(ポイント)
・40キロも離れている福島県飯舘村で、チェルノブイリが退去移住とした土壌汚染以上の数値が検出された。
・多くの避難住民は20キロ~30キロ圏内に止まったままである。これはソ連政府の対応よりも悪い。
・数千人の決死隊に火消しをやらせたチェルノブイリの放射能放出は、10日程度で収まったが、日本の場合、検査装置を恐る恐る使いながらの復旧作業なので、野ざらしが一向に改善されない。
・格納容器があっても、圧力ゼロの容器があるので外圧と同じ。それが外部に洩れている。
・短時間でレベル6まで上がってきたので、最終的にはチェルノブイリ級に引き上げられると思われる。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240465.html
国際原子力事象評価尺度(INES)は、1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」を数万テラベクレル以上の放出と定義する。実際の放出量は約180万テラベクレルだったとされる。今回は少なくともそれに次ぐ「レベル6」(数千~数万テラベクレル)に相当する。
経済産業省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の1~3号機の暫定評価を「レベル5」と発表したが、今後放出量の見積もりが進めば、再検討される可能性が高い。
土壌の汚染は、局地的には、チェルノブイリ事故と同レベルの場所がある。
原発から北西に約40キロ離れた福島県飯舘村では20日、土壌1キログラムあたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た。県内で最も高いレベルだ。京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると、1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという。
チェルノブイリ事故では、1平方メートルあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象となった。チェルノブイリで強制移住の対象となった地域の約6倍の汚染度になる計算だ。今中さんは「飯舘村は避難が必要な汚染レベル。チェルノブイリの放射能放出は事故から10日ほどでおさまったが、福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」と指摘した。
・40キロも離れている福島県飯舘村で、チェルノブイリが退去移住とした土壌汚染以上の数値が検出された。
・多くの避難住民は20キロ~30キロ圏内に止まったままである。これはソ連政府の対応よりも悪い。
・数千人の決死隊に火消しをやらせたチェルノブイリの放射能放出は、10日程度で収まったが、日本の場合、検査装置を恐る恐る使いながらの復旧作業なので、野ざらしが一向に改善されない。
・格納容器があっても、圧力ゼロの容器があるので外圧と同じ。それが外部に洩れている。
・短時間でレベル6まで上がってきたので、最終的にはチェルノブイリ級に引き上げられると思われる。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240465.html
国際原子力事象評価尺度(INES)は、1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」を数万テラベクレル以上の放出と定義する。実際の放出量は約180万テラベクレルだったとされる。今回は少なくともそれに次ぐ「レベル6」(数千~数万テラベクレル)に相当する。
経済産業省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の1~3号機の暫定評価を「レベル5」と発表したが、今後放出量の見積もりが進めば、再検討される可能性が高い。
土壌の汚染は、局地的には、チェルノブイリ事故と同レベルの場所がある。
原発から北西に約40キロ離れた福島県飯舘村では20日、土壌1キログラムあたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た。県内で最も高いレベルだ。京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると、1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという。
チェルノブイリ事故では、1平方メートルあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象となった。チェルノブイリで強制移住の対象となった地域の約6倍の汚染度になる計算だ。今中さんは「飯舘村は避難が必要な汚染レベル。チェルノブイリの放射能放出は事故から10日ほどでおさまったが、福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」と指摘した。