前回までの記事に引き続き 問題解決学習と発達障害の子についての
toshi先生とのやりとりを通して考えたことを言葉にしていきたいと
思います。
私が公教育に求めるもの
言語能力ではなく視覚が優位な子にも適した学習と評価を。
集団の授業についていけない
特別支援教育
という極端な流れを作らず、グレーゾーンの子の心や将来に配慮した
支援のあり方。
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発達障害の子や定型発達の基礎学力が身につきにくいけれど能力の高い
男の子の多くは視覚優位
です。
このタイプの子は、
言葉を使って教えようとすると困難をきたすものの
頭脳パズル、中学入試にでるような幾何系の難問、
手作業によった考えていくこと
機械の組み立て
設計図の読み取り
パソコン等を扱う能力
などでは非常に高い能力をしるすことが多いです。
また、そのように言葉を介さず学ばせることで
能力が高まり、不可能でもあった分野の能力も
底上げされたりします。
しかし、公教育が、こうした脳のタイプや能力にばらつきが
ある子に対し、
言語能力の高さがなければ学習の習得が困難な状態にしているため、
本当に意味で地域の全てに子に公平にひらかれた教育と言えるのか
疑問も多いのです。
機械の組み立て
設計図の読み取り
パソコン等を扱う能力
の能力は社会に出ても価値がある能力で
もしこうした能力にも成績の評価が少しでもつくようになれば、
発達障害で言語能力にだけ極端な苦手を持つ子らの
エンジニアなどの仕事への
将来への道がつき、
小中の成績が悪いから、自分は能力が低いのだ…と
思い込むようなことがなくなると思うのです。
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私は今の公教育にもっとも不満な点は、
あまりに柔軟性がないために、
塾や習い事のような場では簡単にできるような人権への配慮が
無視されていることです。
ほんの一部の能力が弱いために
特別支援教室に行かねばならない子を持つ親が、
それに不服を感じるのは自然なことです。
遊ぶときには、定型発達の子と全く変わらないグレーゾーンの子が、
特別支援教室に行くのを拒絶するのは
よくあることでしょう。
そうしたグレーの領域にいる親や子の気持ちに
もっと柔軟に配慮できる
システムを作らなければ、教員の接し方や周囲の子の理解を良くしても
辛いことには変わらない
傷つくことには変わらない
ただ言い出しにくくなるだけ…
とはならないでしょうか。
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前回の記事に ゆうの母さんから次のようなコメントをいただきました。
おはようございます、なおみさん。
「問題解決学習」と発達障碍児の相性・・・
彼らの独特の感性が理解できないと難しい問題ですよね。
「何故彼らは暗黙の了解がわからないか」
「何故彼らの思考が定型の人にわからないのか」
ここらあたりの理解無しには議論はかみ合わないでしょう・・
なおみさんの書かれているように
「問題解決学習」はあらゆる意味で
発達障碍のお子さんにはストレスでしょう。
その原因は??発達障碍だから・・
息子を育ててそう思います。
では、何故発達障碍だから?
その答えは発達障碍について勉強してください、
としか答えようがないんです。
あまりに伝えないといけないことが多すぎる・・
感覚統合あたりを中心に保護者向けの本を何冊か読んでいただければわかると思います。
教師向けの「問題行動をどうやって減らす」志向の本ではなかなか発達障碍はわからないかも。
なおみさんのように
「教える側」からの理解を
彼らの特性にまでおとしこんで考えてくださる方が
増えてくれることを願っています。
そういう意味でなおみさんのブログには
感謝、感謝、です!
