ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

ネット上でのトラブル…その後

2008-04-21 08:56:11 | 番外
知っている方も多いかと思いますが、
私は数日前から、ネット上でのトラブルに巻き込まれ、
困惑していました。
ようやくそれも終わりかな…
一息ついた今朝になって、
この出来事を通して、
これまで自分の中で、あるひとつの視点が希薄だったことに気づきました。

それは、発達障害児やその親を支援する
教師と言う立場の方々の苦悩です。

私自身、子どもの学習の面倒みる…という
一見、教師と類似の仕事をしているようにも見えますが、
私の仕事は個人授業。
どこまでいっても家庭生活の延長線上にあって、
家庭学習の質を向上させるという目的から外れるものではありません。
それで、「モンスターペアレンツ」といった流行語を耳にしても、
何だかピンとこず、
他人事のような受け止め方をしていました。
しかし、自分が経験しているネット上でのトラブルが泥沼化するにつれて、

「客観性」とか「社会のルール」という基本となる基準をうしなった場で、
論理性を欠いた感情にもとずく意見に、
どこまでもつきあい
答えていくという大変さを身をもって感じました。
そして多くの教師がそうした「家庭」を「社会」に持ち込む混乱した親とのトラブルに疲れ果て、
次に出会う親が、たとえきちんとした方であっても、
関わって対処することを戸惑ってしまう気持ちが、
理解できました。
だからと言って、対処しない先生の肩を持つわけではありません。

学校と言うのは、家庭とちがって、
小さな社会であって、
直接の体験を通して、
社会のルールを自分の内面に作り上げていく作業を手伝うところです。
もちろん学習は中心となる目的でしょうが、
それのみを追及する場でないのは確かなのです。

社会性に未熟さがある発達障害の子は、
当然、学校での生活は苦難の連続です。
またその責任を問われがちな親も、同じように苦しいはずです。
それでも学校という
本当の社会よりは守られている小さな社会で
失敗やトラブルを繰り返しながら いつか社会に出ていく準備を整えていく必要があります。

そう考えたときに 家庭を代表する「親」という立場と、
社会を代表する「教師」という立場を、
あいまいなままにしていると、
お互いに感情のもつれが発展し、
醜い争いとなるか、
子どもの障害に全ての原因を求めて スマートな関係を保つか
どちらかになってしまいがちだと感じました。

長くなったので次回に続きを書きますね。
 
↑励みになります。応援ポチをお願いします

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無題 (junseok)
2008-04-21 11:40:39
こんにちは。

ま~…僕もその一件でなおみさんを
知った人間です。

当地での意見はあくまで個人のやり取りなので、
僕が言及する事はないですが、
それで僕自身がなおみさんを知ることが出来たのは、
何かの縁かな?と思ってます。

親という事ですが、
正直親の力というのが
以前と比べ弱くなっている気がします。

というのも現在の親は核家族で育ち、
祖父母を知らない人が多いですよね。

なので「親=自分の親&自分」だけになり、
そこに祖父母だったり、
親戚があまり入らない気がします。

情報化社会と言われつつ、
家庭内の情報不足がある感じは
多少なりにあったりします。

田舎に行くと祖父母といっしょだったりしますが、
ある程度以上の規模の街や、
新興開発都市だったりすると、
やっぱり核家族は多いですからね。
返信する
なおみ先生(><) (みい子ヽ(*’-^*)。)
2008-04-21 12:42:13
びっくり致しました!
そんな事があったんですね・・・
もう解決は出来ましたか??
やはり嫌がらせのような感じなんですよね・・・

ネットは希薄なのかなぁ・・・って思いきや、
全然そんな事なくて、素敵な方も沢山居るんですが、
やはり中には、心ない方、悪意を見せてくる方もいますよね・・・
私はそこまで酷い事を言われたことはないですが、
少し不快な思いをした事はあります・・・

なるほど・・・
教師と親の立場ですね・・・
あまり深く気にしたことがありませんでしたが、
今後、娘が上の学校に進学したり、
チビ達も大きくなるにつれ、
今までは気にならなかった問題も出てくる可能性もありますよね・・・

学校の先生との感情のもつれ・・・
無いに越したことはありませんが、
そうならないように、障害は関係なく、
考えなきゃかも、、、と改めて思いました・・・。
返信する
junseokさんへ (なおみ)
2008-04-22 07:00:47
コメントありがとうございます。junseokさんの視点…確かにそうですね。それと今の時代は、祖父母世代のような、よけいな一言&おせっかいな愛情を持って方々が、悪のように排除されていますが、苦言も良いものとして認識されていた時代の方々も悪いものじゃないです…いろいろな年代の方がともに暮らしていくことの大切さを感じました。
返信する
みい子さんへ (なおみ)
2008-04-22 07:15:44
コメントありがとうございます。何のことやらわからないみい子さんには、…???ですよね。悪意なのか何なのか…おそらく、私は通り魔にやられたみたいに、ストレス発散のターゲットにされたんでしょうか?
それにしても,送ってもいないメールのことで、ひどいことが書いてあったから謝れとか…私の理解を超える要求の数々で…ちょっと肩こりが…メールなら発信者がわかるんじゃないかなぁ?と思ってしまうのは私だけなのかこちらは教室をしているので、ブログを見つつリアルにお付き合いしている方も多いので、
ダンナの職業なんかも本当なんですよ…どうしてうそをつかなきゃならないかも不明いまだ???なぞの多い出来事です。まあ、同情してポチを押してくださる方が増えたりと、ありがたいのか…今日は700人近い訪問者でした。私以外にもこんな被害にあった方が多いんでしょうかね?あんまり見ないんで知らないんですが、掲示板では日常茶飯事ですよ~と生徒のお母さんが教えてくださいました。
返信する