日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

亀井救国内閣について。

2011-03-07 09:21:04 | Weblog
昨日のテレビ番組で石原真太郎が、「亀井にやらせたら、ぜんぜん違うよ」と言っていましたが、もっと早く言え馬鹿! と思いました。

僕が亀井勝手連で「亀井さんを総理大臣に!」と応援していた、自民党総裁選が2003年9月20日ですから、かれこれ8年にもなるのですねぇ。遠い目。

あの時の石原都知事は、弟分の亀井さんよりも、親戚筋の小泉純一郎を支持する姿勢をとっていたのですが、本当にくだらない男でした。

小泉によって、所得税と住民税の割合が大幅に変更されて、住民税は貧乏人も金持ちも同率という一律10パーセントに変えさせられました。所得税の割合を減らされた分、国の再分配がなくなったので、中央官庁や企業の本社や大学が集中している東京都の財政は、たやすく黒字に転換。

石原真太郎は、新東京銀行が破綻しようがふところはホクホク状態でした。

東京都がお金を回さなくてよくなった分、地方財政は惨憺たるもので、物凄いリストラ主義の市長やら、芸人やらを知事にしてしまうようなヤケクソな行政がその後全国のあちらこちらで、見られることになりました。

あれから日本にとって、本当に無駄な時間が費やされました。

民主党はといえば、悪名高い大店立地法には一切手をつけないで、消費税増税にひた走るイオンの回し者岡田幹事長が、亀井救国内閣を鼻で笑っていましたが、国民は笑ってはいけません。

予算関連法案が通らないと(自民党は政権をひっくり返すチャンスなので国が滅びようが連携に応じさせるのは難しいのですが)、予算の40%が通らないので、物凄いデフレインパクトになるでしょうが、こんなのは昨年の参議院選で菅直人が消費税増税を叫んでいたころから、予想できる事態でした。

地方に予算が回らなくなるとどうなるか(中央官庁は自分たちの取り分を先に取るのでしょうが)。地方公務員給与が支払えなくなるとか、各種行政サービスがストップするのでしょうが、人々は今まで以上に節約しておくとか、戦争以上の非常事態に備えておいた方がいいです。

民主党が、これほど落ちぶれたのは小沢問題などではなく、参院選を大敗させた菅直人の全責任なのですが、こんなの総理がコロコロ変るのはよくないとか、言っている場合ではないです。

どのマスコミもスルーしていますが、参議院で過半数を取ることは、衆議院で過半数を取ることよりも、ずっと大切なことなのですね。

民主党はこのまま行くとジリ貧ですし、自民党の谷垣氏も消費税増税主義者です。

どう考えてみても、今の日本に危機感を持っていて、どの政党にもパイプを持っていて、何度も連立内閣を作った経験のある政治家など、亀井静香さんしかいないでしょう。

亀井救国内閣と、予想される積極財政は、日本が世界の三等国に陥らないための最後のチャンスなのですから、皆さん声を大にして応援しましょう。