ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

学校から失われたもの

2009-01-21 23:40:35 | 教育論
落ち着きがなくて来年の就学が心配…という年長さんの子どもたち
が、あることをきっかけに
急に集中力が増して
ソワソワウロウロが減ってくるときがあります。

あることと言うのは、折り紙のシュリケン作りや
あやとりなどに
まるで憑き物でもついたように毎日毎日熱中する時期です。

こうした手でする同じ繰り返しのある作業に没頭する時期を
過ぎると子どもの行動は格段に変化します。

集中力や根気に問題のある子の場合、
発達がゆっくりで
幼稚園ではなくて、小学校に入ってから
ようやくお友だちの影響を受けてこうした遊びに
興味を持つかもしれません。

昔は、学校というのは、こうした伝承遊びを伝え合う場でも
ありましたよね。
私も、絵描き歌、シャーリング、「アルプスいちまんじゃく」のような
手遊び、折り紙
などを学校の休み時間に楽しみました。

でも、最近では、学校からこうした
子どもの社会性や知能を内面から高める遊びが
失われている気がします。
のんびりした自由な雰囲気が失われているからでしょうか…?
そうしたものの価値が
軽く見られている気もします。

こうした遊びに夢中になれる環境作りをすれば
学級崩壊なども減ってくるのかもしれません。
子どもたちの問題点を見つける前に
子どもたちから取り上げたものを
返してあげると
病気が自然に治癒するように
子どもの心も本来のみずみずしさを取り戻すのかもしれません。



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