酸ヶ湯温泉の湯治棟に泊まった・・今時一般家庭では滅多に見られないだろう。
この部屋は6畳だが、当時住んだのは真ん中にベニヤの仕切りが有って3畳の部屋だった。
住んだのは一時だったが、物を取るにも直ぐに手が届き使い勝手は良かった。
目をショボショボさせながら湯に浸かったが、入り口に目を洗う洗面台が有るのに気が付いた・・張り紙には体の中心部を洗うと元気になると有った。
誰かさんは一生懸命冷水を掛けていたけど元気になったのだろうか。
新青森駅でレンタカーを借りて時間が有ったので、酸ヶ湯温泉の先に有る「奥入瀬渓流」に寄ることにした。
ここも大昔に訪ねた覚えがあるけど、残念ながら当時の感動はよみがえらなかった。
我が感動の記憶はその後に訪れた他所の風景に上書きされてしまっている・・中でも安曇野のワサビ畑脇の清流は脳裏に焼き付いている。
映画にもなった八甲田山雪中行軍遭難の慰霊碑・・当時(太平洋戦争もそうだが)は兵隊の命は徴兵のハガキの価値しか無かったのか?
そんな時代だったと言えばそれでお終いだが・・