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ゆうの母さんが、
その答えは発達障碍について勉強してください、
としか答えようがないんです。
あまりに伝えないといけないことが多すぎる・・
感覚統合あたりを中心に保護者向けの本を何冊か読んでいただければわかると思います。
教師向けの「問題行動をどうやって減らす」志向の本ではなかなか発達障碍はわからないかも。
と書いておられる言葉…
そのまんま私の思いでもあるのです。
問題解決学習で、発達障害の子は「シングルフォーカス」という状態にたびたび
陥ることと思います。
この「シングルフォーカス」という状態は、
発達障害の子が、問題解決授業で変わった発言をするな~
と受け取られる原因になるかもしれません。
が、こうした場が、そうした考えから抜けられなくなる状態を作っているので、
変わってるな
障害をわかってあげよう
という流れは作りたくないし、
大人でもわかりにくいこうした脳の状態を子どもたちに理解を促していくのは
難しいと思うのです。
それよりも
言語の能力を得意とする子の授業があるなら、
視覚優位の子の学びやすい時間ももうけるといった
バランスが大切で、
どうあがいてもうまくできない世界で認めてあげるのでなく
正真正銘その子が得意とする世界の中で、
「こんな能力があったのか。すごいな~」と周囲に認めてもらう
時間を設けることが大事と考えているのです。
問題学習授業では、柔軟性、社会性、言語能力の3つが
そこそこ高い子でないと、
どんなに先生側の工夫があっても、それを受け継ぐ教師が変われば、
その3つのどれもにハンディーを抱える子に苦痛をもたらすと思います。
クラス全体の子どもの目がいきいきしていることは、もちろん大事です。
けれど、ほんの一部の子であったとしても、
発達障害の子たちについて考えることは、
どれほど話し合い、
考え配慮しても、しずぎとは言えないほど深刻な重い課題だと受け止めています。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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思います。
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発達障害の子や定型発達の基礎学力が身につきにくいけれど能力の高い
男の子の多くは視覚優位
です。
このタイプの子は、
言葉を使って教えようとすると困難をきたすものの
頭脳パズル、中学入試にでるような幾何系の難問、
手作業によった考えていくこと
機械の組み立て
設計図の読み取り
パソコン等を扱う能力
などでは非常に高い能力をしるすことが多いです。
また、そのように言葉を介さず学ばせることで
能力が高まり、不可能でもあった分野の能力も
底上げされたりします。
しかし、公教育が、こうした脳のタイプや能力にばらつきが
ある子に対し、
言語能力の高さがなければ学習の習得が困難な状態にしているため、
本当に意味で地域の全てに子に公平にひらかれた教育と言えるのか
疑問も多いのです。
機械の組み立て
設計図の読み取り
パソコン等を扱う能力
の能力は社会に出ても価値がある能力で
もしこうした能力にも成績の評価が少しでもつくようになれば、
発達障害で言語能力にだけ極端な苦手を持つ子らの
エンジニアなどの仕事への
将来への道がつき、
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あまりに柔軟性がないために、
塾や習い事のような場では簡単にできるような人権への配慮が
無視されていることです。
ほんの一部の能力が弱いために
特別支援教室に行かねばならない子を持つ親が、
それに不服を感じるのは自然なことです。
遊ぶときには、定型発達の子と全く変わらないグレーゾーンの子が、
特別支援教室に行くのを拒絶するのは
よくあることでしょう。
そうしたグレーの領域にいる親や子の気持ちに
もっと柔軟に配慮できる
システムを作らなければ、教員の接し方や周囲の子の理解を良くしても
辛いことには変わらない
傷つくことには変わらない
ただ言い出しにくくなるだけ…
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おはようございます、なおみさん。
「問題解決学習」と発達障碍児の相性・・・
彼らの独特の感性が理解できないと難しい問題ですよね。
「何故彼らは暗黙の了解がわからないか」
「何故彼らの思考が定型の人にわからないのか」
ここらあたりの理解無しには議論はかみ合わないでしょう・・
なおみさんの書かれているように
「問題解決学習」はあらゆる意味で
発達障碍のお子さんにはストレスでしょう。
その原因は??発達障碍だから・・
息子を育ててそう思います。
では、何故発達障碍だから?
