賃金が上がっていない状況下における4月の消費税増税によって、リーマン・ショック以上の経済インパクトが起きています。
4月5月の急降下ですめばいいのですが、7月以降の経済状況は、もっと酷い結果が出る可能性があります。これを見て政府は大急ぎで補正予算を組まなくてはならないのですが、もう国会は終わってしまいました。
歴史的な大恐慌前夜なのに、テレビはアベノミクスで景気が良くなるという以外に、な~んにも報道していません。それどころか、景気イメージを壊されないように、東京ガスの就活で困っている学生のコマーシャルが放送禁止になりました。
リーマン・ショックで何が起きたかを皆さん思い出して下さい。
あの時は、アメリカのサブプライムローン破綻、リーマン・ブラザーズ倒産、日経平均株価は1万2千円→7千円へと42%の下落、日本の製造業部門での大規模リストラが起きました。
サブプライムローンにあまり手を出していなかった日本はまだ被害が小さかったのですが、今回は日本発の大不況になるという話です。
いま東京では、毎日のように電車の飛び込み事故が起こり、精神不安定になった人たちが脱法ドラッグで毎日どこかで交通事故を起こし、生活費の足りない分をサラ金から借り入れる人が増えて、非正規雇用増加政策で収入が大幅低下しています。
リーマン・ショックの時は、リストラで楽になった大企業と、就職斡旋企業のパソナだけが大儲けをしました。
経済財政諮問会議の復活と、産業競争力会議に竹中平蔵を起用することで、それとまったくおんなじことが起きようとしているのです。
皆さん大人しいですが、こういうの、腹が立ちませんか?