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ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

ちょっと辛い…そしてちょっとうれしい出来事♪

2008-04-20 18:34:18 | 番外
実は数日前、ちょっとショックなことがありました。
私の住んでいる地域はお年寄りが多くて
回覧板を回すのは大切な仕事です。

もともとお昼に在宅の方しかいないので、
お葬式の回覧板なんかは、
回ってきたら即座に回さなきゃならないというルールが
当然のこととして決まっています。
私も普段は自宅で仕事をしているので
そのことについて真剣に考えたことがありませんでした。

が、今月、簡単な手術を受けたため、
何度か病院に通って、
夕方遅くまで家を空けることがありました。
娘はまだ田舎で、息子も学校が遅い…。
そしてきわめつけにダンナが夜勤というその日…
お葬式の回覧板が回ってきていたのです

帰宅して気づいた私は
慌てて隣に回そうとしたものの、隣はお店をされていて夕方には
シャッターを閉めています。
そこで、隣の隣の方のところへ事情を話して
回覧板を回させてもらいました。

翌日、不機嫌そうに隣の奥さんが次の回覧板を持ってきて
「今度から、あんたんとこが最後になるようにしたよ。」と、
告げました。
そこで「ガーン」と落ち込んだ私は、
あの日私のせいでスムーズに回覧板が回らなかったことで近所の人たち…
怒っているんだなぁ…それで、「あそこを最後にしろ~!!」とか文句をいっぱい言われてたんだろうな…そんな風にグチグチ考えていました。

が、数分後、今回の一件のおかげで最後にしてもらえたんだから
これから先は安心して外出できる
ここは逃げずにきちんと謝って、
最後にしてもらえたお礼を言っておこう。
これって、ラッキーなのかも…?
そもそもお年寄りとはちがうライフスタイルで暮らしているのに、
そのことで迷惑をかけないよう先に配慮していなかった私がまずかった
と思い直しました。

そしてまずお隣へ。
お隣さんははじめ怒って「あんたのせいでお通や行けん人もあったやんか~!
と言ってましたが、病院に行っていた事情を話し
最後に変えてもらったお礼を言うと
にっこりして「そらその方が助かるやろ~病気ならしゃーないやんか」と
言ってくださいました。
そこで、「病気だけでなく、うっかり屋なのでこれまでも回覧板を回すのが遅かったこともあるんです。すいません。」と付け加えておきました。

するとちょうど少し先に、 
同じ町会ですごく厳しいことで評判の男性がいました
私は、思い切って自分の方から近づいて
隣の方に話したように、謝ったり説明したりしました。
すると、その方はにっこりして
「そんな日もあるわな~しゃーないで」とおっしゃってくださいました。

勇気が出たので、夜には他にも迷惑をかけた方のところにうかがって、
謝ることにしました。

えらく前向きな話ですが、これまで、
ご近所付き合いには少し後ろ向きだった私なのです。

でも 数日前、ネット上でのトラブルに巻き込まれて、
陰でコソコソするのは絶対イヤだ~!
と感じたもので、
自分の生活態度も見直す事にしたんですよ。
するとこんないいことがあるなんて…(良いことなのか疑問ですが…)
とにかく、(迷惑をかけたのは事実なので)
ちょっと辛い…でもちょっとうれしい出来事でした。


 
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (悠里)
2008-04-20 21:25:44
今回のことは、なんでこうなるの?と思っていましたが、なおみさんの毅然とした姿がつたわってきました。質問に対する丁寧な答えは、理解できました。
返信する
ども (junseok)
2008-04-20 23:17:33
こんばんは。

回覧板は昔渡しに行って褒められるのが
とてもうれしかったです(笑)

ってさておき、
近所付き合いって大変そうですよね。

実は僕の家っていつも井戸端会議上でして、
物心ついたころから連日いろんな人が
我が家に上がり母と
あ~でもない。こ~でもないって
話してるのを聞きながら育ちました。

だからよく噂が飛ぶのはなんとなく感じます。

けど近所って色々な人がいて楽しいですからね。

我が家に回覧板を届けてくれる隣人のおばさんも
非常~に抜けた人(失言www)でして、
回覧板を届けてくれたのはいいけど、
中身が入ってなかったとか、
大量のチラシがなく
数時間後来たと思ったら
「これ。玄関に落ちてた」って
日常茶飯事的ですwww

気になったんですが、
留守なのに回覧板を置いていくって
あまり回覧板の意味がない気が…。
返信する
junseokさんへ (なおみ)
2008-04-21 07:35:09
コメントありがとうございます。留守なのに回覧板を置いていく…そういう人もいて、まあ暮らしやすいのか…とも感じています。junseokさんの隣のおばちゃんもナイスですね
私の住む地域は、出かけるようとすると必ず「どこいくん?」と声をかけられるんです。
それを わずらわしく感じたときもあったけど、もしものこういう事態にも対応していたのか~とちょっと納得しました。
返信する
悠里さんへ (なおみ)
2008-04-21 07:39:16
コメントありがとうございます。ご心配おかけしてすいませんでした。私にも学ぶ事の多い出来事でした。昨日は忙しくて疲れていたので、あちらの方からのコメントに半分眠りながら返事を書いてました。
今日はすっかり元気いっぱいです♪
返信する
Unknown (riko)
2008-04-21 07:44:08
本当にお疲れ様でした。なおみさんのお話は障害の有無を超えてとても心にしみこみます。
返信する
先手必勝 (チョッちゃん)
2008-04-21 08:58:42
 事情があって話を聞けば納得できる理由があったにもかかわらず、謝りに来た人に対してあまり怒る人はいないですもんね。

