長澤 氏春師 作
これは長澤氏春師作の「若女」である。良く風情が似ている。
名人の技量が良く出ている素晴らしい作品。
「半蔀」の面の作家は調べて解った。素晴らしい技量の方である。
何時間観ていても観飽きない良い出来の能面である。
能面を観る時はこのレベルの能面を観る事である。眼の保養にもなる。
能面師 選定保存技術保持者 長澤 氏春師
能楽の道具 立て
能装束
能楽には「能装束」が先ず挙げられる。 曲によっては「直面(ひためん)」と云って、
能面を掛けない場合もあるが能装束は必須である。能衣装という言い方は間違い。
美術館や博物館では江戸期以前の作品が見られるが、
照度の関係と時代による色の退色で余り美しくは見えない。
しかし、滋賀県の北近江では今でも能装束を大きな機で織って、染色して仕立てている業者が居られる。
素晴らしい色合いには感激するばかり。これ程美しいものはないという位の出来である。
北近江は強い丈夫な繭が出来る。其れと良質の水である。これが良い作品に繋がる。
女性なら暫く立ち竦んでしまうであろう。それほどの作品である。
写真よりも実物の方が美しく見える。
扇
「扇」も 日本伝統工芸の素晴らしい芸術作品だ。京都の河原町界隈を歩けば
簡単に手に入る。何本か持っていたが全て女性に獲られてしまった。
竹と紙と日本画の複合芸術である。
面袋
能面を納める道具の一番身近な物 が「面袋」。
これも能装束の端切れ(反切れ)を使ったもの、上質の布団生地、
それから専用に初めから機で織って、
染色して仕立てた高級品もある。ピンからキリまである。
専用の場合は生地で¥25.000円程度、仕立て料金は別である。
爺の面袋・中央 (中身は見せません)
面袋の中は「能面+面当て」からなる。 <面当て>はガーゼのような柔らかい布で、
能面の上に置いて擦れ傷、打撲の傷が出来るのを防ぐ役目がある。
写真のような場合も有るし、白い羽二重の布一枚の事もある。
本日はこの辺りでお開きと・・