日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

菅氏の勝利-職場の感想

2010-09-14 23:27:51 | Weblog
「介護保険と、給料上げてくれればいいね!」

これが菅氏勝利後に、グループホーム職員同士で話されていた会話です(笑)

菅氏は、介護の雇用創出で景気対策をするらしいですが、一に雇用、二に雇用とは言っも、給与を上げるとは言っていません。

介護職の給与は夜勤シフトの特養やグループホームで手取り15万円、デイサービスで12万円、ホームヘルパーで10万円といったところでしょう。

これからは貧乏の量産というよりは、低待遇の業界に、円高で負けた工場や、公共事業費削減で潰れた建設業の人が介護職に転職するということになるわけです。

これはただの就職トレンドというものではなく、野郎の職場の人間たちが、介護利用者の大半であるお婆さんの介助をするということですから、簡単に言えば、男がお婆さんの性器と対峙しなければならない異性介助が急増するわけです(←介護とはそういうこと)。

まあ僕のような優しい色男になら身を任せてもいいというお婆さんは多いのですが、たいがい一般のお婆さんは、男性の介助について拒否をするのが現状です。

スウェーデンのように、小学校から性教育をみっちりやって、フリーセックスな社会なら、男性介護員に抵抗もないのですが、日本の場合は恥の文化ですから、まだまだ時間がかかるでしょう。

さて、今までは目的意識を持って介護職を選んできた人が大半でしたが、ただただ就職のために介護職を選んだ場合は、性的虐待、暴力、行動拘束、言語虐待、金銭搾取などが急増してゆくことでしょう。

ブルーカラーなんて荒っぽい人間が多いので、どうなっても知らないよ(笑)

そもそも、「コンクリートから人へ」といっても、コンクリートほど人に優しいものはないわけで、ダムや、河川、港湾など、かつての伊勢湾台風のような死者数は河川の整備で出てこなくなりました。

最近のゲリラ豪雨などをみると、もっとコンクリートを増やさなければならないと思いますが、コンクリートのおかげでどれだけの人の命が助かっているかと思います。

まあ、いいや。

今回は、小沢氏の負けは負けです。

小沢氏は今までのように、党を割って出て行こうとすると、負けた人間のワガママもいい加減にしろと言われるでしょう。

小沢さんも、亀井さんも引退の可能性の方が高いかな。

経済オンチの菅氏勝利で、さっそく円高が更新して、株価も連日下落していくのを、サディスティックな視線で見つめていくのも一興でしょう。

おそらく明日以降の菅総理は、格好つけて、協調介入無しの、単独為替介入を強引にやってしまいそうです。

ドル買いユーロ買いをちょこまかやっても、一時的には円安になりますが、世界不況の現在は、貿易黒字国なのにふざけるなと世界中から罵声を浴びられるでしょう。

円安誘導に本当に有効なのは、日銀に国債を買わせること、証券の買いオペ、政府貨幣発行による大型財政出動でしょう。

しかし、今回いいとことまで行っていた無利子国債の発行が流れてしまうのは、惜しかったなあ。

それとも、約半数いることが分かった小沢支持者が党を出て、自民党と結託すれば安定政権になるのですが、今年中に、もうひと騒動あるのでしょうか。

どの道、参議院の方が重要になっている現在の国会運営が分かっていないようでは、話になりません。

直近の自民党政権のねじれ国会とは違って、2/3の衆院再決議ができないのですから、野党案を丸呑みしなければ何にも法案が通らないのです。

これからしばらくは菅総理の下に、野田、前原、枝野を中心とした増税グループが要職になるのでしょう。

心を無にして、介護職をやっていくしかないですね。