 説明すればそうだったの~?というレベルもそのタイミングを逃すとあいつが悪い・・の意識が先行してしまいますよね~。

 謝ったが勝ち、先手必勝でなおみ先生のご真意もつたわったことでしょう。よかったですね~^^
 
返信する
おはようございます (ひま)
2008-04-21 09:50:11
「嫌だな、苦手だな、できれば避けて通りたいし、何事もなかったこととしてやり過ごしたい。」という、現実逃避しようとする気持ちをなんとかよいしょっと立て直し、思い切って、”正しい方向であろうと思われる、もしくはこんな風に言われれば、話の通じる相手ならきっと理解してもらえるはず”と信じ、自分のとらなければいけない行動をとったとき、必ず良い結果に表れますよね。

 今年度は二男が6年生で小学校生活最後の年となりました。
 高機能自閉症を秘めた息子は多くの先生や職員の方々、そして何より周りの子供たちの理解と支援により、1年生から1日も学校を休まずに(忌引きやインフルエンザなどの出席停止をのぞき)通うことができています。
 息子は、周りに合わせられる空気を感じることが苦手ですが、親の私でもびっくりするくらいすごく優しい気持ちを持っています。
 低学年の子にはいたわりをもって接することができるし、先生のお手伝いは大好きです。言われる前にさっさと要求以上のことができる能力があるのです。
 これはすごい個性ですよね。そして、それを周りの子供たちが認めてくれています。

 5年生最後の授業参観では総合学習の発表会がありました。

 息子はこの総合学習が大の苦手です。1年間調べたことをまとめて、学んだことを自分の言葉で発表するという、最後の答えが曖昧でわかりづらい学習です。
 息子の場合、何をどう調べればよいのか、どう思ったことをまとめればいいのか、悩みだしたら止まらなくなり、そのうち思考が停止します。つまり固まります。びくとも動かなくなるのです。誰がどおしようと動きません。
 
 トイレに立てこもったまま、下校を過ぎても出てこなく、学校からお呼び出しを頂いたこともあります。
 「なにやっとんのぉ、早く出ておいで」と言うと、すごすご登場してきたので「臭かっただろうに、よく我慢してたね」と私が言うと、にこにこしながらけろっと「うん」という返事。気の毒になってしまいました。
 
 班を組んでの総合学習はもっと大変なようでした。何度言われても自分の役割がよく理解できす、先生の指導を頂いても困難でした。
 これが障害と言われる部分なのでしょう。言われすぎてよけいに混乱してしまい、学校内で逃げ回った事件も起こしてくれました。担任の先生が青くなって自宅まで見に来たそうです。その時私は仕事でいなかったのですが、たまたま長男が在宅しており、様子を伝えてくれました。
 
 二男が抱えているさまざまな困難を周りの子供たちが理解しようとしてくれています。
授業参観では個人の発表会形式でした。事前に宿題で持って帰ってきていた資料はほとんど私の口述筆記の状態ではありましたが、きちんと発表していました。
 それよりです。発表前の待機場所への移動で、二男がみんなの前を通って行こうとしたときです。数人の子供たちが小さな声で「後ろから移動だよ」と声掛けをしてくれていたのです。とても自然に小さな声で。周りの子たち、数人が。
 その様子を見せていただいた時、ただただ、感動でした。
わが子がいることで多くの迷惑をかけているであろうクラスメートなのに、その子の持っている困難をさりげなくフォローできている姿に非常にうれしく、そして貴重な体験をさせてもらったのでした。
 息子にかかわるすべての人たち。それぞれにいろいろな困難を抱えさせているはずです。トラブルも多々あったでしょう。それでも息子を認め支えてくれているのです。
息子なりにつらい思いをいっぱいしてるはずです。自分の思いと周りの思いの差。
 
 でも、それを補うことができているのは、息子の持っている個性、「思いやりが深く、とても気の付く部分」だと理解しました。

 マイナスである障害の部分をプラスである個性が補っている。なおみさんが以前ブログでおっしゃっていたことをようやく整理し、理解することができました。
 この調子で、私がフォローできる部分と、周りが理解し、支援してくれる部分が重なったときに、息子の生きやすさとして、実力以上の力を発揮し、イキイキ活動することができるんですよね。
 なんだか、わくわくしてきました。

 今年度は小学校のPTAで部長職につかせていただきました。少々荷が重く感じるのですが、5年間の恩返しです。
いろいろな人とのかかわりが決して得意ではない私です。
それでもがんばって行動すると、苦手だと思っていた人の意外な一面を見ることができたりして、苦手意識がなくなって行くのは 楽しい体験です。

 そして、どんな子供でも高学年になるとちらちら現れる横着病とさぼり癖が出てきた息子への軽いプレッシャーでもあるのです。

「お母さんは今年はたくさん学校にいくからねっ。楽しみにしておきなよ
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rikoさんへ (なおみ)
2008-04-22 06:36:48
コメントありがとうございます。温かいお言葉、うれしくいただきました。
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チョッちゃんへ (なおみ)
2008-04-22 06:43:16
コメントありがとうございます。先手必勝?!ですか!ご近所さんとは、生活や考え方が違うので、仲良くしすぎると、トラブルもあるのでは…と思っています。ちょうど良い距離を保って、気持ちよくつきあっていきたいです。
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ひまさんへ (なおみ)
2008-04-22 06:45:25
コメントありがとうございます。とてもステキなお話で、ぜひ、ブログの記事でも紹介させていただきたいと思いました。
どうぞお願いします。

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