その答えは発達障碍について勉強してください、
としか答えようがないんです。
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感覚統合あたりを中心に保護者向けの本を何冊か読んでいただければわかると思います。
教師向けの「問題行動をどうやって減らす」志向の本ではなかなか発達障碍はわからないかも。
なおみさんのように
「教える側」からの理解を
彼らの特性にまでおとしこんで考えてくださる方が
増えてくれることを願っています。
そういう意味でなおみさんのブログには
感謝、感謝、です!
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ゆうの母さんが、
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としか答えようがないんです。
あまりに伝えないといけないことが多すぎる・・
感覚統合あたりを中心に保護者向けの本を何冊か読んでいただければわかると思います。
教師向けの「問題行動をどうやって減らす」志向の本ではなかなか発達障碍はわからないかも。
と書いておられる言葉…
そのまんま私の思いでもあるのです。
問題解決学習で、発達障害の子は「シングルフォーカス」という状態にたびたび
陥ることと思います。
この「シングルフォーカス」という状態は、
発達障害の子が、問題解決授業で変わった発言をするな~
と受け取られる原因になるかもしれません。
が、こうした場が、そうした考えから抜けられなくなる状態を作っているので、
変わってるな
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という流れは作りたくないし、
大人でもわかりにくいこうした脳の状態を子どもたちに理解を促していくのは
難しいと思うのです。
それよりも
言語の能力を得意とする子の授業があるなら、
視覚優位の子の学びやすい時間ももうけるといった
バランスが大切で、
どうあがいてもうまくできない世界で認めてあげるのでなく
正真正銘その子が得意とする世界の中で、
「こんな能力があったのか。すごいな~」と周囲に認めてもらう
時間を設けることが大事と考えているのです。
問題学習授業では、柔軟性、社会性、言語能力の3つが
そこそこ高い子でないと、
どんなに先生側の工夫があっても、それを受け継ぐ教師が変われば、
その3つのどれもにハンディーを抱える子に苦痛をもたらすと思います。
クラス全体の子どもの目がいきいきしていることは、もちろん大事です。
けれど、ほんの一部の子であったとしても、
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どれほど話し合い、
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先日のコメントを記事にとりあげていただき
ありがとうございます。
「視覚優位」のタイプ、
まさしくうちの息子ですね。
中学入試の「図式化」できる問題は楽々自宅学習でできましたが
高校の証明問題は大の苦手!
「そんな当たり前の事、なんで書かなきゃいけないの?」
いや、当たり前であることを証明する問題なんですが・・(爆)
幸い理解のある先生方のおかげで
得意なセンターのみで受験できる大学に合格できました。
ほんと、
「こんなにできるならもっと上を目指せっ」なんて言われなくて
良かった、良かった!
ちなみに息子は板書を写すことと授業を聞くことの両方はできません。
中学~高校では「今日の授業内容のプリント」を使う形式でなんとかやれてきました。
大学ではICレコーダーを活用するつもりです。
そういう意味では「ちょっとした工夫」でみんなが理解できる授業の方法ってあるんだと感じます。
今になって思うのが
「感覚統合」と「ソーシャルスキル」の大事さ。
そこから実践方法(TEACCHなど)を学んだ方がわかりやすいのに・・・
案外軽度のお子さんほど必要な情報が手に入らないようですね。
・「感覚統合」と「ソーシャルスキル」の大事さ。そこから実践方法(TEACCHなど)を学ぶ…
・感覚統合あたりを中心に保護者向けの本を読む…
などが重要なのですね。
日々仕事で、子供逹の戸惑いや不安を感じているものの、具体的に何からすればいいか、どうやったら力になれるのか、(発達障害の本を読んだり、講演会に参加したりしても、ピンとこず)悩んでいました。
「感覚統合」「ソーシャルスキル」「TEACCH」「シングルフォーカス」など、私にはわからない言葉ばかり。まずは、ここから勉強始めます。
また、おすすめの本などあれば、教えて下さいね。
ありがとうございました。