日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

今日は、お休み。

2010-04-14 13:44:34 | Weblog
今日はお休みですけど、5時半から介護の講習なので、そんなにのんびりもしていられません。

リネンの交換や、掃除の仕方をみっちり教わったので、休みの午前中でも体が動いて家の中がだんだん綺麗になっていきます。今後、料理をパーフェクトに覚えてしまえば、外食などする気になれなくなるでしょう。

新しい職場の女性は看護婦なので厳しいですが、たぶん、それだけの物をもっているので、学べるものも多いでしょう。

ちょっと思ったのは、女性ばかりの職場は女性にとってもストレスだと思いましたね。擬音にして現すとネチネチ、グジュグジュてな感じ。

人によって違いますが、男が気にしないようなことを、ものすごく大事に思っていたりしますから、まあ男としての距離をしっかりとって、女性の欠点に付き合わないことが長続きのコツだと思いました。

気の毒に同期で働き始めた新人の若い女性は、人間関係で、物凄く悩んでいるようでしたね。

さて、民主党がやろうとしているように、介護が景気対策になるかどうかですが、前職が看護婦であったり、銀行員であったり、スチュワーデスであったり、一部上場企業の役員であったりする介護資格MAXのプロフェッショナル集団が切り盛りしているので、そんなに簡単な仕事でもないです。

介護は仕事探しをしている人にとっては最後の手段のように考えている人もいるようですが、実際の仕事量はやや多めで、体の弱い老人を扱う責任は重くて、なおかつ極端に安い給料で生活できる術も身につけなければならないので、これを続ける気力的&職能的なハードルは高いです。

あと思ったのは、サービス業は思ったほど効率がよくないです(介護だけか?)。

製造業は、無人ラインが可能なほどにオートメーション技術が熟成していますが、サービス業に必要な掃除ロボットの開発が遅れていますし、記入書は未だに手書きですし、人員は多く感じますし、オフィスオートメーションがうたわれて長いのに、作業標準書と共通文書フォームが必要なのに臨機応変にやれというし、マニュアルを作らないのに人が育たないとかいうし、役所との文書交換も投函でやっていますし、第一PCトラブルに弱い人が多い。

まあ、仕事が効率化されていないのは欧米人にいつも指摘されるところでもあるのですが、徹底して合理化してしまえば、ユニクロやアマゾンのようになって、それでは働く場所が無くなるからだといえば、それはそれで気持ちはわかります。

民主党のもう一つの景気対策である農業についていえば、のんびり農業をやりたいと馬鹿なことを言っている人もいますが、農業経験者でもある僕に言わせると、あんなに忙しい仕事もありませんからね。

ま、景気対策をする職種を、ハードルの高いところにもうけてはいけないと思いますし、かつては中卒や、特殊学級の卒業生を受け入れていた民業の、景気をよくするのが一番の福祉政策だと思うわけであります。

もう一点いうのを忘れていたのは、介護保険を受けている利用者は、食うや食わずで働いている我々よりも、けっこう安定した生活を送れているということ。

たいがいのお年寄りは、家持ちで、貯蓄と年金収入があるので下手なサラリーマンよりも生活は裕福ですね。

介護の利用者は比較的安定しているので(働く人は安定していませんが)、そんなに心配いらなかったかも知れません。

中国は世界で一番の技術なんてなくても日本を追い越してしまいましたが、高度な技術を必要としない事業を起こすのが、本当の景気対策ですわ。

もっと公共事業やれ、公共事業!