日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

菅直人が勝ちそうだ(-_-;)

2010-09-10 15:22:13 | Weblog
■菅氏の優勢揺るがず 小沢氏は広がり欠く  地方 民主党代表選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000112-san-pol

ここらへんの報道は意外と当たってしまうのが自民党総裁選などで僕が感じていた経験なのですが、情勢はどうやら菅直人氏が勝ちそうな雰囲気ですね。

クリーンな政治家と、ダークな政治家の報道構図は、小泉純一郎VS亀井静香の時の総裁選と、ほぼ同じものと思われます。

亀井さんの総裁選の時は、闇金業者の政治献金なんて報道だけで、そうとうやられてしまいましたが、たくさんいる献金者をいちいち興信所にかけられる政治家など皆無なのに、当時は、そこまでやるかって気がしました。

それに、自民党総裁選も、民主党代表選も、公職選挙法の対象外ですからどんな卑怯な手を使ってもやりたい放題ですから。

しかし、国民にとってはこれほど政策が違って、自分らの運命もかかっている大事な選挙もないわけです。

僕は、そんなに菅直人が嫌いというわけではないのですが、平時の政治家であって、このような経済危機に対応できる有事の政治家ではないと思うのだけどなあ。

マスコミの官僚たたきは、かつての農業過保護を言われた時に農家だったので、よくわかるのですが、農業たたきで農家を潰して、銀行業や保険業たたきで金融業を潰して、クロヨン批判で自営業を潰して、公共事業批判で建設業を潰して、最後は官僚たたきで日本を潰すだけのような気がします。

同じ日本人同士を対立させて、潰しあいをさせているのは、(コメの輸入だけではなかった)かつてのガット・ウルグアイラウンド交渉の要求を忠実に外交圧力遂行をしているだけだと思うのですけれど。

まあ、菅氏は世襲制とは関係の無い人間で、東京都出身の政治家というのは首都圏の人間だけではなく、純真まっすぐな日本人には、とても人気があるのですが、東京出身者に、地方の荒廃した経済への感情移入が本当にできるのでしょうか。

僕は、いちおう首都圏である千葉に来て20年以上になりますが、北海道の稲作農家の気持ちが分かる人間には、一人も会ったことがありません。

もっとも介護職には力を入れてくれるそうで、製造業と、建設業と、地方の皆様はご愁傷様としか言いようが無いのですが、つくづくこの介護業界は安定していると思いますよ。(この業界しか知らない職員は、不満だらけですが)

さて、今日のニュースで9.8兆円の追加経済対策とありましたが、政府が出資するのはたったの9,150億円だけだそうです(笑)

まあ、事業規模の数字で9.8兆円なのだそうですが。

10兆円近くもの財政出動があれば、単純計算で10兆円÷日本のGDP500兆円で、最低2%の経済成長になるはずなのですが、0.3%しか景気対策にならないというのでおかしいと思っていたのですよ。

事業規模の数字なんて、そんな程度のものです。